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〇〇を満たすことが、精神的な健康の秘訣

「人は、感情を満たす為に生きている…」

あれは確か、2014年の
夏のことだったと思います。

「クロムウェルの鎖聖書」

と呼ばれる秘伝書に記された、
心を癒し、強化する教えを
伝授するプログラムの中で…

私は、人が生きる原動力である

「感情を満たすこと」

の重要性をお話しました。

我々が日頃から取っている
行動の全ての根源は、

「感情を満たすこと」

にあります。

この原則は人類共通のようで、
昔も今も、世界中のどの国でも
この教えは存在します。


例えば我々は、美味しいものを
食べるのが好きです。

美味しいと言われる食べ物の為に
わざわざ遠くまで出かける人や、
何時間も行列待ちする人もいます。


では、どうして我々は
そんな行動をとるのでしょうか…?

。。。

恐らく、

「美味しい!!」
「私は体験した!!」
「たどり着いた!!」

といった、あの食べた瞬間の
湧き上がるような喜びの感情を
味わいたいから、だと思うのです。

「栄養がタップリだから…」

とか、

「これで病気が治るから…」

とか、

「アンチエイジングで…」

という理由で並んでいる人も、
もしかすると少しぐらいは
いるかもしれませんが…

そういう目に見えた結果を求めて
並んでいる人は、少ない筈です。

あくまでも私の知る限りですが、

「美味しい!!という
 感動と喜びを味わいたいから」

「Instagramで自慢したいから」

つまり、何らかの感情を満たす為に
行動している人が圧倒的に多い訳です。


私も、ちょうど15年程前の冬…

雪が降る寒い季節に、
関西ではかなり有名な

「小山ロール」

というロールケーキを買う為に、
わざわざ遠くまで行って、
並んで買ったことがあります。

あれもまた、

「小山ロールゲット!!」

という満足感と達成感を手に入れ、

「美味しい~!!」

という喜びを仲間と共有し、

「どうだ、私のお陰だぞ!! 
 私が買ってきたんだぞ!」

という自己重要感を感じる為に
時間と労力を使っていたような
気がしています。

ちょっと状況は違っても、
似たようなことをしたことがある人は
多いのではないでしょうか…?


要は、我々の行動は基本的に全て、

「感情を満たす為に行われている」

ということです。


大事なことなので、繰り返します。

我々が時間やお金をかけて
何かに取り組む、その根源には…

「何らかの感情を満たしたい」

という意識があるのです。

それは満足かもしれないし、
不安や恐怖を取り除いて、
安心したいからかもしれない。

あなたが今、時間や
労力をかけて取り組んでいる
あのことも、きっとそうです。

仕事…
趣味…
活動…
勉強…

あなたが行動するその根源には、
目指すゴールのその奥には、

「何らかの感情を満たしたい」

という願いや気持ちがある訳です。

ここに気付けたら、
今まで見えなかったものや

「自分を行動させる物の正体」

が明確に見えてくるはずです。


これは別に、私が勝手に
言っていることではありません。

昔から、世界中で
同じように言われていることです。

「人は、感情を満たす為に
 生きているのだよ…」

古代ギリシャの賢者も中国の仙人も、
口を揃えて同じように言っています。


この、我々が持っている
深層心理のメカニズムを理解すれば…

自分の本心だけでなく、
家族や他人の本心もハッキリと
見えてくるようになるでしょう。

「自分や人に対する理解が深まる」

こう考えるといいかもしれません。


では、ここであなたに
1つ、質問をします。

「あなたは毎日、
 自分の感情を満たせるような
 習慣を行えていますか?」

。。。

。。。

。。。

いかがでしょうか…?

この習慣が身についていれば、
過剰なストレスを受けても
精神面から健康を損ねる、
という心配はいりません。

けれども、もしあなたが

「自分の感情を満たしてあげる」

という習慣を持たないまま、
真面目に頑張っていると…

あなたは、ガソリン補給せずに
ひたすら走り続ける車のごとく、

やがてどこかで、ガス欠に陥り、
パワーダウンしてしまったり
止まってしまう可能性が高いのです。


私は、健康を語る立場にしては
やりたい放題生きている方です。

「ステーキを食べに行きましょう!」

と言われると、

「行きます!」

とすぐ誘いに乗りますし、

「美味しいケーキがあるよ!」

と言われると、全部いただきます。


時にはドラマを一気に見きる為に、
深夜3時まで起きたりもしますし、
睡眠時間を削ってみんなと一緒に
遊ぶこともあります。

けれども、日頃は体が喜ぶ習慣を
意識して続けているので、平気です。

いや、むしろたまには羽目を外して
やりたい放題した方が、
精神的に健康でいられるのです。

昔の人はこれを

「ハレとケ」

と表現したそうですが、
この概念は健康でいる為に
非常に大切だと思っています。


よく、

「健康を語る先生たちって、どうして
 あんな不健康そうなんでしょうね?」

と不思議そうに聞かれますが、
彼らは心の栄養が足りないのです。

つまり、

「感情を満たせていない」

のではないかな…?と。

100%正しいとまでは
断言できませんが、
彼らを観察していると
そう感じることが多いです。


これはあくまでも、私の持論ですが…

一度きりの人生を悔いなく、
思いっきり楽しむ為に
健康が必要な訳であって、

「健康の為に楽しみを我慢し、
 守りに入って刺激のない
 つまらない人生を生きる」

というのでは、あまりにも勿体無い。

そう思っているので、
日頃はある程度きちんと、
体の調子を整える習慣を
過ごすようにアドバイスしつつも…

「楽しむときは、罪悪感など
 吹っ飛ばして思いっきり楽しめ!」

とハッパをかけています。

そうやって、たまには自分の
好きなことをして、自分の感情を
思いっきり満たせばいいのです。


大人になると、責任感だとか
義務感で、自分の心を殺して
仕事をしている人が増えます。

言いたいことも言えず、
嫌なことも我慢してやらないと、
生活が成り立たない。

そんな人は多いと思います。

もしその上、健康の為に

「あれダメ、これもだめ!」

と、顔が土気色の先生だとか
シワシワ、よぼよぼの先生に
食事や生活習慣まで制限されたら…

普通の人なら、ストレスまみれ。

もはや、何の為に生きているのか
見失ってしまうかもしれません。


ですから、そうならないように、

「感情を満たす」

ということにもっと
フォーカスしてください。

「どうして、毎日無農薬の
 野菜を食べて、早寝早起き、
 運動もしているあの人よりも…

 昼まで寝て、好きなモノを食べて
 やりたい放題しているあの人の方が
 健康そうで楽しそうなんでしょうか?」

あまりにも理不尽だ、
神様のいじわる!!というこんな訴えを、
私は何度も受けてきましたが…

その答えはいつも、

「そりゃあ、感情を満たして
 心のエネルギー満タンだから、
 生命力が高いんじゃないですか?」

でした。

この私の答えに秘められた理由…


以前、私に質問してきた人も、
今回はじめてこの話に触れた人も、

「何となくでいいので」

今回の話から
感じ取ってもらえると幸いです。


「栄養が満たされていても、
 感情が満たされていない人」

は不健康なままですし、

「栄養が少々足りなくても
 感情が満たされている人」

は健康をキープできます。

この事実は9年近く、
何度も繰り返し見てきて
確かめたので、間違いありません。


もちろん、

「食事や毎日の生活習慣に
 気を遣うことは、無意味だ」

「やりたい放題して
 感情さえ満たせていれば、
 何をしても何を食べても平気だ」

と言っている訳ではありません。

生活習慣という土台が
しっかりできている上で
感情を満たすのが一番です。


ただ最近は…

日々の生活習慣は
きちんとできているにも関わらず、

「感情を満たす習慣」

がスッポリ抜けている為に、
損している人が増えているので…

楽しみながら、より健康に
長生きしてもらう為にも、

「感情を満たす習慣が
 とても大切なんですよ」

という秘密をシェアしました。


理想的なのは、毎日の習慣の中に
感情を満たす習慣や時間を
組み込めることです。

が…

まずは週に1回、週末や
仕事が休みの日でもかまいません。

「今日は感情を満たすぞ!」

という視点で、ちょっと意識して
行動してみてください。


例えば…

美味しいものを食べる。

好きな人と時間を過ごす。

好きな場所に旅に出る。

趣味に打ち込む時間を作る。

言い方を変えれば、

「自分がいい気分になれること」

であれば、何でもいいでしょう。


感動する本を読むとか、
感動する映画を見るのもいいです。

私は今月、昔感動した映画を
何本か見ましたが…

「シラノ・ド・ベルジュラック」
「いま、会いにゆきます」
「クリスマスキャロル」
「陽のあたる教室」
「ダンシング・ヒーロー」


あたりは、今改めて見ても
新しい気付きや感動があって、
心が満たされるだけでなく
いい成長の糧になっています。


私がかつて教えを受けた先生も、

「昔、自分が観て感動して
 心に残っている映画や本を
 もう一度見ると、いろんな
 発見があって成長できますね」

と教えてくれたので、
私は自分の感情を満たす習慣として

「昔、感動した映画を見る」
「昔、感動した本を読む」

という習慣も続けています。


他にも…

好きな音楽を聞く、
好きな香りを嗅ぐ、
肌触りのいい素材の
シーツやタオルを使うなど…

「視覚」
「嗅覚」
「聴覚」
「味覚」
「触覚」

という五感を通じて、
自分の感情を満たす習慣を
取り入れています。


私はコーヒーが好きで
自分で豆をガリガリ挽いて
コーヒーを入れますが…

その時に広がる
コーヒーの香りを嗅ぐと、
体がリラックスしてきますし、
気持ちも落ち着いてきます。


ですから、

「今まで意識してそんなことを
 やったことがないから、
 何をすれば自分の感情を
 満たせるのかわからないぞ」

という人はぜひ、

「自分の五感を満たすこと」

を意識して習慣にしてください。


きっと、あなたの心のエネルギーは
常に満たされるようになり、

心のエネルギーが満たされることで
自然に体のエネルギーもアップし、
心身ともに元気な状態で毎日を
過ごせるようになるはずです。

以上、今回は

「感情を満たす習慣」

というテーマでお話しました。

まずは1つでもいいので、

「あなたの感情を満たす習慣」

に取り組んでください。

では、また。


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