子連れワーケーションに挑戦した話① 全体編
夏の始めに、八ヶ岳でワーケーション(もどき)してきました。オリンピック前、緊急事態の形式的狭間に。
実は八ヶ岳に夫の親戚が別荘を持ってまして。前から「せっかく頑張って管理してるからぜひ使ってー!」と言ってもらっていたんです。
暑い夏、コロナ禍であちこち行けない、夫くん在宅勤務、わたしフリーランス、別荘を勧められている、子ども達に夏の思い出を…って考えたらすべてが”ワーケーション”で繋がったので企画しました。八ヶ岳に籠って過ごせるところがあるならぜひやろう!と。
コロナが落ち着いたら同じようなことを計画する方も増えると思うので、私の経験をシェアします。お役立てください。
生活と仕事の環境を一気に整える
ふつうの旅行なら数日間過ごす準備をするだけですが、今回のワーケーションでは”生活をまるごと持って行く”という感じでした。
まず衣食住。冬物パジャマからお米まで。しかも大人から1歳児まで。えっ虫よけもいる?それとも湯たんぽいる?ってくらい手探りで準備しました。湯たんぽは要らなかったけどフリースは活躍したよ。恐るべし八ヶ岳。
食事は基本的に自炊でした。別荘とホテルの一番の違いはここかなと思います。料理グッズもお皿も我が家以上に揃ってるし、野菜は素晴らしく立派なものが安く手に入りました。適当に料理しても美味しい食生活。ステキ。
そして仕事。親戚に「Wi-Fi繋がりますか?」と聞いたら「au繋がるからたぶん大丈夫」という何とも言えないお返事だったので、念のためレンタル機器を用意して行きました。これが大正解。ソフトバンクすら繋がらない山奥だでしたから、機器がなければ数日ネット孤立するところでした。ふぅー。
子どもの居場所どうするの問題
最後まで苦労したのが「仕事してる間、子どもはどうするの?」という問題でした。これは別記事にまとめましたのでよかったらこちらをご覧ください。
こっちの記事にも書きましたが、ワーケーションを推進したい自治体の方は子連れ環境を整えるといいんじゃないかと思います。ぜひぜひよろしくお願いします。
シェアオフィス:八ヶ岳コモンズ
上記のようにネットが使えるか分からなかったので、念のためシェアオフィスも調べていきました。結果的には家でも仕事できたのですが、せっかくなので1日だけお邪魔しました。いろいろと素敵な場所があったなかで、今回は一番近かった八ヶ岳コモンズへ。
こちら、なんと学校の跡地です。つまり、めちゃくちゃ広い!!!※駐車場もたくさんありました。
しかも平日にお邪魔しましたから、貸し切り!!!!!これだけスペースがあればディスタンスとしても十分。
とはいえ学校にポツーンと一人なのも寂しいな…と思って、スタッフの方がいらっしゃる職員室で仕事しました。職員室で仕事…これもまたいい意味で違和感あって面白かったです。
この天井からびよんと垂れてるコンセント、懐かしいー。家庭科室とかにあったなぁ。
風は気持ちいいし、窓の外の緑もきれい。もちろん静かで集中もできる。え…なんだろうこれ、最高…。
ワーケーションについて”いつもとは違う環境でクリエイティブに”というようなコピーをよく見ますが、なるほどこういうことかと思いました。いつもは使わない思考回路にスイッチが入るというか。ふと目を上げた先に雄大な山が見えるだけでも心の風通しがよくなる感覚。
この日は進めるタスクを用意して行っちゃったので基本的に作業でしたけど、企画作ったりプレゼン内容考えたり、じっくり考える系のことするのにもいいかもしれません。次の機会にはそういう時間に充てたいです。
最高に可愛い癒しのスタッフ?登場
そして段々と調子が上がってきたころ…ウィーンという機械音が。ん?
わーーー!ラボットくんじゃないか!!可愛いな!
上目遣いーー!えー!どうしよう、そんなん…そんなん抱っこしない訳にいかないじゃないかー!
いや、別に「あ、ラボットだな」ってするっと仕事に戻ればいいんでしょうけどね。なんとなく、この仕事してる横まで来て上目遣いされる姿が1歳児の次男のようで放っておけませんでした…。抱っこすると温かくって気持ちいいんですよ。。次男と違ってパソコンいじろうとしたりしないしね…最高に癒されました…。しばらく戯れちゃった。
まとめ
という訳で。別荘とシェアオフィスの力を借りて八ヶ岳ワーケーション達成しました。最後に今回感じたワーケーションの課題点を挙げておきます。
①やっぱり、子どもの居場所を確保するのが難しい。
②ホテルなどのプランだと高い。低価格で滞在できる仕組みがあるとありがたい。
③シェアオフィスが閉まるのが早い。いつものテレワーク気分で遅くまで仕事しないように切り替える。
ちょっと前に「ワーケーションって、休暇中も働けってこと!?」という声が出ましたけれども。(政府が言い出す前からこの言葉を知っていたので「あちゃー」と思って見てました。伝え方だいじ)どちらかというと「どっちも楽しんでね」というものかなと思ってます。
前に書いたように私はA面もB面も混ぜて過ごすライフスタイルが快適なので、ワーケーションは特に違和感なく積極的にやりたいタイプでした。ここを分けたい方には何か引っかかるのかな?AもBも混ぜた時間過ごしてみたい!という方のスタートにもいいかもしれません。
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