すげ替え
ここ数年、気になる言葉がある。
「~となっております」だ。
自分自身、正しい日本語・敬語が使えているとは思っていない。
だが昭和を生き、少なからず百貨店で接客をしてきた者からすると違和感が拭えない。
そういえば、少し前は「~になります」や「~のほう」が多かったな。
正しい敬語ではない論争が起こってから、聞く機会が減ったのかもしれない。
それと入れ替わるように「~となっております」の勢いが増しているように思う。
では「~となっております」はどんなときに使われているのかを考えてみた。
すると、驚きの結果が導きだされた。
そういえば、最近「~でございます」を聞かないな。
そう!まさにそれだ!!
「~でございます」が「~となっております」にすげ替えられているのだ。
妙にすっきりした。
こうやって言葉は変化していくのだな。
昔の人からしてみれば、現代の日本語など訳がわからないだろう。
と思うと共に、次はどんな変化がもたらされるのか、が楽しみでもある。
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