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大雑把

先月4年ぶりにイベント出店の為に札幌へ行った。
空港でチーズの1つくらい買って帰るかと、お店を覗くと4年前の何倍もの種類が揃っていた。
世界的にも北海道のチーズの知名度が上がっているらしいので、なるほどと感嘆した。その中から、白カビのと青カビの1つずつ購入。

カビものチーズは賞味期限が切れてから食す、が私の信条になっている。
まだ白?青?くらいの知識しかない若かりし頃に、チーズ売り場で出会ったプロフェッショナルな方に、チーズパーティーにお招き頂いたことがある。
そこで出会った舌の肥えた方々の持ち寄った《賞味期限より遥かに行き過ぎた代物》を味わってしまった。
「日本の賞味期限ではまだまだ若いわよね」
「白カビの中でなんでカマンベールだったのかしら、もっと食べやすいものがあるのに」
それからはカビものチーズを食す度、この時のことが頭をよぎるようになった。

そして、賞味期限を数日過ぎたところで食べてみた。
あの時の印象からすると、やはり若い。もっと置くべきだったか。

ブルーチーズ空。
ナッツのような、とあったが、香が洋ナシに近い。
食べていると鼻に抜けていく感じがバナナかというくらいフルーティー。
(あくまで私の印象です。)
これに合わせる洒落た料理など思い浮かばない。

もうひとつの白カビは、コバン。
カマンベールと名の付く代物よりも、すごく食べやすい。
ミルキーでやさしい味。
私のような白カビが得意でないものも包み込んでくれるくらい優しい。

そして、空のフルーティーさをいかに食すかといえば、パンしか浮かばない。
乏しい発想力!!
いつも配合は超適当、気分まかせ。
ライ麦少し多めくらいのカンパーニュ生地にシコロはちみつを練り込んだ。ドライいちじく・レーズン・くるみを加えたら間違いないだろう。
チーズは空・コバンに加え、常備しているステッペン&マリボーのシュレッド。
普通は1個ずつの分量で包むんだろうか、そこは大雑把な性格を存分に生かす。
どど~んと焼きあがったのがトップの写真である。
チーズが沸々と、すぐにでも頬張りたい!!(火傷するぜ)
はやる気持ちを抑えきれず、1食分をカットすると溢れ出すチーズ。
いやはや贅沢に最高でした☆

いや~うまいもんを食すと饒舌になりますな。


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