This Girl Laughs, This Girl Cries, This Girl Does Nothing

By Finegan Kruckemeyer | Directed by Niall Cleary | Set Design, Olan Wrynn

最後は心温まる感じに仕上げていた。ただ、一度子どもを捨てた父親が混じっているのが納得いかなかった。
正直長女役の方が好きすぎて話にあんまり集中できてないので内容が薄い今回。

あらすじ
Triplet sisters are left in the forest by their woodcutter father. From this fairytale beginning, three resolutions are made – one sister will walk one way, one the other, and the third will stay right where she is. Twenty years later, having circumnavigated the globe, and fought vikings, and crossed oceans, and tamed wilds, and achieved greatness, the three meet again, as women.
from: https://www.limetreetheatre.ie/show/this-girl-laughs-this-girl-cries-this-girl-does-nothing-bualadhbos/ 

*4人とも1度もはけない
1時間くらいの舞台で4人の役者が一度もはけず、つまり1度も暗転がなく、客に気を抜く間を与えないのは素晴らしかった。

*シンプルなセットの工夫
段ボール箱のようなものをいくつも使っていろいろなものを表現していた。部費が少なくて4つの大道具で、バーやベッドなどシーンによって使い分けたのを思い出した。工夫が素晴らしかった。

*照明の工夫があったがまぶしい
段ボールの一つに黒か金?か何かの紙が貼ってあって、太陽などを表現するシーンで、照明を反射させていたのはアイデア力に脱帽。
ただ、客席に反射させる時が(私がもともと光に弱いのもあるが)眩しすぎてしんどかった。

*舞台上の舞台
今回の舞台は舞台上にひし形にもう一つ舞台が設置してあって、そこでメインのシーンが行われ、ナレーターや、使わないセットなどは下の舞台に置かれるという形だった。その少しの段差で、そういう形をとっているんだなと客に理解させることが出来ると学んだ。

*海の中のシーン
このシーンが今回の舞台の中で一番すごいと感じた。音も水中のコポコポいうような音で、背景に薄い布のようなものを垂らしてあってそこに青い光を当てることで海を示していた。そして、定かではないが、多分舞台照明はすべて落としてフロントライトだけでやっていたのも薄暗さ(=水中)をうまく表現していたと思う。

*音楽のCI,CO
やっぱりこの国はCI,COが主流なのか?特に最初の2回が気になった。FIすればいいのに!と思ってしまった。もちろんCIが合うシーンはあったし、そのシーンではタイミングもあっていたので気持ちよかった。

今回は全体的に薄いな。最後をいい感じの姉妹愛みたいなものに持って行っていたので、日本の友達や家族に会いたくなった。
ただ、森に3姉妹を捨てた父親もその19年後の再会の場に受け入れられているのが嫌だった。

なにか特記事項思い出せば追記する。

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