【この曲がすごい！　Vol.3】ドラマー　五十嵐公太さん

川崎ゆかりのみなさんに楽曲をお勧めしてもらう「この曲がすごい！」。今回は伝説のロックバンド「JUDY AND MARY」のドラマーとして活動し、現在も幅広い音楽活動を続ける五十嵐公太さんにお聞きしました。

ジャンルを超えた音楽を聴いて感じて欲しい！

キングクリムゾン　RED

　小学生の頃は歌謡曲、フォークが主流で、中学生になるとKISS、エアロスミス、クイーンなどのロックにハマりました。中学3年の時ラジオから流れてきた、イングランド出身のプログレッシブ・ ロック・バンド「キングクリムゾン」の1978年にリリースされたアルバムのタイトル曲「RED」と出会いました。プログレッシブ・ロックとは、1960年代後半のイギリスに登場した進歩的、革新的なロックを意味します。「RED」は、インストゥルメンタルなのにとてもエキセントリックでエネルギッシュに感じ、今まで聴いてきた音楽と違う衝撃を受けました。

　初めてドラムを演奏したのは、中3の終わりに塾の仲間と結成したバンドでした。高校ではバンド活動をすることに規制が多く、逆にそれが音楽に没頭するきっかけとなりました。
　大学1年の時に初めて音楽の仕事でギャラをもらいましたが、その
時自分が演奏したカントリーミュージックより、聴こえてくるロックの方
がいいなと思ったのも事実です。
　現在はヴァイオリン&ドラムDUOを結成し、インストゥルメンタルを演奏する事が増えましたが、言葉が無い分、聴いた人が何を感じてくれるかを楽しみに楽曲を創っています。心を揺さぶる瞬間があれば良いですね。
　音楽大学で教鞭を取っていますが、幅広い音楽に触れる良い機会になっています。学生から得る新しい発見も、音楽活動の活力となり、多方面に目を向けることの大切さを感じています。

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五十嵐公太さん

ドラマー､作曲､音楽プロデューサー。伝説のロックバンド ｢JUDY AND MARY｣ のドラマーとして活動｡ 解散後幅広い音楽活動をつづけ、2023年 ヴァイオリン&ドラムDUO⭐Ralaのポッケ⭐結成｡洗足学園音楽大学などで後進の育成にも力を入れている｡　kohtaigarashi official web site