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001_竹弓とは?★


竹弓とは何なのか?を紹介する前に、合成弓と竹弓の違いについて簡単に紹介しておきます。
おおまかに分けると以下のようになります。


合成弓(グラス弓、カーボン弓)

■グラス弓

グラスファイバーと呼ばれるガラス繊維を使った弓です。
木材とグラスファイバーを組み合わせて製作されます。
芯材に竹を使ったグラス弓もあります。

■カーボン弓

カーボンファイバーと呼ばれる炭素繊維を使った弓になります。
グラスファイバーよりも軽くて反発力があります。
グラス弓よりも細く・軽い反面、反発力が強くなります。



竹弓(純竹弓、カーボン内蔵竹弓)

純竹弓というワードはありませんが、カーボン内蔵竹弓と区別するために使われることがあります。

■純竹弓(合成接着剤)

使用する素材は竹、木材、合成接着剤、の3つです。
最も基本の組み合わせになっています。
振動の少なさが特徴です。1年を通して使うことができます。
デメリットとしては、形が変わりやすいことです。

■純竹弓(ニベ弓)

使用する素材は竹、木材、ニベ、の3つです。
ニベとは、鹿の皮から生成した天然の接着剤になります。
ニベを使った弓は、竹弓の特徴である振動の少なさの極致です。
合成接着剤を使用した弓よりも手入れは難しいが引き味が柔らかい・寿命が長い、冴えが良いとされています。
一方で、夏場は使えない、価格が高い、形が変わりやすい、馴染むまで時間がかかる、などデメリットは多いです。

■カーボン内蔵竹弓

使用する素材は竹、木材、合成接着剤、カーボンシートの4つです。
竹と木材の間にカーボンシートを挟み込んでいます。
カーボンを内蔵することで矢飛びの向上と形の安定が見込まれます。
手入れをすることは前提ですが、形が変わりにくいことが特徴です。

どんな弓にもメリット・デメリットはあります。
価格だったり、反動だったり、握りやすさだったり、珍しさだったり、選ぶポイントはたくさんあります。
なにを選ぶかは自分次第です。
自分にマッチする弓を探すのも、弓道の楽しみですね♪


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