教育投資の費用対効果
はじめに
こんにちは。いつも弊塾ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は1980〜2020年のアメリカ社会のデータを元に、教育は本当に意味があるのか。即ち教育投資は費用対効果が高いのか。について書いていこうと思います。
※この記事は1980~2020年のアメリカでの調査結果を参考にしています。
日本との相関は100%でありませんので、参考程度にご参照下さい。
就業率
下の表はx(横)軸に教育期間、y(縦)軸に就業率を反映させています。
教育期間が長くなるにつれ就業率が右肩上がりになることから、上記2点には強い相関があることが伺えます。
日本の教育制度に落とし込むと
高卒⇨就業率61%
大卒⇨就業率75%
院卒⇨就業率83%
上記のような具合になります。
平均賃金
では、就業率でなく平均賃金はどのような相関があるでしょうか。
アメリカの場合は特に顕著ですが、学位が1つ上がると平均賃金が1.5倍程度上がります。
日本の場合これほど大きなカーブとはなりませんが、やはり日本でも学歴と給与の相関が存在します。
厚生労働省大臣官房統計情報部よりhttps://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/03.pdf
(これを書いてしまうと元も子もない話になってしまいそうですが)
昨今の社会では学歴に関係なく、個人の能力次第でお金を生み出すことができます。本記事は2020年までの統計データを参考にしていますが、2050年に同調査を行った際には学歴と給与に全く相関性が見られなくなることも考えられます。
平均寿命
下の表はx(横)軸に教育期間、y(縦)軸に寿命を反映させています。
見ての通り、教育期間が長くなるほど平均寿命が伸びることがわかります。
理由としては以下のことが挙げれれます。
教育期間が長い = 賃金が高い傾向がある
⇨保険に加入できる(万が一の時にお金がある)
⇨良い物を食べれる
⇨運動にお金と時間をかけれる
⇨安全な場所に住める(日本ではあまり関係ありませんが)
幸福度指数
最後に、幸福度指数との相関について紹介します。
下の表はx(横)軸に教育期間、y(縦)軸に幸福度指数を表したものです。
教育期間が短い人に比べ、長い人の方が自身の幸福度指数が高いと回答してることがわかります。
給料が高いため、自分の趣味等にお金を使えることなどが要因に挙げられると推測できます。
まとめ
平均賃金や幸福度指数など、様々な観点において教育投資の費用対効果はあると考えて良いでしょう。
今回の記事では教育資金との相関については触れませんでしたが、今後の記事では教育資金と子供の社会的成功についても書いていこうと思いますので、ぜひ楽しみにお待ち頂ければと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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