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【2025年度 最新】名古屋大学経済学部の編入試験を徹底解説|気になる難易度、倍率、対策方法は・・・!?

こんにちは、大学編入情報局です!
今回は、2025年度の名古屋大学経済学部の編入試験について、最新の情報をもとに詳しく解説していきます。名古屋大学の経済学部は全国的にも人気が高く、編入試験も非常に競争が激しいことで知られています。そんな名古屋大学を目指す皆さんに向けて、試験内容や倍率、対策方法など、必要な情報を余すことなくお届けします。ぜひ、この記事を参考にして、しっかりと準備を進めてくださいね。



筆者の紹介(名大経済合格者2名が監修)

2024年度神戸大学経済学部、大阪大学経済学部、名古屋大学経済学部をはじめ複数の旧帝大において3年次編入試験に合格しましたSと申します。現在はとある旧帝大の一つに通いながらオンライン編入学院で専属コーチをしています。TOEICは925点で出願し、神戸大学経済学部の本番試験では専門科目の経済学及び経済数学はおそらく満点、トップで合格を果たしました。実際の最新合格者が、どこよりも詳しく分析していきますので、よろしくお願いいたします。

大学編入試験特化予備校「オンライン編入学院」学長の國生誠です。受験生当時は名古屋大学経済学部および神戸大学経営学部に編入合格をいただきました。毎年1,500名以上の編入受験生を指導しています。また、オンライン編入学院における2024年度名古屋大学経済学部の合格者専有率は40%の実績を誇ります。

実際にオンライン編入学院を活用して、名古屋大学経済学部の合格を掴んだ先輩のインタビュー動画を載せておきます。


名古屋大学経済学部の魅力とは?

名古屋大学とは?

まず、名古屋大学について簡単にご紹介します。名古屋大学は、日本を代表する国立大学の一つで、東海地方における教育と研究の中心的な存在です。特に理工系の分野で強い実績を持ちますが、文系学部も高い評価を受けており、特に社会科学や人文科学の分野でも国内外から高く評価されています。

名古屋大学は、教育研究を通じて社会に貢献することを理念として掲げており、実際に多くの優秀な人材を輩出してきました。卒業生は、国内外の多くの企業や政府機関で活躍しており、名古屋大学の名を背負って世界に羽ばたいています。

経済学部の特長

その中でも、経済学部は特に人気のある学部の一つです。名古屋大学経済学部は、経済学と経営学の両方を深く学べるカリキュラムが整っています。学生たちは、経済学の理論をベースに、現代の経済社会で必要とされる分析力や判断力を養います。経済学部では、経済学だけでなく、経営学の分野もカバーしているため、ビジネスパーソンとしての知識やスキルも同時に習得できるのが魅力です。

また、名古屋大学経済学部は、研究面でも高い評価を得ており、最新の研究成果を基にした授業が行われています。これにより、学生は常に最先端の知識に触れながら学びを深めることができ、将来のキャリアに役立つスキルを身につけることができます。

経済学部のカリキュラムと研究分野

名古屋大学経済学部のカリキュラムは、多岐にわたる経済学の領域を網羅しており、学生はさまざまな分野で深い理解を得ることができます。具体的には、以下のような分野を学べます:

  • ミクロ経済学

  • マクロ経済学

  • 国際経済学

  • 公共経済学

  • 金融論

  • 経済政策論

さらに、経営学の分野では、以下のような科目が提供されています:

  • 経営戦略

  • マーケティング

  • 組織論

  • 会計学

  • ファイナンス

学生たちはこれらの科目を通じて、現代の経済やビジネス環境に適応できる能力を身につけることができ、実社会における問題解決能力を養うことができます。


名古屋大学経済学部の編入試験概要

名古屋大学経済学部編入試験の基本情報

名古屋大学経済学部の編入試験は、非常に競争が激しいことで知られています。特に、募集人数が限られているため、毎年多くの志願者がこの難関に挑戦しています。2025年度の編入試験における基本情報は以下の通りです。

試験日程と内容:

  • 試験日: 2024年11月1日(金)

  • 試験時間: 10:00 ~ 12:00

  • 試験科目: 経済・経営に関する基礎的な問題

経済学部編入試験では、2時間にわたって行われる筆記試験が中心です。試験では、経済学や経営学の基礎的な知識が問われますが、単なる暗記ではなく、それらをどのように実際の問題に応用できるかが重視されます。このため、日々の学習で理論的な理解を深め、実社会における適用力を高めることが合格へのカギとなります。基礎的な知識ではあるものの、名古屋大学の問題は幅広い範囲(経済学、経営学、マーケティング論、統計学、ファイナンス論等)からの出題があるため、第一志望で狙うなら、網羅的な学習が必要となってきます。

出願期間と出願資格

出願期間

2024年10月8日(火)から2024年10月11日(金)午後4時必着

出願期間は非常に短いため、事前の準備が必要です。必要な書類を揃え、早めに手続きを進めることが合格への第一歩です。書類提出が遅れると受理されないため、注意が必要です。

出願資格
以下のいずれかに該当する者が出願可能です。

  • 大学を卒業し、学士の学位を持つ者

  • 日本国内の大学で2年以上在籍し、56単位以上を取得した者

  • 日本の短期大学や高等専門学校を卒業した者

  • その他、教育機関の課程を修了した者

出願要件

  • TOEIC: 590点以上

  • TOEFL-PBT: 500点以上

  • TOEFL-iBT: 61点以上

  • TOEFL-CBT: 173点以上

帰国子女や留学経験で既にTOEFLを持っている、もしくは京都大学経済学部を第一志望に据えているためTOEFLを持っている、といったケース以外は、よっぽどのことがない限り、TOEICをおすすめします。

TOEFLはリスニング、リーディング以外にもスピーキング、ライティングも含めた4技能が必要になることと、昨今の円安の影響で受験料が1回あたり30,000~40,000円となかなかにハードルが高いです。

一方、TOEICはリスニングとリーディングの2技能で済む上に、1回受験あたり約8,000円程度で済みます。ただし、月に1〜2回しか実施していないのと、申し込みはだいたい1ヶ月半前には締め切られるため、出願ギリギリで間に合わないということがないようにしましょう。

これらのスコアに達していないと出願が受理されないため、早めに対策を進め、十分な語学力を身につけておく必要があります。

気になるTOEICの目標スコアと合格者平均は?

こちらの点に関しましては、合格者への独自調査により、2024年度最新の合格者の提出スコア情報を得ました。ただし、12人中7名(8名入学)による回答情報です。※過去合格者観測情報(2023年度以前)の情報も一部あり

こちらの内容は通常オンライン編入学院受講生のみに共有している内容であり、本気で名古屋大学に合格したい!という方だけにお届けしたい内容となっておりますので有料とさせていただきます。"記事の一番最後に"設置しておりますのでご希望の方のみご覧ください。


試験内容と過去の出題傾向

過去問情報より大学編入情報局独自作成

経済学の基礎理論に関する問題

各年度において、経済学の基本理論を問う問題が必ず出題されています。特に、2024年度のソロー成長モデルや2022年度の外部性の問題など、具体的なモデルや理論に基づく問題が多いです。これにより、理論の深い理解だけでなく、現実社会にどのように応用できるかが問われる傾向にあります。

2023年度には、リカードの比較優位説など古典派経済学の基礎的な概念が問われ、経済学理論の根本的な理解と応用が試されました。したがって、基礎理論の確実な理解はもちろん、それを現実の経済状況に応用する力を養うことが重要です。

統計学と経営分析の要素

統計学に関する知識は、近年の試験でますます重要視されています。
2024年度の問題では、確率論や統計的推定に関する問題が出題され、特にデータ分析や仮説検定の知識が必要とされました。また、2022年度には実際のビジネスシナリオに基づいた統計的分析が求められており、現実世界での応用力が試されています。

これらの統計的分析は、ビジネスや経済活動における意思決定の根幹を成しており、試験においてもその重要性は増しています。

経営学に関する問題

2021年度2022年度の問題では、経営学の理論や分析手法に重点が置かれています。
特に、2021年度にはPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)に関する問題が出題され、マーケティングや戦略管理に関する理解が求められました。PPMは、製品や事業の成長性や市場シェアを分析し、経営戦略の判断材料として活用されるため、これを理解していることが非常に重要です。また、2022年度には、ビジネス上の戦略や経営理論に基づくより深い分析力が問われました。

形式の変化と難易度

全体的に、近年の問題はより実践的な内容にシフトしています。具体的なデータやシナリオに基づく問題が増加しており、単なる理論理解だけでなく、実際のデータ分析や経営戦略の適用が求められるようになっています。経済学と経営学の両方にまたがる問題が多く、広範な知識が要求されるため、試験の難易度は非常に高いといえます。


2025年度試験の出題予測

これまでの出題傾向を基に、2025年度の試験で予想される出題内容を以下に示します。

成長理論の応用問題

2024年度にはソロー成長モデルが出題されたことから、2025年度も成長理論に関連する応用問題が出題される可能性が高いです。特に、新古典派成長モデルや内生的成長理論が注目される可能性があり、それらのモデルを実際の経済状況にどう適用するかが問われるでしょう。

統計的分析の強化

2022年度および2024年度に統計学に関連する問題が出題されたことから、今後も統計的な分析が試験で重要なテーマとなることが予想されます。特に、回帰分析や仮説検定など、データ分析の基本的な手法に精通しておくことが重要です。

経営戦略の分析

2021年度および2022年度に経営戦略に関する問題が出題されていることから、2025年度も経営戦略に関連する理論や分析手法が試験範囲に含まれる可能性があります。特に、SWOT分析やバリューチェーン分析が取り上げられる可能性があるため、これらの分析手法についても十分に準備しておくことが望ましいです。


効果的な試験対策方法

筆記試験対策の具体例

名古屋大学経済学部の編入試験において、筆記試験対策は非常に重要です。特に、以下の3つのポイントに重点を置いた学習が効果的です。

  1. 成長理論の徹底理解:
    経済学の基礎理論として、ソロー成長モデルなどの成長理論は必須です。これらの理論をしっかりと理解し、その背後にある数理モデルも押さえておくことが大切です。実際の試験では、理論の理解だけでなく、その応用力も試されます。

  2. 統計的手法の習得:
    確率論や回帰分析など、統計学の基礎をしっかりと学んでおくことが重要です。経済学や経営学の分野では、データを基に分析を行うことが多いため、統計的な手法を使いこなせるように準備しましょう。

  3. 経営戦略の実践的理解:
    経営学の分野では、経営戦略に関する問題が頻繁に出題されます。特に、PPMやSWOT分析など、具体的な戦略フレームワークを用いた問題に対して、どう応用するかを意識して学習することが重要です。


おすすめの参考書

経済学

まずは「らくらくミクロ経済学」「らくらくマクロ経済学」「らくらくミクロマクロ計算問題編」を使って、経済学の大枠を捉えてください。らくらくシリーズがちょっと浅いな、もしくは動画と一緒に基礎をインプットしたいなという方は、「速習ミクロ経済学」「速習マクロ経済学」でも良いと思います。らくらくシリーズか速習シリーズはどちらか一方だけで大丈夫です。

すべての学問においてそうですが、

大→小
学問の大枠を捉えて→各論をおさえる

のイメージで学習してください。たくさん勉強しているのにちっとも身についていかない!!という方は、だいたいが各論から入ってしまっているパターンです。その意味では、このらくらくシリーズは、経済学の大枠を抑える役割としてはぴったりです。繰り返しですが、学問の輪郭を捉えることが目的なので、このらくらくシリーズはスピード重視です。わからないところは一旦飛ばしてもいいから、各3周くらいかましてください。その中で、自然と経済学という学問がどんな学問か紙についているはずです。

次に中級編としては、
「ミクロ経済学(芦谷ミクロ)」「入門マクロ経済学(中谷マクロ)」あたりを使って、経済理論をより深く理解しできたら理想です。これだけやれば1年生の年度内に、完璧な土壌は完成したといえるでしょう。


経営学

経営学について、まずは、下記の「経験から学ぶ経営学入門 第2版」と「デマンドサイド経営学」です。名古屋大学経済学部の学部1年生が学ぶ「経営学Ⅰ」と「経営Ⅱ」の講義で指定参考書とされている本になります。確実に抑えておいた方が良いです。

実はその大学の講義構成にもヒントがたくさんありますので、参考までに、下記に記しておきます。つまり、下記の学説は編入受験生なら必ずおさえるべきということです。

名古屋大学経済学部で開講されている「経営Ⅰ( 担当教員:涌田 幸宏先生)」の講義構成
1.イントロダクション~経営学をなぜ学ぶのか
2.会社の経営とはどのようなことか~会社経営の基本的な仕組み
3.会社にはどのような形態があるのか~株式会社・所有と経営の分離
4.会社はどのような方針で動いているのか~経営理念と事業ドメイン
5.会社の基本戦略とは何か~競争戦略
6.会社の環境をどのように分析するのか
7.会社はどのように資源を展開するのか~経験効果とPPM
8.中間のまとめと評価
9.会社はどのような仕組みで動いているのか~組織構造と組織形態
10.会社はどのように社員を動機づけるのか
11.リーダーシップをどのように発揮するのか
12.会社はどのように社員を雇用するのか~終身雇用とその功罪
13.会社はどのような報酬を与えるのか~賃金体系と成果主義
14.会社はどのように統治されているのか~コーポレート・ガバナンス
15.アントレプレナーシップとは何か~起業とスタートアップ

名古屋大学経済学部で開講されている「経営Ⅱ( 担当教員:宮﨑 正也先生)」の講義構成
1. 経営活動を捉えるための視点
2. 価値とは何か?
3. 使う人の喜びをつくるために
4. 無から有を生み出す努力
5. よい流れをつくって維持する
6. 偏在する知識の遍在性
7. 人々の活動を導くもの
8. 諸活動の統合と展開
9. 活動価値受容者ネットワーク
10. その他の議論[補足説明]

その他、「10時間で学べるシリーズ」もおすすめです。経営学のほぼ全学説が図を用いて分かりやすくまとめられています。経営学の導入本としては最も適していると思います。勉強が苦にならない分かりやすいものが一番です。

次に挙げる「ゼミナール経営学」は、超分厚いですが、学説の説明を事細かに書いてくれているので、上記にあげた3つのような本で、大枠を掴んだ後に、細かい部分を勉強するための本です。あくまで完璧に経営学を対策したいのであれば手元に持っておくと安全かと思います。注意点としては、絶対にこの本から勉強を始めないでください。


マーケティング論

マーケティング論に関しては、過去マーケティングの4Pなど、基礎概念の出題がありました。おそらくそこまで難しい問いは出ないので、10時間で学べるシリーズで基礎概念で網羅的におさえておけばOKです。

また、下記の参考書は実際に、名古屋大学の講義で指定参考書に選ばれている一冊です。

名古屋大学経済学部で開講されている「マーケティング( 担当教員:山口 景子先生)」の講義構成
1 イントロダクション
2 事業機会の選択
3 事業領域と標的市場の選択
4 講義内グループワーク (1)
5 消費者行動分析
6 市場データ分析
7 製品対応
8 サービス・マーケティング
9 デジタル・マーケティング
10 価格対応
11 コミュニケーション対応
12 流通対応
13 講義内グループワーク (2)
14 ソーシャル・マーケティング
15 まとめと評価

もし、神戸大学の経営学部も併せて受けたいという方は、「ゼミナールマーケティング入門」をおすすめしておきます。併願予定であればこちらのテキストで進めて下さい。

統計学

文系で、統計学が初心者の方は、まず学問の大枠を掴むことが第一目標となります。その際には、細かな説明が書かれている本よりも、ざっくり学問の輪郭が掴める本がおすすめです。その意味では、「文系の私に超わかりやすく統計学を教えてください」がおすすめです。これはじっくり読み込むというよりは、スピード感を重視して、「こんな学問なのか」を把握することを目的に読み進めてみてください。

より学術的に、統計学をインプットする段階では、下記をお勧めしておきます。この「コア・テキスト統計学 第3版」は、名古屋大学経済学部の「統計解析」の講義で指定参考書となっています。

名古屋大学経済学部で開講されている「統計解析( 担当教員:篠田 和彦先生)」の講義構成
1. イントロダクション:なぜ統計学を学ぶのか
2. データの整理1:分布
3. データの整理2:代表値
4. データの整理3:母集団と標本
5. 不確実性を捉える1:確率の基礎
6. 不確実性を捉える2:離散確率変数
7. 不確実性を捉える3:連続確率変数
8. 不確実性を捉える4:代表的な確率分布
9. データを用いた推定1:統計的推定の考え方
10. データを用いた推定2:標本分布(大数の法則,中心極限定理)
11. データを用いた推定3:点推定
12. データを用いた推定4:区間推定
13. データを用いた仮説の検証1:仮説検定の基礎
14. データを用いた仮説の検証2:平均値の差の検定
15. データを用いた仮説の検証3:検出力と2種類の誤り

講義で扱われている上記のテーマは確実におさえておきたいですね。

ファイナンス論

おさえておくべき参考書は、「ファイナンス論の楽々問題演習(神戸大学の滝川教授が書かれた本)」です。ファイナンス論が登場したのは令和2年度の問題も平成27年度ですが、もうまもなく出題が予測されるため必ずおさえておきたいところです。

ちなみに上記以外にも、ファイナンスと聞くと取っ付きにくいイメージがありますが、みなさんが社会で実際に重要な「実学」です。そのため、企業経営の中でどのように使用されているのか、リアルな部分を知る意味では、下記は比較的新しい本ですが一通り目を通しておくと理解が進みやすいかと思いますのでおすすめしておきます。

さらに、下記の名古屋大学で開講されている講義の構成も参考にしてください。

名古屋大学経済学部で開講されている「ファイナンス( 担当教員:中島 英喜先生)」の講義構成
1 イントロダクション、基本用語(特にキャッシュフロー)の定義
2 期中試験(1)、確実なキャッシュフローの価格付け(金利と債券と利回り)
3 演習(金利と債券)、投資とリターン
4 株式投資と効率的市場仮説、もしくはデータの取得・分析
5 不確実性下の意思決定と期待効用仮説
6 期中試験(2)と(3)、金利と債券および期待効用仮説のまとめと演習
7 分散投資のリスク低減効果、1期間のポートフォリオ選択問題
8 安全資産と分離定理
9 等質期待仮定と資本市場線
10 CAPMと証券市場線、システマティックリスクとノンシステマティックリスク
11 演習(不確実なキャッシュフローの価格付け)
12 演習(CAPMを使った株価の導出)
13 資産市場の分類
14 資産市場の歴史、日本の資産価格の推移(株価指数、金利、為替レート)
15 まとめと評価

TOEIC

TOEICについては他の記事でも散々ご紹介しておりますが、こちらでも解説しておきます。TOEICのハイスコア獲得コツは、「短期間集中」です。1年スパンで目指そうではなく、3ヶ月はTOEIC以外やらないくらいの気持ちで詰め込みましょう。

TOEIC学習の基本はまず、「敵を知る」ところからです。よくありがちなのが、とりあえず受験勉強のときに使っていた単語帳やればいいんでしょと思っているパターン。これは全くもってナンセンスで、TOEICがどのような形式で構成されているのか(リスニング全4パート、リーディング全3パート)、どのようなテーマや場面の出題が傾向としてみられるのということを知らずにはじめる学習は圧倒的に非効率です。

なので、とにもかくにも力試し。公式問題集でも良いですし、実際に申し込んでTOEICを受けてみるでも良いです。2時間きっかり試験を受けて、試験の大枠を把握して下さい。

そのうえで、よりTOEICの形式を理解するために、「TOEIC全パート完全攻略」という本がおすすめです。まずはこちらの本で徹底して、TOEICの試験形体をインプットしてください。

それに加えてTOEICに出てくる単語は大学受験に出てくる単語とはかなり異なるので、鉄板ですが「金のフレーズ」もしくは英語に苦手意識がある方は、その前段階の「銀のフレーズ」を使ってTOEIC用の単語学習を進めていきます。

どちらから始めたほうがいいかについてですが、共通テストで7割以上取れているような方であれば金のフレーズから入っていいかと思います。基礎単語から不安な方だけ、銀のフレーズに手を出すと良いです。

忙しい編入受験生におすすめの、「金のフレーズ」の正しい使い方、効率的な学習方法については、下記動画にまとまっているので学習する際は見てみてください。

また、この基礎期はとにかく結論「単語&文法」これです。もう一度良いますが、

単語&文法!!!!!まずこれ!!!!!!逃げるな!!!!!

単語と文法はスポーツで言うところの、筋トレです。すべての土台となるわけなので、リスニングもリーディングも両方において点数の底上げになります。リスニングが伸びなくて悩んでいるという方は、まずここができていないことが9割です。シャドーイングなどのトレーニングをはじめるのもいいですが、まずは文句言わず単語と文法を完璧にして下さい。

文法の対策においては、「文法特急」がおすすめです。全153問しかないのですが、その分、990点とか満点を取るような英語強者がどんな思考でPart5の文法問題をこなしているのかを完全にインプットできるようになります。

TOEICにおける筋トレを徹底することで、おのずと600点overは見えてくるはずです。

いよいよ600点overがクリアできたのなら、「スコア獲得」に重点を置いていきます。つまり、「スコアの伸びしろ分析」と「弱点強化」です。スコアの伸びしろ分析というのはすなわち、自分はどのパートのスコアが目標との差分が大きいのかを見極めることです。また、加えて言うなら、TOEIC全体においても、スコアに影響しやすいパートとそうではないパートがあります。たとえば、リスニングのPart1なんかは6問しかありません。一方でPart4は30問あるわけです。リスニング全体スコアに占めるのが6%のPart1と、30%のPart4のどちらを重視すべきかは明らかですよね。

では、具体的な教材を紹介するとパート1.2対策は「パート1.2難化対策ドリル」、Part5.6は「出る1000問」あたりがおすすめです。

よくでる1000と文法特急どちらが良いですか?と質問がありますが、でる1000は【量】、文法特急は【質】です。同じ使い方ではないんです。つまり、文法特急でPart5の本質を理解したうえで、量をこなせるでる1000に取り組むのが、弱点強化という意味では理想です。

文法特急とでる1000の比較については下記動画でよくまとまっているので気になる人は確認してみてください。

続いて。Part7は「Part7を全部読んでスコアを稼ぐ本」や特急シリーズの「読解特急2 スピード強化編」あたりがおすすめです。特に読解特急はwpm(1分あたりに読める単語数)という概念を用いて、自分の読解スピードの推移を取りながら学習を進められるので、「なんで間に合わないんだ!」がなくなります。

WPMとは Words Per Minute の頭文字をとったもので、1分間にどれくらいの単語が読めるかという指標です。

このWPMという指標を使うことで、具体的に今の自分の読むスピードがどれくらいで、目標とする速度がどれくらいなのかを数字で知ることができます。

おそらく多くの英語学習者が、漠然と「英語を速く読めるようになりたい」と悩まれているかと思います。ですが、それは例えるなら、ダイエットをしている人が体重計に乗らず、ただ何となく「痩せたい」と考えているだけの状態と同じです。

https://gariben.me/media/about-wpm-toeic/

最後に、リスニングパートにおいては、一旦優先度は低いと思っていいと思います。

なぜなら、リーディングにつられて点数が伸びやすいからです。とはいえ、Part3.4の長いスクリプト問題が苦手な方は、公式問題集の「一度取り組んだことのある」題材をひたすらシャドーイングしてみてください。一度取り組んだことがあるというのがミソです。人間の脳は、聞いたことのない、理解できない英語の文章をひたすら聞くだけでは、ただの音情報として、右から左に流していまいます。そのため、一回聞いたことがあって、文章の意味も復習で理解できている文章をシャドーイングし、単語と単語のつながり(リンキング)や、ネイティブ話者特有の抑揚を自分のものにしていくことがスコアアップには有効です。ひたすらシャドーイングいいよ!と脳死で進めてくる指導者には特に注意して下さい。やる理由を理解してはじめて、シャドーイングなどの英語トレーニングは有効になるんです。

公式問題集以外にも特化して取り組みたい場合は、またまた特急シリーズですが、「TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル」あたりは良い問題が多いです。ただし、繰り返しですが、弱点特化として取り組むのは600点(人によっては700点)を超えてくるようなフェーズにしてください。

ここまでやれると、おそらく700点~800点台前半にはスコアは乗っているんじゃないかなと思います。ここから850~900点を超える過程で悩む方が非常に多いです。おそらく語彙や文法のインプット量にそこまで差はないと思うのですが、あと足りないのは高度な演習に加えて、スコアを落とさないため(確実に拾うため)のテクニックのインプットです。そこで下記2つをおすすめしておきます。ひとつは、「精選模試」シリーズです。公式問題集よりもやや難易度は高いですが、これが良い高地トレーニングになります。

また、テクニックについては、参考書というより動画でインプットすることをおすすめします。YouTubeで情報発信されている方の中でも、「Haru English」はおすすめですよ。特に自分が苦手としているパートのテクニックの動画を見てみてください。

以上がおすすめの参考書のご紹介でした。対策範囲が膨大に見えるかもしれませんが、実際に出る問題の難易度はそこまで高くないのが特徴です。上記をヒントにして、ぜひ最後まで粘り強く頑張ってくださいね!


合格までのスケジュール

合格への道のりをスムーズに進めるためには、計画的なスケジュール管理が欠かせません。まず、出願期間は2024年10月8日から10月11日ですので、この期間に必ず出願手続きを完了させましょう。試験日が近づくにつれ、準備すべきことも増えていきます。以下のスケジュールを参考に、早めに準備を進めてください。名古屋大学を第一志望とした場合、過去の合格者データから、試験対策開始時期の目安としては、試験日の1年前からの対策を強くお勧めします。

  • 2024年10月8日~10月11日: 出願書類提出

  • 2024年11月1日: 筆記試験

  • 2024年11月13日: 合格発表

  • 2025年3月: 入学手続き


まとめ

名古屋大学経済学部の編入試験は、難易度が高く、倍率も年々上がっている厳しい試験ですが、しっかりとした準備を行えば、合格は決して不可能ではありません。過去問を解き、試験の出題傾向を把握し、対策を万全にして試験に臨みましょう。大学編入情報局は、皆さんの成功を心から応援しています!

最後に、オンライン編入学院では受験生の成長をサポートするカリキュラムを取り揃えています。
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以上となります。
また、次の記事もよろしくお願いいたします。


気になるTOEICの目標スコアと合格者平均は?(有料部分)

実際の2024年度合格者アンケートを取った内容を記載します。
合格者12名中7名(8名入学)回答。

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