富士通のワークステーション CELSIUS J530 を在宅テレワーク用に使うお話。

FUJITSU Workstation CELSIUS 法人向けPCワークステーション セルシアス J530 中古動作未確認 1万円で買ってきました… 安っ!  動作未確認ガチャなので安くはないか!?

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CELSIUS は「セルシアス」と読むようです、セルシウスって呼んでたわ…。同じく富士通の企業向けPCでESPRIMO エスプリモ というのがあって、それのD753とかD583とかと似ています。コンパクトモデルのこれ、正面のデザインに赤色のスラッシュがワンポイントでかっこいいな〜と思っていたところ CELSIUS は本体ケース部分も黒色で、めっちゃかっこいい!

スリムタワーサイズでワークステーションとパソコンの何が違うか微妙だけど、デザインで買った、最悪動かなくてもケースだけ使うつもりで。

このモデル、CPUは Xeon E3-1275 v3 、Quadro K2000 搭載でなんとなくハイエンドっぽい仕様。Xeon E3-1275 v3 は Intel 第4世代 Core i7 4770K とほぼ同じで、クロック倍率が固定されている事が違うくらい。

富士通のカタログ(※)からCELSIUS J530 のCPU周りの仕様。

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「〇〇おじさん」といえば、数年前に Intel 第2世代 Core i7 2600K とその仲間たちなCPUを使い続ける輩を「Sandyおじさん」と呼び始めたのが元祖で有名ですが、2021年の今では第4世代 Haswell も相当なおじさんです、これと別に使っているメイン機はi7 4790とグラボにnVIDIA GTX1660(無印)で、これがまた特に不自由なく使えてしまって現役続行、「Haswellおじさん」 の仲間です。元祖おじさんはお爺さん!

さて、本題です。

とりあえずケースを開けて中身を確認、さすが企業向けワークステーション、クリーンな環境で使われていたのか綺麗なもんです。

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マザボは横長?な特殊な形状をしています、拡張スロットはライザーカード経由でPICeとPICが一つづつ、PICeにQuadroK2000が付いています。マザボ上に一つSATAのコネクタが空き、何か一つ増やせる感じですが、おそらくRAID用なのでしょう、電源からも同じく一つ空きがあります。

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電源は約250W、Xeon E3 1275 v3 のTDPが84W、Quadro K2000 が 50W 、マザボを50Wとして他にHDDと光学ドライブとメモリで余裕は無さそうですが、常に最大消費電力でもないのでギリこんなものでしょう、変わった形状でマザボ電源ケーブルもピン数違うしさらに直出しなので、市販品と交換は無理そう。

CPU は個人的に初の Xeon …かっこいい。ヒートシンク外してカピカピになっているCPUグリス塗り替えて元に戻しておきます。最近はみんなグリスの塗り方がいい加減です、Pentium4の頃は細心の注意を払って薄く均一に塗っていたもんですが…。

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グラボはQuadro K2000 こちらも個人的に初 Quadro 、メモリはECC付きの4GB×2枚で8GB、新品の定価はいくらだったのでしょう…高そうです。HDDと光学ドライブは一体のベイでなかなか凝ったギミックがあります、これは優れものだと驚きと感心です。

買う時に動作未確認品という事だったのですが、電源投入したら普通に起動、F2キーで問題無くBIOS設定に入れました、中古の企業向けPCで心配なのは、元ユーザー企業の管理部門が厳しめだとかでBIOS設定にパスワードがかけられていて変更出来なくなっている場合がありますが、特にそんな事もなく、単に動作確認しないで売ってただけなのかもしれない。
※ 解除というかパスワード解析法も無くはないのですが、それは別の機会に譲りましょう。(ググると出て来ますので必要な方は頑張って下さい)

古めのジャンクに近いモノを使える程度に手を加えるのは楽しいのですが、
これ、そもそも最初からハイエンドクラスなので特に何もせずに動いてしまうとやる事がない!

メモリが8GB、HDDが500GBと、このモデルが発売された2013年頃ではハイスペックだった容量も今となっては少なめなのが気になる程度。

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手を入れた部分を以下のメモに。

■BIOS更新
富士通のWebサイトから更新データを探してくるhttps://www.fujitsu.com/jp/support/downloads/
サポート(法人向けパソコン)、ドライバダウンロード、ダウンロード検索(CELSIUS)
BIOSデータ: CELSIUS J530 BIOS書換データ Windows 10 Pro (64-bit) 2.25 2018/06/18
FUJITSU BIOS Driver:Windows10の動作中にBIOS 更新が出来る優れもの、更新終わったらまず使わないので後で削除。

BIOSの更新は無理にやらなくてもいいのですが、更新内容に〇〇の脆弱性に適応とかなってたらやった方が良いと思ってる。お約束ですが、BIOS書き換え時は要注意+自己責任でどうぞ、最新版は2.25 。

■メモリ増設
元から4GB×2枚の計8GBなので、このままでも良いのですが、メモリスロットは4本あって空きが2、元の4GB×2を生かしてさらに4GB×2の計16GBもあれば十分でしょう、32GB使い切ってるの見たことないし。使用メモリはECC付き、同じ型番を見つけたメルカリでゲットしておきます。

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■HDD交換
HDDは500GBと少なめなので、手持ちの余り物でWD Blue の2TBなやつに入れ替えて、さらにBIOS設定がレガシーモードだったので、UEFI に切り替えてWindows10 pro を再インストール。

■BIOSモード  レガシー or UEFI
最初がWindows7搭載だったPCはレガシBIOSで起動するように設定されているので、Windows7→8→10へと切り替っていく過渡期でそのままWindows10に無償アップグレードしていると、UEFI に変える機会がなくそのまま使い続けてると思います。特に7→8辺りの時期はUEFIとは書いていないので、意識しなければ判らない!
昔ながらのBIOS設定画面なのにマウスのカーソルが出ていればUEFI使えるのが判りやすいし、Windows8.1 とか、セキュアブートとか、そんな感じの設定項目があれば、UEFIに対応していて、J530は セキュアブートの項目を、有効、にすれば良いです。

■グラフィックドライバ
富士通のBIOS更新データと同じところにもあるのだけど、nVIDIAのドライバーダウンロードから Quadro K2000 で探して R460 U6 (462.31) 2021.4.14 Windows 10 64-bit

QuadroとGeForceは同じNVIDIA製のグラボだけど、向いている方向がまるっきり違って、簡単に言うとQuadroはクリエイター向け、GeForceはPCゲーム向け。GeForceはRGB各色8bitで約1677万色、そもそも普通の液晶モニタが約1677万色しか出ないのだが、QuadroはRGB各色10bit、約10億6433万色の表現が可能なので、プロユースでRAW現像などに使うようなもの。Quadro K2000 在宅テレワークの事務的な作業ではかなり宝の持ち腐れなのである!

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さて、富士通のサイトでJ530のカタログ(※)が見られるので、CELSIUS J530 Xeon E3-1275v3 3.5GHz 8GB 500GB QuadroK2000 DVD+-RW Windows8.1 Pro 64bit辺りからカスタマイズオプションの値段を足していったら計45万! すごいね、個人で買うモノではないです、どんなお金持ち企業さんが使っていたものなのか気になります。

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富士通のCELSIUSカタログ(2013年10月版)から

そして、CELSIUS これなんと MADE IN JAPAN! 日本製!!

使ってるモニタが三菱電機の伝説の名機 RDT234WXなので、机の上にCELSIUS J530と並べると、古き(!?)良き日本の工業製品、JAPANクオリティ、精密感というか、高品質オーラがすごいです。

エロ動画とか漁ってる場合ではありません、テレワーク、リモートアクセス環境、仕事しましょう 笑

(※)富士通のCELSIUSカタログ(2013年10月版)からhttps://jp.fujitsu.com/platform/pc/product/catalog/ctlg_celsius_201310b.pdf