おんこう

生まれも育ちも川崎。川崎を愛するあまり川崎に関することなら何でも知りたい。 俳句や短歌…

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生まれも育ちも川崎。川崎を愛するあまり川崎に関することなら何でも知りたい。 俳句や短歌を詠んだりします。 作句は一時休止中 作歌に勤しみます

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びしょ濡れの 詩作

壊れた浄水場の鏡は 街をさかさまにしている ときどき世界は斜めになって 坂道に血が流れる 渦を巻いて坂を下る びしょ濡れの夜景を 大事そうに隠して 泥だらけのお食事が 哲学を始める 線をなぞる涙の塩辛さを なかったことにするように 拭う腕はザラザラしている 渦を巻いて坂を下る 歩きたくない 歩かない ※類想の際はご報告ください 作品を撤回します

    • 連作短歌 工場仲介 5首

      空き工場の土間コン涼し屋根穴はベテルギウスの光を通す 閉じ合わないハンガードアをあたたかい風入り抜ける電気は消して 倉庫だめです店舗だめです工場です後はあなたのお好きなように 契約書の表紙の硬さ裏表紙の硬さあなたを信頼します スカーフを紡いで河へ流すように川口工場の仲介業務

      • 連作短歌 『心霊行脚』7首

        出生とは死に始めることと思え心霊行脚「吾」を求めて 母親の卒アルの心霊写真よ吾に死ぬ勇気を与えて 泥濘の花びら花びら横たう黒猫の骸の血の滲みて 廃病院の開かずのドアの落書きは親父の友の血で描かれてる 思い出の写真の角を指で遊ばせ「どちらまで?」「廃ラブホテルまで」 肉体はたましひの檻対岸は朧なりゆく輩(ともがら)の景(かげ) 廃墟マンション解体されて国道の空高くなり移ろう景(ひかり) ※類想回避には念を入れていますが、もし類想があるようでしたらご指摘ください。確

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