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写真散歩一年と二百九十九日目

サマリ

  • カメラ
    ソニーα7r4

  • レンズ
    ソニーstf135mm
    ライカタンバール90mm

  • 時間
    2時間半

  • 歩数
    8000歩

写真

まずはstf。ウソくさい程に滑らかなボケ。弄ったみたいだけれど撮って出しjpgです
解像も十分
光にもそこそこ強くコントラストも十分
たま~に出るこの不思議なボケの中の輪郭?二線ボケ?がまたよい
前ボケも本当に滑らか
口径食、輪郭、年輪は皆無
うーむ、前ボケがウソくさい笑
ここからタンバール。負けず劣らずウソくさいけれど、撮って出しjpgです
撮って出しjpgにしてもはや絵画のような。。。
口径食はほとんどないけれど、後ボケは輪郭が強い(そこがよい)
ピントの芯は実にシャープ
うーむ
素晴らしい
楽しい一日だった
おまけ

雑記

今日は半年に一度の恒例、秋バラ撮影に京成バラ園の早朝開園へ。確か今年の春バラは諸事煩雑のため見送ったような気がするので、ほぼ一年ぶり。
家族写真以外で真面目に写真を撮らなくなって久しいけれど、今でもバラだけは現像まで楽しむ。とは言え今年は三脚も立てず気楽に適当に。
noteには散歩の記録として、今日撮ったjpg撮って出しを適当に貼り付けつつ駄文を少々。

さて。
写真のお供、カメラはお久しぶりのミラーレス。最近は子供や犬を撮るのもデジタルmやフィルムカメラばかりで本当に久しぶり。
1635もgm2に入れ替えたのにまだ一度も使っていないという。。。

さてさて。肝心のレンズはお気に入りの2本。
1本目は長らく僕の中で花撮りレンズナンバーワンの地位にあったstf。もちろんaマウントの135mmのやつ。eの100mmもしばらくは使ったけれど、どうにも合わずにドナドナしてしもうた。stfはやはりこれに限る。
この素晴らしいレンズを開発して世に出してくれたミノルタ(コニカミノルタ)、そして引き継いで発売し続けてくれたソニーには感謝してもしきれない。特殊レンズの範疇に入るのかもしれないけれど、世界のレンズ史に大きな足跡を残したと言えましょう。
1998年当時のレベルではほぼ完璧に収差を補正した澄んだ画質と、口径食がないため画面の隅までキレイな丸を描くボケは輪郭も年輪もなく優しく溶けていく。
6000万画素の等倍で見れば少し甘いようにも思うけれど、写真としてみる分には十分以上な解像。
たまに出る不思議な二線ボケまで美しい。むしろボケがきれい過ぎて不自然に思えることが唯一の難点かも。
事程左様に素晴らしいレンズもaマウントの終焉と共にディスコンになっちゃったことは、まぁ仕方ないとは言え何とももったいない。。。

2本目は現在の僕の中での花撮りナンバーワンレンズであるタンバール。これまた本当に素晴らしい。
タンバールに特筆すべき美点は多々あれど、そのうちの一つは驚くほどにシャープであるということ。
は?ソフトレンズがシャープ?何言うてんの?と思う向きもあるやもしれませんが、ピントの芯はまさに触れなば切れんの鋭さである。
それが柔らかくも奥行きのあるベールに包まれて、さらにその周囲を収差バリバリの奇妙なボケが包む様は絶景と言えば言い過ぎだろうか。
球面収差について、普通とは逆の補正をしているらしく前ボケが柔らかく後ボケが固いと言うよくわからないコンセプトのおかげで、唯一無二の世界を描いてくれる。
撮って出しjpgでも、もはや絵画のようである。(ホメ言葉)。
僕のレンズは復刻版だけれど、ライカの復刻4本(赤ズマロン、タンバール、ノクチルックスf1.2、ズミルックス35mm1st)の内、ディスコンになっているのは恐らくこれだけなので、まぁ不人気なんだろう。
でもこれ、花撮るのには本当に面白いレンズなので、それこそ周八枚の周ちゃんあたりがクローンを造って発売してくれたらもう少し広まって評価もよくならないだろうか。無理か。。。

しかし。この2本を入れ替えながらの2時間半、本当に楽しかった。

タンバールは気楽に試すようなレンズではないけれど、このstfはマニュアルフォーカス、手動絞りなのでミラーレスならどのマウントでもアダプターさえ用意すれば簡単に使える。ディスコンだけれど、中古もそれなりに出回っているので騙されたと思ってぜひぜひお試しください。
もし試すなら100mmではなく、135mmが絶対のおすすめです。


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