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生き甲斐は、両刃の剣かもね

「生き甲斐」っていう概念は、どうも外国に無いらしい。日本独自だという記事を読み、なるほどね!と思った。

生き甲斐を持っている人は長生きするらしいし、元気でいられるらしい。自分自身のことを思い返してみると、これは生き甲斐だなぁってしみじみ思うことはあまり思いつかないけど、そういえばコレ生き甲斐になっているのかも?と思えるようなことはずいぶんある。だから生き甲斐を持てば元気が長続きするというはなしは本当だと思う。

一方、上のリンク先記事に書かれていることは意外なことが50%は混ざっていた。生き甲斐が日本独自概念なのもそうだし、ほぼ半世紀前ぐらいにその概念ができたこと、時代によって概念自体が変化していたり、ひとによって生き甲斐の意味もいろいろになっているらしい。

そういうよく解らなくて宙に浮いているような概念だけど、日本では「あなたの生き甲斐ってなんですか?」と聞けば「コレです!」ってハッキリ言えなくても「アレかなぁ?」ぐらい思いつく人は少なくないのかもしれない。

私も、アレかなぁ?ぐらいにしか生き甲斐についてはハッキリ明言することはできない。アレかなぁと考え始めると、ソレもコレもけっこうたくさん思い浮かぶからだ。

ともかく、生き甲斐が無いより有った方が良さそうなことが上のリンク先記事に書いてあったから、ふーん、と読み終えてから考えていたら、生き甲斐って長続きするものではないといけないのかな?と思えてきた。だって長続きしない生き甲斐を持っていたらある日それは無くなってしまうから、その先生き甲斐を失った毎日になってしまうではないか。

しかしある人が、これが自分の生き甲斐だ!と思えるのは偶然の仕業でしかないと思う。生き甲斐発見は計画的とはなかなかいかず衝動的なものか、いつの間にかい自分の生き甲斐で、無くてはならないものになっていたという物語的なことではないかと思う。そうだとしたら、ある日からその大切な生き甲斐が無くなることは回避できるかどうか。もし無くなったらどうなってしまうのか?

喪失感というのがある。今まで有ったものが無くなると喪失感を起こさせることがある。以前雑誌か新聞か忘れたけど、こんな記事を読んだ。
外国、たぶん欧米のどこかの国のあるお母さんには娘が3人いた。そしてある日一番下の末娘が家を出て独立して暮らし始めた日から喪失感に苛まれて依頼なにもする元気が無くなってしまったと、そこの部分だけ覚えているけど、これって娘との暮らしという生き甲斐が無くなっって喪失感に襲われた例ではないか?たぶん意識されていないけど外国でも生き甲斐は有るんだと思う。

会社勤めも似たようなことだと思う。会社に勤めている間は会社の仕事を生き甲斐だと思わない人はいっぱいいると思うけど、定年とかで辞めると元気無くなってしまう人は少なくないかもしれない。定年後に再就職する人がすごく多いのは経済的事情も多くありそうだけど、改めて考えたら会社生活は生き甲斐だったと考えて、新たな生き甲斐を求めて再就職していく人も案外多いだろうなと思う。

でも再就職先でもずっとずっとお勤めできるわけではなくて、やっぱりそれも終わる日が来てしまう。だから生き甲斐を先延ばしすることは再就職で可能だけど、その先に喪失感が出るかもしれない。それも高齢になってからだ。喪失感が出たら健康に及ぼす影響は最初の定年の歳より大きいのではないだろうか?

だから生き甲斐を持つのはいいかもしれないけど、それにすがるのもね、という気がする。

だけどテレビ観ていてもインタビューに「コレ、私の生き甲斐なんですよ!」って明るく答えている人登場する場面けっこうあるから、生き甲斐ってもうの本全国津々浦々に普及したフレーズなんだろう。もう今さら生き甲斐抜きで語れない、動けない世の中が出来てしまっているようだ。

だったら、大切な大切な生き甲斐が無くならないような生き甲斐アイテムを見つけようねーっ!とよく心がけながら生き甲斐探しするって、そんな発想どうだろうね?

それに、生き甲斐何本も何セットも持っているのもアリなんだろうきっと。

今までブログや本など書いて、自分の場合は書いて発信することがもしかしたら生き甲斐化しているのかもしれないと、そんな胸騒ぎする。書くことだったら今日でおしまいね!という日は来ないだろうから長続きするかもしれない。だけどついに頭がボケて書けなくなるとか、書いたことが意味不明になることはそのうちそうなるだろう。だけどそうなった頃にはきっと介護施設で若い介護士の人と話しするのが生き甲斐になっていることだろう。そう考えようかと、これを新年の抱負にした。

それから、株取り引きも終わる日がないだろうから長続きできる生き甲斐になるだろうな!この話題については別のブログ板で書くことにします。
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