ごはんを玄米に変えてみたら

2023年5月16日 12:57

昨年に受けた定期健康診断で「あなたご飯食べ過ぎですよ！」と医者から指摘されてしまった
その指摘の根拠は肝臓の具合を示す数値が基準内とは言え、限度ギリギリだからだそう
肝臓の数値はお酒飲み過ぎだから高くなると思っていたが、お酒ではなくてご飯多すぎらしい

妻が言うには「それはもっともだ」

毎食のご飯の量は、私自身が決めていた
大き目のお茶碗にテンコ盛りするのが私の流儀
特に夕食のお茶碗が、仏さんのお供え状態になってた

そんな夕食風景が健康診断結果を境にして一転
ご飯盛りの主導権が妻に奪取されてしまった
妻はいわく「ご飯の量は１８０グラム以下にすべし」
妻は学生の頃に栄養学を習ったという

ご飯減量大作戦！
最初はそれでまあまあ何とかなっていた
でもなんか１８０グラムでは満足感が乏しい

私はそう思いついた
いい考えだと思った
お米は精米すると１０％減るから精米していない玄米なら白米を食べる量をほぼ１０％増やして五分五分だろう、そういう魂胆だ
これだったら２００グラムぐらいご飯食べても大丈夫のハズ

そう思ったもんだから「これから玄米を買おう」と進言した

精米が要らない玄米だから安いと思ったらそうは問屋が卸さなかった
「玄米は白米より値段が高い」
これ常識らしい

その理由は種々あるようだけど、ネットで調べてもてもどれもピンと来ない
理由はともかく、白米同等で買える玄米は無いんかしら
探すとある、ある
とりあえす、ネットで目に入った１０キロ３千円級の玄米を取り寄せた

注文から1週間後にその玄米は宅配便で届けられた
さっそくダンボール箱を開けて、玄米というものを眺めてみた

『これってほんとに食べられるの？』と
そう思わずにはいられないような見栄え
しかもお米を洗ったときに指先に伝わる感触が白米とはぜんぜん違う

心配しながらも炊飯器に洗ったお米を入れ「玄米モード」でとりあえず炊いてみた

白米より２倍ぐらい時間がかかっている

「最初チョロチョロ」の時間がやたら長い感じ
炊き始めてから３０分以上も炊飯器が動いている気配が感じられない

そのうち炊ける音がして、香りが漂いはじめ、やがて炊きあがった

炊飯器の蓋を開けると、いい香りがする

が、ご飯の見栄えはやっぱり白米とは全然違う

そんな不安があったけど、食べ始めてみるとちゃんと食べられる

白米では無いプチプチ感があるから『こりゃよく噛まないといけないかも』と無意識によく噛んで食べるようになる

食べ終わった満足感は、私の場合はむしろ白米以上かもしれない
『玄米食を征服した』みたいな喜びもついでに感じられる
しかも２００グラム食べている
２０グラムの差を超えている満足感かもしれない

それは最初の１か月ぐらいはおなかを壊したことだった

やっぱり玄米は消化が悪いのか、と今後続けられるか心配になった

毎日おなかを壊すわけではなくて、シュウイチぐらいで「全部出る」感じ

これは勝手な妄想だけど、きっと白米食には白米に合った腸内環境、つまり腸内微生物の集まりができているんだろう、そんな妄想が頭を過った
それが玄米食に合わない、きっとそうだろう？？という理由説明の妄想まで持つようになった

それならもっと玄米食を続けたら腸内環境が玄米食に適応して腸内微生物の猛者も出てくるだろう
そう考えることにして、そのまま続けること２か月経って今
おなかが壊れることはあまり無くなった

今から半年前に健康診断があり、そこからテンコ盛ご飯を１８０グラムに変更
そして３か月以降は２００グラム玄米食で今まで来ている
その合計半年間で体重が５９キロから５５キロになった
バンザイ

でも思えば玄米食で痩せたのではなくて、結局はお米の食べ過ぎを減らして体重が減ったのだけど、さすがに１８０グラムのご飯はちょびっと感が心に響くから、それを玄米食で増量して今に至っているんだと思う

先日に子ども夫婦が泊まりに来たのだけど、さすがに「ウチは最近玄米食だから」とかは言えなかった
なので彼らが泊まる３日間は白米に戻した

そしたら白米ごはんに、なんとも言えない「頼りなさ」を感じる
歯ごたえがない
実に軽い
すぐおなかすくみたいな

ウチはすっかり玄米食に慣れたのだと改めて実感した
けど、来客用にときどき白米も１キロとか２キロ単位で買わなければならないかもしれない

かくして、ウチでは来客時は白米、普段は玄米の「二刀流」になった

二刀流じゃなくて二炊流だけど、
炊飯器の玄米モードと白米モードを切り替えるのを忘れるとたぶん悲惨なご飯になるだろうから、ちょっと気を付ける事柄も増えた
ボケ防止にはいいかもしれないが、

こんなところが目下の玄米食の不便かなぁ

あとは玄米食で我が家はおなかの調子も含めて、もう問題が無くなった

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