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人口減少待望論と、ベーシックインカムと、その先の想像note

以前、私はAIによるロボット化の発展で、きっと人間は一部を除いて政府からベーシックインカムを受けないと生活が破綻してしまうだろうnoteを書きました(下記です)

「X」で最近下記のポストを見ました
それは「人口減少は歓迎だ、なぜなら機械が人間の仕事をしてくれるから」

というもの

これを語った人はアメリカが誇る世界最大の投資運用会社ブラックロックのCEO
その人が世界経済フォーラムでこのような発言をしています

ちなみに、この映像や記述は別のサイト(下記)でも同じように記事化されているので、内容の裏は取れているものと考えています

内容の詳細記事は上記Xポストリンク先に書かれていまして、これは一見すると「ごもっとも」なのかもしれません

くだんのCEOが語ることは日本以外にも先進国で進行する少子化と、AIテクノロジーの急激な進歩で、事実起きていることです
その事実2つを組み合わせを「これは(むしろ)良いことだ」とだけ言っています

もろ手を挙げてそれが良いことなら、何も問題ないのですが、

しかし肝心の事がここで語られていません

仮にこの話が現実化したとして、人間はもう労働力として無理に働く必要は無くなり、代わりにロボットなど機械が働いて生産・物流・販売など生活に必要な行動を全部やってくれたら、それらをやった会社はロボットによって儲かります
お金が会社にどんどん入ってきます

でも、どうやってそのお金を庶民が手にすることができるのでしょう?
ロボットが稼いだお金が庶民の手に渡らない限り、働いて稼ぐことが出来ないロボットの世界では生きることもできません、これ当然です

その「ロボットが稼いだお金が庶民の手に渡す仕組み・制度」が今は何もありません、ここの話が欠けています

ではどんな仕組み・制度を導入したら良さそうでしょうか?
その答えらしきものがベーシックインカム(BI)だと、以前noteしました

BIは政府(たぶん政府)が国民に一律いくらで毎年お金を配り、国民はその配られたお金で生活するという仕組みを持った制度で、私はこれが将来の救世主になると思っていますが、今はまだまるで夢物語です

しかしこれが導入されなかったら、大多数の国民は働く場所がだんだん無くなり、収入もゼロ
生活できなくなります

『そんなことしなくても、どんどん儲かった会社から法人税がガッポガッポ国に入るから、それを配れば・・・』と考えてみても、法人税収入を国民に毎月配る制度は今はありません
たまにバラマキされますが、アレは政府が思いついたときに配るだけのもので、アレにすがって生活することは無理です

なので、BIは近い将来に導入しなければ!というのが過去noteのはなしです

ここからが今日の本題『ほぼみんなが誰かに支配される未来になるのでは?』な、想像のはなしに移ります

ベーシックインカム(BI)導入は、決して簡単なものではありません

とにかく難しいのは、1億2千万人の日本国民全員に毎月たとえば数万円から20万円とか・・・をBIとして支給する・・・このお金どこから出す!?は、ちょっと計算すると「非現実的」と結論されます
こんな巨額予算を毎年用意しなければならないことがBI運営上の超難問です

国が手をこまねいている間に、もし政府以外の機関がそれをやってしまったら!これがとてもヤバイ事態です

非政府機関はあくまでも架空のことですが、そんな機関が今後どこかに出現しない保証はありません
海外にそれが突如勃興して、日本をターゲットにしない、かもしれません

更に、日本国民全員に配るお金は、必ずしも使いなれた「円」でなくとも、ビットコインなどで既に技術が普及してしまった暗号通貨を円の代わりに配り、それで決済できるシステムを日本中の小売店に普及させたら、円ではないモノで買い物が出来てしまいます

もうPAYPAYなどでそういう疑似体験はできていますから、国民はあまりストレスが無いでしょう

そういう新しい暗号通貨を日本政府ではない他が日本に導入してきたら・・・
そんな事は出来ない!なぜならそんな巨大なお金をどこから生み出すのか?

でもそんな巨額が生み出せないわけでもないのですね

「半減期通貨」という考え方がありまして(下記)

これに従うと、とてもとても巨額ではあるのだけど、1回だけそのトンデモ巨額を用意して、
次に、これを半減期通貨として暗号通貨を設定し、端末を通じて全国民がそれを使うシステムを構築したとしたら、
胴元となる某国際機関のお金が減らない魔法のような金融世界が出来てしまいます

この方法は「循環型マネー」として実際に計算上成立する方法です(下記)

この手法を日本国ではない、非政府の金融機関がシステムとして日本に導入してきたら・・・

あれよあれよという間に、そのシステムに人々はすがるしか手が無くなってしまいます

しかも毎月毎月、手元の端末(スマホアプリかな?)には新しくお金が入金されて、それを人々は自由に使えます
まさに夢の世界ですが、もう生きているお金はこれしかなく、円はもうありません、そういう世界です

しかし半減期通貨も、循環型マネーも(どっちも同じ意味ですが)毎日毎日手元の残高が減っていくというヘンなお金です
毎日手元の残高の何%かが税金のように勝手に胴元の非政府機関の手によって減らされていく、その減ってお金は胴元の非政府機関が吸い取るという仕組みです

これでも人々は生きられるのですね
入金直後はけっこうな金額が自分のスマホに入っているから、それでそこそこ高額なモノが買えます
食費はもちろん、家賃も払えるし、交通費もお医者さんにかかる費用も・・・

でもそうやって生きられるだけで、貯金はできません、なにしろ毎日減るお金だから貯金してもその額が毎日何%か減るわけです

一方、胴元の非政府機関は最初の1回はトンデモ膨大なお金を用意しなければならないですが、その後は減らないのですね、不思議なことに
なぜ減らないかは上述リンク先の循環型マネーのnoteに説明しましたが(もちろん私の発案ではなく、そういう考え方が以前からあります)、そこで書いた計算をやってみると、実際に減らないのです

こんな酷いベーシックインカム(BI)が無理やり導入されてしまったら、私達はもう自由が無くなったのも同然です

毎日減るお金をどう使って日々生きるかをやり続けなければなりません
まさに強制労働の毎日です
労働?って、今までのような会社で働く労働ではありません
毎日何かを買う、消費することが新しい労働になります
まさに未来のお仕事は「消費」
雇用者はどこかの非政府機関という関係です

ただ「それでいいや!」と腹をくくる人は、楽しくてしかたない毎日になるでしょう
毎日、起きてネット見て、スマホ片手に買い物に行き、帰って一杯やって寝る毎日、みたいな

反対に、会社を興したいとか、家を買いたい、投資をしたい、そんな我がままは実際にはできなくなります
なぜならまとまったお金が貯まりません、毎日自分のお金が減るからまとまったお金が出来ないのです

そんな社会が到来してもいいですか?
だから

日本政府は独自のベーシックインカムをいち早く導入すべきだと思います

なぜなら、上のXポストリンクに書いてあるような、世界最大の投資運用会社のCEOが言っている世界の、言っていない部分、あるいはこれから誰かが考えて「それ!やろう!」と腰を上げてしまい、上述した「減るお金に支配される世界」にどんどん追いやられていく現実味は、私はゼロではないという気がします
とても心配な気持ちになっています

更に、もっと、簡単に支配の手綱を締めたり緩めたり

よい子には少し多めに「減るお金」を振り込むことにします
反対に悪い子は減額してしまいます
どういうのが好い子か悪い子かは、皆さまの想像にお任せしますが

今でもお隣中国では「社会信用システム」というポイントが付与される制度と運用システムがあるそうですが、これがヒントになるのかもしれないです

胴元の非政府機関に関係する誰かが喜ぶ人が「よい子」になる人続出なわけですね

だからそれに反対してシュプレヒコールを叫ぶような人は「悪い子」です


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