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YouTube動画で観るベーシックインカムの受け止め 最近の動画からのヒントはあるのか!?

無理して働いてお金稼げなくても、最低限の生活費は国が申請無しで給付するというベーシックインカム(以下BIと略します)

このところヤケにBIについて考えるようになりました
前回note投稿したように、AIやロボット技術などによる産業革命によって今までアタリマエに存在した働く場所が半分とかとても減少してしまうだろう
今は幸か不幸か働く人側が少子化で減っているから分からないだけだけど、そのうち、それでも働く先が見つからない人が増えてくる
このような嫌な想像も浮かぶようになりました

そう考えると、前回noteしたように、
働かない&働いてお金稼ぎたくとも就職できない人口が増える時代が来ます
その救護策になるBIはもはや回避できないのではないか!?と思えて仕方がなくなりました

この感覚は私ひとりの思い込み過ぎなのか?
他の人達はふつうどのようにBI後の世界を想像しているのか?
学者とか情報通の人はどう考えているのか?
そのあたりを今日は最近過去1~3年内ぐらいにYouTubeに投稿された動画の中から6本選抜して、それを観て直感したことを書き並べ、自身のBIについての考えを自己評価することにしました

ちなみに、政治家の方々も動画をあげていますが、政党の考えに特化していると思うので(考えを知ることは大事ですが)今日のnoteには入れていません

ちなみに
下記は視聴して個人的に理解したことをnoteしましたので、該当する動画の要約ではありませんので念のため

1.大阪大学教授とノンフィクションライターによるBIの可能性やメリット&デメリットなど

BIのメリットは、現行社会保障制度では事情があってそれを受けられない人が少なくないがBI導入により無条件で助かるようになること

反面、割り切ったBI制度となると現行社会保障制度で助かっていた人が助からなくなる可能性も
なのでBI制度設計はとても丁寧にやる必要あるが、税金で運用するなら、あちらを立てればこちらが立たずが出やすい

本格導入前に日本での試行は重要だが、イギリスなど他国の試行結果が日本に当てはまるとは限らない
少額給付から開始して、問題を洗い出しながら解決しながら前進させるなどが必要なのでは?

国民にお金を配れば必然的に消費が上がり、しかし労働時間を短くする労働者もお金のゆとりに連動して発生するだろうから、消費が上がり生産が下がることでインフレ傾向は出るだろう

政府がBIに前向きに考えている兆候はまったく見られない
感想:「政府がBIに前向きでない」は、想像していましたがガックリな情報
なぜ政府がBIに前向きにならないのか?についても調べる必要がありそうです

2.政府役人出身で経済学者が考えるBIの実現性について

BIの定義(目的な何で、何をどのようにする制度)は人によってさまざまある段階
メリットは、現在は個別にいくら給付するかを行政が対応している社会保障を一律全員支給と決めたら行政はかなり業務負担が削減できる(のではないか)

基本、BIは現在の社会保障なので「保険」と見做せ、広く薄く集めた保険料を必要な人に絞って狭く給付することで成立しているが、BIによって全員にそれを給付させたら意味無くなる

QE(金融緩和:日銀がお金を刷って国債を買い、できた政府資金を市場に供給する)をBIに振り当てるとしても100兆円など高額になるが、短期間ならこれは出来ているが、継続的にはできないはなし
これをやったらかなりのインフレになる
現時点でのBI議論は1年とかの視野でしか語られていないような気がする

まずどこかの国のやった制度をよく見て調べてから制度や財源について議論した方がいい
感想:「どこかの国のやった制度をよく見て」はたぶんキーだと思います
中途半端に見栄張って「やればできる」論で着き進めることは危険だと

3.2chに見るベーシックインカム論

「いくら受け取れるか見ないと判断つかない」のような意見あるけど、意外にも月6.7万円給付について「そのぐらいでも今の若者の生活にはだいぶプラスになる」とか「その程度の額が適当なのではないか」「BIはそれで暮らせるじゃなくて、生活の補助だと考えるべき」などの意見データが思うよりあった

反面、年金や健康保険までひっくるめてBIになってしまうことについてはかなり不安視している

なぜかBIに大反対するBI阻止派閥があるらしい、という主張もある
(そういう考えの人も居ることは不自然でないが、どんな派閥?なのか興味ある)

制度がシンプルだから(関係団体が?なのかな)中抜きできないから導入したくないのだろう?のような(もしかしたらコレ核心?)意見があり興味津々

BIしても日本人は貯めるだろ、の対策で現金に期限つける話も登場している(1回だけ)

感想:最初1回だけこの動画観たときはよく分からなかったけど、3回ぐらい繰り返して観ると結構良い議論になっている
BIについて一般人(たぶん若者)はどう考えているのかのデータがたくさん得られる動画

4.これは解り易い!ベーシックインカムチャンネル

前回noteでAIやロボットが稼ぐ会社の増殖によって働きたくとも仕事が無い世界が近々来ると私は書いたけど、そうなることは恐怖でしょ、だからBI導入が必要なんだと私は書きました

それをこの動画では「今まで技術革新によって生活が豊かになる仕組みが存在していなかった、その仕組みがBIなんだ」と、意味は一緒でもこれからはBIこそ導入してくものなんだと諭している(ここが私のアタマとレベルが違う)

しかも、BIを配ると消費が増してモノが高くなりインフレになるが、その後に供給力が増してくるとインフレが元のレベルに戻る、これがBIのゴールであり、ゴールに辿り着いたら再びBI給付額を増やして供給量を増やすよう技術革新を継続させると!ここが目からウロコの解説部分でした

ここでも私の思い込みに反して、最初のBI給付額は少額から始めるべきとの話がありました

感想:この動画は、のっけから観るのではなくて、少しベーシックインカムについてネットで観たり読んだりして「そんなこと言っても無理じゃね!」みたいな心になったあとで観たら目からウロコが落ちる
丁寧でまともな解説だと思いました
新しいBIのゴールがよく分かった、そんな動画でした

5.岡田斗司夫氏のベーシックインカムの現状(2021年)解説

BIは「社会保障のぎとつの方法だ」「実は技術革新世界では必需だ」と2種類の解説をしていますが、どちらも国民生活の維持という観点での説明になっていると思うけど、今後は少子化以上に働く職場が不足する時代が予測されるので、そろそろBIは真剣に考えた方がよいが、だけど自分が生きている間に実現するかはあまり期待できないという

フィンランドでBIは実験された件は、実は失業者ばかりを集め、彼らに失業給付とほぼ同額のお金をBIだとして配布したので、結局は名前の付け替えにすぎないというはなし

マイナス所得税、バランス所得(生活に必要な所得)までは所得自体がゼロになっても逆にお金を国民に返却する税金として渡す方法について紹介があった

BIは「現状ある経済や社会の仕組みを変える」ことが伴うので、現政権や官僚達、学者などが反対派になる現象がつきまとうと解説している模様

それに、BIを導入すると海外の国がそれにどう反応するかが予測できないリスクがある
(何が起きるのだろうか?調べなくてはいけない)

感想:やはり動かない現政権や官僚を、その気にさせる「美味しいオマケ」みたいな仕組みが要るんだろうか?
これはあまり気が進まないが

6.ベーシックインカムは生活保護か?それとも今後の社会を創るものか?な議論

出だしが、結局BIは生活保護の改良版みたいなものではないか的な話題から入るためか、BI不要論かと思ったが、
後半になるとBIは社会保障制度の一面と、今後の社会・産業・働き方の創造みたいな一面の両方があるとまとめられるが、
やっぱり生活保護の改良ばなしは具体的に話されているのに対し、今後の社会創造は具体的には話されていないが、BI導入になると格差は増すと明言している

その格差とは、BI受け取ってそれで働かない人と、受け取った上で産業改革や発展に寄与できるような人材では、今よりすごい格差になっていると言っている

感想:BIだけで生きる人は、たとえば中学生にバスケ教えて大会で優勝できて幸せだとか、そういう世界もあっていいのではないかと(これはまだBI導入されていないけど私は小学生に自然観察教えて悦に入っているから、その喜びはよく分かる)

でも現在は格差拡大は悪とのコンセンサスだけど、これを崩壊させる要素がBIには内在されているのかもしれない

「日本で導入する前にはテストを行う必要がある」が上記6本立て動画を観て一番印象に残りましたが・・・

テストやるより、こうしたら?というアイデアも動画を見て閃いたので、次はその話をnoteしたいと思います


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