「再考」中の目標 その3

 前回のその2では、保育士試験対策をしている理由について書いてみました。保育士と子どもの関係に非対称的(対等ではない)な関係性を見ていること、福祉の利用者としての経験が力のない立場である子どもと重なったことがその理由でした。
 さて、今回は現時点での私の悩み、即ちA型から資格(精神保健福祉士や保育士、調理師)を活用して転職するか、それとも現状維持でA型(調理補助)を続けながらTwitterやnote等で書き続けるか、どちらにしようかまだ結論が出ていないことについて深めたいと思います。
 前者のような方向性で行くと、「空気を読んで」「察して」「自分で行動する」ことが前提の職場ですから、私には簡単ではないでしょう。私は言葉で具体的に説明してもらって初めて納得する人だからです。なので後者の現状維持の方が現実的と言えるかもしれません。とは言え、対人援助職において私のような人でもできる環境であれば力を最大限発揮できると考えているわけで、疑念は残ります。
 そこでまずはどちらにするかは決めないで、私の最大にして中心的な興味・関心事は何かを考えてみます。それはプロフィールに書いているとおり「非対称的(対等ではない)な関係」です。それから「その背景にある社会構造」「対等な関係とは何か」ということです。これらはいずれも力ない立場と力ある立場による権力関係を前提にしています。なので対等だとか同じ人間だからといった考えを一旦横に置く必要があります。そのように考えてみると不思議ですが社会のあらゆる場面にこの「非対称的な関係」は存在することが分かります。例として「空気を読んで」「察して」「自分で行動する」をあげてみましょう。これらは力ある立場が力ない立場に要求していることが理解できます。なので、力ない立場が自己責任を内面化してしまい心の病を患った患者さんが増えることになります。本来は力ある立場が言語化する責任を持っているはずですが。
 以上のことから言えるのは、最大にして中心的な興味・関心事である「非対称的(対等ではない)な関係」を考え続け深めていけば私がどんな選択をしようとも何とか生きていけるということです。逆にここを外したら、どんな選択をしても生きづらくなると言えるでしょう。
 「再考」の目標にはまだまだ遠いと感じます。でもまずは足元から見つめ直してみました。次回からは「興味・関心」事に関連した私の過去を書いてみたいと思います。
 今回もここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
 
 
 

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