「再考」中の目標 その9ー③

 前回のその9ー②では、私の原点の1つである「言葉」と保育士試験とのつながりについて考察しました。今回はその3回目で、「音楽」について評細に語りたいと思います。
 今回の保育士実技試験の音楽では、事前に指定された課題曲2曲の弾き歌いをしました(課題曲は『幸せなら手をたたこう』と『やぎさんゆうびん』でした)。発表会の舞台みたいなものなので楽しんでこようと思って弾きました。多少間違えたものの、2曲とも流れを止めずに弾けたと思っています。結果は来年分かりますが、ある程度は楽しめました。
 さて、音楽についてですが、私はクラシック好きのピアノ初心者(10カ月)です。ピアノは今年(49歳)始めたばかりです。これだけでも今回の保育士試験の音楽とのつながりは想像できるかと思います。ただ、もう少し自分の人生を振り返ってつながりを整理したいと思います。
 私が音楽に目覚めたキッカケは中2の頃の合唱コンクールでした。当時の吹奏楽部の友人が指揮したのですが、カッコイイなあと思ったのです。私も指揮してみたいと思い、中3の合唱コンクールで指揮をしました(課題曲は『大地讃頌』でした)。また、その友人と一緒に卒業式でも指揮しました(ヘンデル『メサイア』からハレルヤ)。そういう勢いでもって、高校では吹奏楽部に入りました(ただ、楽譜読めない、ピアノもやったことなかったです)。でも上手く馴染めなかったことから、1年半ほどでやめました。ただ音楽が嫌いになったことはなく、吹奏楽は聴いていました。外大フランス語学科に行ってもそうしていました。その頃は何でクラシックのような長いものが好きになる人がいるのか、全く理解できませんでした。ところが、です。大学3年の頃(24歳)、私は吹奏楽コンクールのCDにハマっていました。その中で、クラシックからの編曲が多いことに気づき、ではその原曲を聴いてみようと思ったのがクラシック好きになったキッカケでした。それから25年経過していますが未だにクラシックを聴いています。ただ、私は元々吹奏楽部だったので、何かの機会があれば楽器を習ってみたいと漠然と思っていました。
 そこに、今年(49歳)になって保育士試験を受ける機会に恵まれました。実技試験で音楽があったので、ここでピアノを習おうと決心し、レッスンを受け始めました。最初の講師のレッスンでトラウマを被りましたが、別の講師に変えて体制を立て直し、無事に実技試験を終了できました(『私の「トラウマ」体験』から「ピアノレッスンでのトラウマ、その後」を読んでくださると幸いです)。
 中2の頃の友人の指揮への憧れから始まり、自分も指揮を経験し、吹奏楽部に入って曲がりなりにも演奏に関与し、聴衆としても吹奏楽やクラシックを聴いてきました。今はクラシックを聴きつつ、ピアノを初歩から習う日々です。保育士試験での音楽につながるまでには、私自身がこのように積み上げた30数年の音楽歴があったことは確かです。とは言え、聴く時は難曲と呼ばれるものを聴くことが多いのに、ピアノは初心者レヴェルー何ともアンバランスですが、そんな自分を今後も楽しんでいきたいと考えています。
 ここまで読んでいただいた方に深く感謝申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?