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1300年続く温泉街×人生の「おやつ」本
こんにちは、Onionです。
今年は暖冬だ、暖冬だと騒がれていますが、
やっぱり朝夜はぐっと気温が下がり冷え込む日々が続いていますね…。
京都、嵐山も例外ではなく、底冷えする日々に震えて過ごしています。
そんな底冷えに参ってしまったので、
身体の芯から温まるために!
京都から約3時間で到着する『山代温泉(石川県加賀市)』に身も心も温まる旅に出かけてきました!
雪化粧と古き良き温泉街
山代温泉は石川県加賀市に位置する、加賀温泉郷のうちの1つです。
今年の3月14日に北陸新幹線の延伸が決定しており、
今後東京からのアクセスが良くなり、活気づくことが期待されています。
今回は車で行きましたが、慣れない雪道は少々苦労したので新幹線の延伸で、北陸の冬景色を安全に見に行ける!と思うといまから楽しみですね!
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最高峰の夕焼けが見られる絶景スポット
雪は関ケ原あたりから一気に深くなっていきましたが、
幸いお天気には恵まれたのでキラキラ輝く雪を眺めながら楽しく加賀へ
車を進めることができました。
総湯と古総湯、そしてあいうえおの小径
さて、高速道路をおりて約30分、
のんびりと車を走らせていると……
到着しました、加賀山代温泉郷!
はじまりは1300年前、行基という高僧が霊峰白山へ
修行へ向かう途中、一羽のカラスが水たまりで
傷を癒す様子を目撃、その水たまりが
今の山代温泉のはじまりだと言われています。
このカラスは日本古来の霊長、ヤタガラスだとも
言われており、一部では山代温泉は「鳥の湯」とも言われています。
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こちらの古総湯は建物こそ新しく建て替えられていますが、中は明治時代からの共同風呂の趣を残しており、「湯あみ」という、温泉に浸かって楽しむだけの入浴方法まで再現されています。
洗い場がない共同風呂はとても珍しいですよね……!
周囲は外見を温泉街になじむよう整えた、
団子屋さんや雑貨屋さんがちらほら…。
温泉街らしく、温泉饅頭や温泉卵もありました!
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温泉街の端には「五十音表発祥の地」であることを
記念したあいうえおの碑を見ることもできます。
あいうえおの碑から奥には「あいうえおの小径」が
続いており、静かな境内を堪能することができます。
人通りも少なかったのでゆっくり散策することができました。
山代温泉は名だたる文化人が訪れていたといいます。
温泉が素晴らしかった、というのも愛される一因だったのでしょうが、文化と深く根付いた地であるのも理由かもしれませんね。
目にも肌にも嬉しい、加賀工芸に囲まれる「界加賀」
小径を散策したり、温泉街を歩き回ったあとは
その雰囲気を宿でも味わいながら、心身共にリラックスしましょう。
温泉郷のど真ん中、なんなら古総湯からすでに入口が見えているのが、本日のお宿、「界 加賀」です!
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界の伝統工芸が散りばめられた施設
加賀水引や加賀友禅に代表される日本の伝統工芸は
もちろん、「加賀百万石」に裏付けられた
武家文化の象徴である加賀獅子舞を
毎晩披露しているのも「ならでは」な体験!
まさに目にも肌にも嬉しい加賀工芸づくしのお宿。
日中の散策気分はそのまま、お宿での滞在を楽しめます。
他にも様々な楽しみ方があります。
加賀工芸の片鱗を覗くのはこちらから、どうぞ。
雪と楽しむ贅沢「人生のおやつ」本
温泉とたくさんの加賀工芸で身も心も癒されたあとは、
和モダンなお部屋で「人生のおやつ」について考えるのも一興。
というわけで、今回の旅のお供はこちら!
![](https://assets.st-note.com/img/1707473639501-N5HESpEn5B.jpg?width=1200)
自分を囲むすべてが愛おしくなる一冊
小川糸さんの作品です。
本屋さんで平積みされていることも多いので、
表紙だけでも見たことがある方は
多いのではないでしょうか?
優し気なタイトルと表紙からは
想像がつかないかもしれませんが、
内容は結構重めで、テーマは「死生観と食」。
若くして末期がんを宣告された主人公が、
離島にあるホスピスで
いままでの人生を振り返りつつ、
ホスピスで出会った人々の
死生観に触れ、自身の生き方や
人生について見つめなおすお話です。
優しい文体で語られる死生観はもちろん、
登場する食事やおやつがとにかく美味しそう!!
普段何気なく選んで食べている食事やおやつも、
見つめなおしてみると自分の人生を彩る大切な一部なのかもしれません。
身も心もMAXで癒したいときに、手元で広げたい一冊です。
旅のふりかえり
今回は京都から約3時間で行くことのできる、
心身ともにぽかぽかすること間違いなしな
「山代温泉×人生のおやつ本」を紹介いたしました!
今回のお宿↓
今回の旅のおとも本↓
タイトル:ライオンのおやつ
作者:小川糸
出版社:ポプラ社
出版年度:2019年10月9日
それではまた次の旅でお会いしましょう。
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