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はじめての関西大学リーグ観戦に行ってきた

私、V1オタクが突然&初めてバレーボールの関西大学リーグを見に行った話。
観戦のきっかけや気になった学校、V1とのギャップなどを書いておく。

何故突然大学リーグに行くことになったのか

本当に突然どうしたと思われるかもしれない。
どうしてこうなったかでいうと、いつもの「興味があるものに軽率に足を運んでみた」だけだ。
観戦は春リーグ4回なので今回は大学リーグへの社会見学へ行ってきたようなものだと思っている。

黒鷲旗で近畿大学を知る

5月のGWの風物詩、黒鷲旗。今年はGWに仕事が無かったのでウキウキと全日のチケットを確保して観戦に行った。もちろん推しである堺ブレイザーズの応援に。
その堺ブレイザーズの対戦相手だった近畿大学。大学の名前はもちろん知っていたし、関西の強豪校であることは知っていた。そして友人が推している後藤くんの名前だけ知っている状態。
そんなほぼ何も知らない状態の近畿大学に、堺ブレイザーズが敗戦。
大学だからと舐めていたわけでは決してないが、ジャイキリって本当にあるんだと驚いたし悔しかった。が、それと同時に「近大っていい選手結構おるやん…?」と目を引き、翌日以降の黒鷲旗は近畿大学の試合もしっかり見てみることに決めた。その後の近大東レ戦、近大東海大戦を見て思ったのだ。
近大の試合がもっと見たい。
近大をもっと知ってみたい。

近畿大学の無料観戦日&ファン感へ

5/6、私は持っていた黒鷲旗決勝戦のチケットを友人に譲り、近畿大学記念会館にいた。
黒鷲旗については堺ブレイザーズは東レ戦で敗退していたこともあり、持っていた決勝のチケットは決勝へ残ったウルドファンの友人に譲った。
当初は誰が勝ち進んでも決勝を見に行こうという気持ちだったが、前々日の知らせを見て気持ちが揺らいでしまった。その知らせというのが、同日に近畿大学の試合が見られる。かつ、近畿クラブスフィーダのファン感謝イベントが無料である、というもの。
近畿クラブスフィーダに関してはV3のチームで近大の在学生や社会人が混在するチームであることだけは知っていた。
近大の試合が見られる、そしてなんかオモロそうなイベントがある。
(この辺は私の「なんかオモロそう」で行動しがちな部分が出ている)
よっしゃ近大行くか~!となったわけである。
人は私を軽率フッ軽と呼ぶ。

とは言え大学バレーの知見ゼロ。初っ端から1人は不安だったので、偶然同じく黒鷲旗で近大を見てみたくなったというフォロワーと一緒に行くことにし、同時に大学バレーの有識者に事前に色々教えてもらった。
座席は基本的に自由席で早い者勝ちであること。座席に段差はないので2列目以降は見づらいことなどなど。自由席自体不慣れなのでびくびくしていたが、無事座席も確保出来た。2列目だったので見づらい部分は多かったが、臨場感はやばかった。
そして1番大事な試合もファンイベントも、めっちゃ楽しかった。
後述する気になる選手たちの活躍も見られたし、黒鷲旗の近大-東海大戦でも感じた学生同士の戦いならではの熱さみたいなものも感じることができた。
そしてファンイベントもアットホームで楽しかった。(好きな選手とバレーで対人が出来るのには驚いたが)(もちろん日和って参加はしていない)
やっぱり近大の試合面白いなーと思った軽率な私は、その帰り道に現在リーグ中の春リーグの日程表を眺めたのであった。

残りの春リーグ3箇所に行く

結局、6日の試合の他に3箇所の試合を見に行くことができた。
(急遽予定が空いたりして、予定より増えた)
リーグは1日3試合×2コート同時開催、折角なので近大以外も見たいと思い1日3試合×どちらかのコートをフル観戦。
詳しくは後述するが、1日3試合は疲れるがそのおかげでいろんな大学を見ることが出来て楽しくていいなと思った。

観戦した試合

5/6:近畿大学記念館 別館
 →近大-龍谷大、近畿クラブスフィーダファンイベント
5/14:立命館大学OICアリーナ
 →大産大-関西大、龍谷大-神院大、近畿大-同志社
5/20:近畿大学記念館
 →龍谷大-関西大、近畿大-立命館、京産大-神院大
5/21:天理大学杣之内第1体育館
 →大体大-関西大、龍谷大-京産大、近畿大-天理大

基本的に気になると思った学校がいる試合を見るために2つのコートを行ったり来たり。どちらもわからないな…だったら前の試合から動かず。これができるのが自由席の利点かもしれない…
近大を優先して、あとはリーグを見ながら気になった大学を優先して観戦できるようにしていた。
どの試合も面白かったが、やはり接戦になる試合は特に面白かったし、最終日の近大-天理はV1ファイナルかという熱さで近大を応援していた。
結果は負けてしまったが、(リーグ上は優勝)天理も強かったしどっちも良かった…という満足感で観戦を終えた。

気になった大学・選手

黒鷲旗で気になった近畿大学はもちろん、大学リーグにいくつか目を引く選手・大学に出会うことができた。
たった数試合しか見ていないので出場タイミングなどもあると思うが、その選手について書いておく。

近畿大学

上述にある通り、黒鷲旗での堺ブレイザーズ戦や他の試合を見て良いなと思った大学。リザーブの元気さはもちろん4年生を中心とした各ポジションの選手も目を引く選手揃いで、交代で出る選手まで良い活躍をする選手層の厚さを感じた。
元気さは大学生に見えるけど選手の体格や雰囲気は本当に学生か?と思う時が多く、(Vリーグチームでプレーしている選手が多いからとかあるのかな)何か他の大学と違うなと思わせる大学だと思う。

4.中西武瑠 選手

黒鷲旗で真っ先に目に留まった選手。
サーブもスパイクもキレキレで正確、パワーよりテクニック派な印象。(スパイクの威力ももちろん凄いけど)
コート上でメンバーにしっかり声をかけたりしていて上級生かなと思ったらやっぱり4年生だった。
後からフォロワーに「きんでん(V2)で見てるんじゃないの?」と言われて唖然とした。そう、彼はきんでんトリニティーブリッツ(V2)にシーズン中在籍をしていた選手なのだ。
そしてそのきんでんを1度だけ見に行ったことがあり、当時きんでんでも気になる選手に彼をあげていたっぽくて自分の記憶力を恥じた。V1だと内定以外で大学生がチームにいることって少ないから繋がってなかったんだ許して……


11.後藤陸翔 選手

頼れるキャプテン。人生何度目ですか?と言ってしまうほどしっかりしている印象。チームをまとめる姿、鼓舞する姿、一緒に喜ぶ姿…どれも本当に素晴らしいなとまず「キャプテンとしての彼」に目が奪われた。
そしてもちろんプレーも上手い。試合を見て一瞬で「上手いなこの子」と口から出た。
連続でトスが上がっても何度も違う角度で打ち込んで決めたり、パワーもある。サーブもキレる。足のテーピングが心配だよ私は…これからももっといろんなプレーが見たいなと思う選手。

22.丸尾翔太 選手

大学生!?と驚くほどの身長が高く、もちろんブロックも高い。手も長い。そこから繰り出されるクイックの角度もえぐくて良い。
少しぼんやりとした印象のお顔なのに点を決めた後はワーっと喜んでいていいギャップだなと思う。
そして彼も中西くんと同じく、きんでんの時に気になる選手にあげていたらしい。私の記憶力……1試合しか見てないから許して欲しい…。
ファン感で配られた資料を見ると大阪の堺市出身らしく、ブレファンとしては応援したくなるやん…となる選手。
中西くんと同じく、地元きんでんで頑張ってくれていた印象も大きい。

他にもセッター、リベロ、みんな目を引く選手ばかりで困った。
あとは個別選手とは違うがリザーブの元気さが他の大学と比べて一線を画していて、楽しい。誰かを中心にぐるぐると回ってメリーゴーランド状態になったり、リザーブエリアから飛び出る勢いで喜んだり。そういう楽しい雰囲気なところも近大良いなと思う要素の1つだったりする。

龍谷大学

近畿大学を見に行って相手チームが気になるというあるある。
戦績はまだまだこれからという部分もあると思うが、プレーに目が行く選手が多かった印象。
あとはV1の手原選手の母校ということもあり応援したいなと思う大学だった。あとユニフォームの色が好き(そこ?)

1.吉本旺平 選手

正直、第1印象は「なんだこのイケメンは!?」だった。
でもプレーを見たら良い…!しか言えなくなるそんな選手。キレのあるサーブとそんな腕からなぜこんなスパイクが打てるのかと驚く威力のスパイクが飛び出して驚きの連続だった。
調子が良かったからなのか普段からなのかトスが上がる回数も多く、それにこたえるように次々とサイドからもセンターからも点を取っていてエースってこんな感じなのかと思った選手。彼もクールな職人タイプなのかい?
1試合にBA何本打った?

22.山本武蔵 選手

第1印象は「なんだこの面白セッターは!?」だった。
プレーではトスの上げ方が面白い。いちいちリアクションが賑やかで楽しい。踊るわ変なステップ踏むわミスしたら正座するわで目が離せない(笑)
流石ファンタジスタ手原の後輩…と思わざるを得なかった。
凄くいいセッターだなと思ったが、初日以降プレーを見ることは叶わず残念。ケガとかじゃないといいけどなあ。

立命館大学

通称Rits(リッツ)な立命館大学。
チームとしては近大と並ぶくらい好きだな~!と思った大学。
言葉にするのは難しいが、チーム感とか雰囲気とか戦い方とか、チームとして魅力的だなと思ったのが立命館大学だった。
もちろん個々の選手も素敵な選手ばかりで、最終日は近大天理戦と立命館同志社戦が被っていて泣いた。どっちも見たかったのに。

18.古谷祥 選手

めちゃくちゃいいプレーするサイドだなという印象で結構先輩なのかと思ったら1年生でめちゃくちゃ驚いた選手。
そして聞いたら開智卒らしく、昨年の春高唯一開智戦だけ眺めてたのに運命感じた。(もちろん選手個人までは覚えていない)
良いサーブ打つよね。あとでスタッツを見て効果率結構高くて納得した覚えがある。

3.三浦宇司 選手

試合中の表情にまず目を奪われた選手。笑顔素敵やん…古谷くんもだけど。
そういうところも立命館が好きなところかもしれない。
彼もいいサーブを何度も見せてくれたし、ここぞという時に決めてくれる印象でかっこよかった。

あとは19番木内くんも印象に残ってるかな。あとリベロの子も良かったな…とちゃんと見たのは1試合だけなのに凄く印象に残るチームだった。
次の機会には何試合かちゃんと見たいな…。

大学リーグの面白さ

大学リーグは面白かったかと聞かれたら、迷わず「はい」と答えるくらいには面白かった。
1試合に全てをかけてるんじゃないかってくらいの全力さとかもあるし、逆に危うさというか不安定な部分も見える。逆に4回生にだけ見える最終学年の格好良さみたいなものもある。
Vリーグにももちろん引退などの終わりはあるが、大学は4年で終わりと決まっているからこそ燃える炎みたいな、強い光みたいなのがあるのかなと思ったり。
あとはどこの会場が狭いから臨場感が凄い。柵も何もないから怖いくらいだけど。
学生同士なのもあるし違う大学同士でも交流が多いのか、試合前後に違う学校同士で交流をしていることが多くみられて、Vリーグの同い年繋がりとかはこういう所から来てるんだなという発見もできて面白かったかも。
もちろんこの中の何人かは将来Vリーグの世界に来るだろうし、その時は「あの時の●●大学の子だ!」と嬉しくなると思うから、Vリーグに応援したくなる選手が増えすぎるかもしれない。
現に今後V2やV3の試合に近畿大学の子がいるぞ、となれば見に行っちゃう気がしてるし…。まあV1と日程が被ってると難しいけど。

V1とのギャップ

自由席

自由席 ムズカシイ。
どれくらい早く行って取っていいのかもわからないし、取れた席の周りに後からご家族や応援団が集まってきた時の気まずさったらない。(特に近大天理大の応援団の人数と統率力が凄すぎて)
良い感じに試合も見れて、あの応援団のお邪魔にならない場所を取るにはもう少し経験を積まなくてはならない…。
私もその応援団側に行けばいだろうけど、試合中静かにカメラを覗いたり、何なら相手チームにもエールを送ったりするから応援団の真ん中に座っちゃうと場違い感が凄くて。
あとは会場によってはアリーナのサイドにパイプ椅子が2,3列あるだけみたいな場所もあるので、2列目以降はカメラ終わった、みたいな場合もある。
自由席、自分の好きな席に座れるのはすごくありがたいけど(ブレのHGがアレなので)どこに座るかはしっかり考えなきゃなと思う。

体育館の狭さと臨場感

大学の体育館としては広い会場もあるかもしれないが、基本的にVの会場と比べると当たり前に狭い。ブレ体よりは大きいかもしれないが…(笑)
座席は上述の通りパイプ椅子3列みたいな場所もあればスタンドがある場所もあったが、パイプ椅子3列の体育館はコートに近い。近すぎて怖い。最初選手用の席かなと思ったら観客席だったからびっくりして暫く座れなかったもん。近すぎて。
ただその近さはVリーグではなかなか味わえない臨場感があって楽しかった。ただ壁と距離と段差は欲しい。

選手との距離感の近さ

差し入れは直接選手を見つけて手渡すとか、選手が客席に声をかけにきたりとか(家族もいるしね)、V1オタクは近いな…すごいな…しか言えなかった。
まあ言っても普通の大学生だもんな。その近さが楽しい人は応援していて楽しいんだと思った。その辺の雰囲気はV2を見に行った時と近かったかもしれない。私はその近さに慣れることは一生ないので、遠くからゆるく応援するだけだが。

今後もゆるっと応援する予定

書いた通り応援したいなと思う大学や選手がいるので、今後もV1と並行しつつゆるく応援したいと思う。行けるときに行って写真撮って応援して帰る~みたいな。
V2V3との並行と違って大学のリーグはVリーグのシーズンと被らない部分もあるので、そういう時に見に行きたいなと思っている。
次は西日本インカレ?かな?
楽しいバレー観戦ができる場所が増えて嬉しいし、このきっかけをくれた近畿大学バレーボール部の皆さんには感謝しかないし、今後も応援したいなと思う。


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