ぼくとお笑い

ぼくはお笑い好きであった。といっても、すっかり過去形になってしまったが…
といっても嫌いになったというわけではない。ただ、見ることがめっきり減った。

中学生の時に「エンタの神様」というお笑い番組が流行った。中でも陣内智則は大人気で、僕も好きであった。
放課後、学校の近くのコンビニで友達と集まってお笑い番組の話をするのが好きであった。いわゆる日陰者グループに属していたぼくと友人のいつもの流れでゲームか漫画、お笑いの話をするために集まる。

陽気なグループからはまた集まってるよ、とか思われてそうだったがお構いなしだった。

特に会話に花咲かせたのは「エンタの神様」と「トリビアの泉」の話題であった。
エンタの神様は、オリラジ、ギター侍、陣内智則やタカアンドトシなど数えきれないくらいの芸人を世に出しヒットさせた番組だ。
いわゆる一発屋といわれる芸人もちらほらいたが、今になって「チクショー!」のコウメ太夫や「ナナナナ〜」のジョイマンなど遅れて評価されてきてるのがなんとも面白い。
彼らは時代を先取りしすぎていたのかも知れない。
中学生時代はもっぱら陣内人気が凄まじく、彼のネタの話ばかりをしていた。
陣内の映像を使ったネタはどれも印象に残っていた。録画して何度も見返したものである。完成度がどれも高かったのだ。

今は、何かとコント番組も減りテレビ自体を見ることがほとんどなくなった。
土曜10時に毎週テレビにかじりついていた頃がなつかしい。

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