リーマンダ制作秘話

もう何年前になるのだろうか。
ゴロンダ番長のシリーズを一区切りさせて、次なるポケモン二次創作4コマ漫画シリーズを考えていた。ゴロンダ番長を一区切りさせたのはいいが、若干終わらせてしまったことを後悔した部分もあった。
長く続けられるシリーズはないものか、単発4コマシリーズを描いてもありがたいことにそこそこ見てもらえるのだが
シリーズものというのは安定感があり、何より派生派生の連続で単発ネタを多く描くよりも楽なのだ。そこで頭に降りてきたのがサラリーマンのボーマンダ「リーマンダ」であった。

2足歩行のボーマンダが夢に出てきた

ぼくはわりと朝目が覚めたあと、夢の内容を覚えている。明晰夢?とかいったかな。
これはあまり睡眠の質としてはよろしくないサインなのではあるが、ぼくのマンガ制作に役に立つこと多い。
ある日見た夢は、スーツを着たボーマンダがトコトコと二足歩行であるいて日常生活を送っているという夢だった。
ご利益のある夢かはわからなかったが、後にこれがシリーズ化することになるので少なくとも悪い夢ではないだろう。
以前にネットで見たガム先生の漫画「アフリカのサラリーマン」を読んだのが夢に少なからず反映されていると思う。
アフリカのサラリーマンは動物たちがたのしく社畜をしているギャグ漫画である。
気になった方は本も出てるので読んでみることをお勧めする。

夢の内容を思い出しキャラクターに

このトラウマを植え付けるレベルのインパクトのある夢を漫画にするしかない。
夢の記憶が消えてしまう前にぼくはペンを取った。スーツを着たボーマンダ…描いてみたらいまいちだったが、
メガネを足すといい感じにオジサンっぽいシュールなボーマンダができた。
タイトルを決めることは難しくはなかった。
ボーマンダのリーマンだから
「リーマンダ」。

新聞の4コマみたいなボーッと読めるシリーズにしたい!

お恥ずかしながら、リーマンダを描いているぼく、オニモツは
会社勤めの経験がない。過去に就労と呼べるのはせいぜいコンビニバイトや、障がい者向けのA型作業所と呼ばれる、いわゆる企業で障がい者雇用を目標に
事務作業などをする場所である。
一般企業の役職もよく分かっていなかった。
でもサラリーマンのリーマンダを描きたい!と思った。ネットで探せば一般的な仕事内容や役職もでてきたのでなんとか描けそうだった。
気がついた方もいるかもしれないが、リーマンダのシリーズに仕事をしてるところがあまりでてこないのはこのせいである。
圧倒的経験不足。
そうしてゆるい会社コメディみたいになった。
前作「ゴロンダ番長」は学園モノ?であるのに対し、シュールで哀愁漂うのが「リーマンダ」というのに落ち着いた。

俺は昔、空を飛びたかった

一話の冒頭にあるこのセリフ、本家ポケモンプレイヤーならお察しであるが
ボーマンダは進化前のタツベイの頃から空を飛ぶのを夢見ていたという設定である。
しかしそらをとぶの技は、ひでん技以外の戦闘ではあまり使われていないイメージだ。
近年のポケモンではそらをとぶのひでん技すらなくなってしまった。
タツベイの夢見た空は技「そらをとぶ」を指している訳でもないだろうが、
夢を叶えた後、大人になるとどうなってしまうのか
追っていたものが小さく見えるのか
それともそれを活かしてさらなる目標に突き進むのか。それは筆者自身答えは出ていない。

ドラゴンタイプの仲間たち

これは後付だったのだが、社員全員をドラゴンタイプで縛ってしまうのも面白いと思った。ただそれだけだ。
リーマンダをベースに二足歩行でスーツを着たフライゴンやガブリアスがいても面白いのではと思って書いたら、意外とボーマンダ以外もスーツを着るとなかなかにキマる。
不思議である。

最後に

リーマンダについてだらだら語りましたが
お楽しみ頂けましたでしょうか。
前のアカウントを病んで消してしまい、復活した際に結構「リーマンダが見たい」という声を多く頂いて、嬉しく思います。
実はゴロンダ番長は元データがなかったのでリメイクして復活したわけですが
リーマンダは元データが残ってます。
でも折角なのでこの流れに乗ってリメイクという形になります。
リーマンダシリーズ更新しなくなってからだいぶドラゴンタイプのポケモンも増えたので、新しい会社の仲間にもご期待ください。

それではこのへんで。

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