見出し画像

UFO写真についていろいろ考えてみた

科学技術と人間社会の発展はこの世から「オカルト」を様々な形で排除していった。

幽霊が現れる暗闇は街頭に照らされ、妖怪が潜む裏道にも人があふれる。UFOが飛ぶ空には飛行機が飛ばない日が無い。そして人々の心の中にあった「未知への好奇心」が無くなっていった。

しかし無くなっただけではない。新しく生まれたものもある。

例えば、画像・映像の編集技術がいわゆる「トリック写真」を生み出した。
古来より妖怪は人々の噂話によって生まれ、広められてきたことを考えれば、トリック写真も新しいオカルトと言えるかもしれない。

様々な技術の発展がこの世に新しいオカルトを生み出した。しかし増えすぎたオカルト写真には懐疑の目が向けられてしまう。こうしてトリック写真の中に本物(かもしれない)のオカルト写真が埋もれていくのである。

長くなったがつまり何が言いたいのかというと、現代には新しく作られたオカルト、「トリック写真」が存在すること。そして悲しいことに我々はオカルト写真を見たら本物か偽物か考えなければならない、ということだ。


今回はUFOを題材に、実際にトリック写真を見てみよう。

まずはこちらをご覧いただきたい。

画像1

フランスのパリで撮影された。エッフェル塔の周囲を飛ぶ2機のUFOである。しかしこれは窓ガラスに写った電灯と傘を、エッフェル塔に合成したものだ。

お次はこちら。

画像2

一見すると空飛ぶ円盤である。ただしこれもトリック写真である。軒先に吊るしたボタンを撮影したものだ。

お次はこちら。

画像3

何のことはない。灰皿を2枚合わせただけの物である。

このように、わかっているだけでもたくさんのUFOのトリック写真があふれている。

しかしトリック写真に少しがっかりした方々、案ずるなかれ。もちろん本物(と思われている)写真もある。

画像4

こちらは「宇宙ボタル型UFO」と呼ばれている。

1962年5月24日、宇宙船マーキュリー7号のカーペンター中佐が宇宙で撮影したものだ。カーペンターは「氷の結晶ではないか」と証言したようだが、果たして宇宙に氷が飛んでいるのだろうか。加えてこの物体は、宇宙船に追随してきたと証言されている。


画像5

上は1950年春、アメリカオレゴン州マックミヌビルで農業を営むポール・トレント氏が撮影したものである。UFOを否定する目的の米空軍の報告書の中で唯一「説明不能」として処理された。
この写真はその後30年以上に渡り世を騒がせることになる。


画像6

上は1956年7月19日、アメリカのカリフォルニア州で15歳の少年が撮影したもの。分析の結果、なんと直径7mもあることが確認されている。


3つの写真を見て頂いた。これらは「本物のUFO写真」と言われている。ただ世間的にはUFOがまだ認められたわけではない。ここでいう「本物」とは「偽物と否定できなかった」ものを指す。
現状、UFOであると考えられているものの多くは「説明不能だからUFO」と言われているに過ぎないのだ。


面白いね(^^)


別記事

UFOの定義についていろいろ考えてみた

人類とUFOの接触についていろいろ書いてみた

人類とUFOの来たるべき日についていろいろ書いてみた