2022.01.08「『ソフトウェア』とソフトウェア」+今日のおすすめボカロ曲
カップヌードル×プロジェクトセカイコラボ企画からの投稿作。「やぱぱぱぱぱぱ」といった語感の楽しい作詞やシンガロングパートが楽しく、曲全体がユニーク、もっと言えばだいぶヘンな作りになっており聴いていてすごく面白い。最近のDECO*27さん、提供曲のときいつもヘンな曲作ってる印象で好き。
香椎モイミさんの書くダウナーで破滅的でセクシーな恋愛の曲が好き。この系統ひさしぶりな気がするのでとても嬉しいです。おしゃれでダンサブルなサウンドの中に挟まるクラシカルなストリングスやピアノが超セクシー。
ついなちゃんAI日本語ライブラリによる英詞歌唱だが、それを全く感じさせない。普通に「ついなちゃんって英語ライブラリもあるんだ…」って思ったけど違った。流れるようなグルーヴが心地よく、なにより抜群に音が良い。
面白い!すごく面白い音楽で超テンションあがっちゃった。テクノサウンドの中で重音テトの歌声をシンセのように扱う。だから余計にふと聞こえることばにどきっとさせられる。
強い!!!めちゃくちゃ強い。強いEDMです。しびれるような低音と抜群にキャッチーなメロディ、これでもかと音で殴るドロップで最強になる。サビやドロップの入りに入る初音ミクのがなりが超良い。
COBA x5884xさんの作られる曲のメロディがめちゃくちゃ好き。超泣きメロ。ドエモい。静かにひとりごちるように言葉をかさねるABメロからの、サビの爆発!そしてそれを支えるストリングスの泣きにグッとくる。すごい。
YOASOBI以降のポップスを丁寧に、確かな技量を以て紡ぐ。細切れにことばを置いてみたり、ながれるように歌い上げてみたり、軽やかに変化していく歌メロが超きもちいい。全体を通してピアノの動きがちょ~いい、特に落ちサビ前のピアノソロは必聴。
したったらずであまったるい葛駄夜音の歌声がとろけるようなIDM。音数の少なさに反して驚くほどポップでかわいらしく、やわらかで明るい印象。とにかく耳心地が良く、ずっと聴いていられる。
前々からTranceって超クラシカルだよな~と思っていたんですが、これはど真ん中、超クラシカルなTranceです。重厚な交響曲のよう。ゆっくりとていねいに立ち上げられていく冒頭から、キックが入った瞬間世界の色が変わる。しっかり長いのも超良い。
●日記
・まずごめんなさいなんですが、投稿が1日押しました。これは9日投稿ですが8日のぶんです。8日に予定が入っており、家を出る前に下書きしてから臨んだのですが帰宅後即寝落ちをかましました。このあと8日の曲をききはじめます。
・いつも金曜日は有名P投稿ラッシュになりがちとはいえ、この金曜日は密度がすごくていつも以上にワクワクして聴いていました。著名なボカロPの投稿が多いのもそうなんですが、それを差し引いても熱量の高い、気合の入った曲が多かったように思います。年始だからかな。今年もボーカロイドは楽しいですね!
・カップヌードル×プロジェクトセカイコラボ企画が告知されていた。
・めちゃくちゃ面白い。
・まずキービジュアルが面白い。カップヌードルだから奏がメイン張ってるっていうのがもう面白いし、きょうだいキャラクター揃い踏みの中に放り込まれた寧々と寧々ロボも面白い。寧々、いつもヘンなポーズさせられてない?
・プロセカのキャラクター設定には詳しくないんだけれど、奏が食べてるカップ麺ってカップヌードルなの?なんとなく激安の別においしくもないカップ麺を選んでいそうな気がしてた。でも、スーパーで買い物してるとも思えないからamazonやらで箱買いしてそうで、そうすると逆にカップヌードルそうでもある。
・オリジナル楽曲コラボも面白い。『「カップヌードル」のオリジナル楽曲』って響きすごいな。
・ボカロPという単語は出てこず、「10代の若者に人気のクリエイター」という表記がされているのも思想が感じられる。私はくじらさんが人気ボカロPという看板を背負わされているのを見るたびに「くじらさんが伸びたのはボカロではない場なのに…」と少しもやついている面倒くさいオタク(くじらさんが好きだからこそボカロの外で伸びたのが悔しくて、悔しいからこそボカロの外で伸びた人なことを意識していたいオタク)なんだけれど、10代の若者に人気のクリエイターって言われちゃなんも言えんわ。すごく良いと思う。
・あとこの記事の最後の「プロジェクトセカイについて」と「初音ミクについて」。
・『歌声合成ソフトウェアで、バーチャル・シンガーとしても活躍する「初音ミク」など』、よくない?
・ソフトウェアであること と バーチャル・シンガーとして活躍していること は別なんだ……みたいな、うまく言えないけど、そういう面白さがある。プロセカくんにおいては初音ミクらバーチャル・シンガーがソフトウェアである根拠が今のところどこにも出てきておらず、ボーカロイドについても言及されたことがない、といった世界観の都合とうまく折り合いをつけて現実に馴染ませてくれている感じが良い。
・こっちは「初音ミクについて」。
・最近の公式系ページにいつも記載されているお決まりの文章。…なんだけど、一か所違うところがあって
・こっちの「いつものやつ」とは違い、「ソフトウェア」に鍵括弧がついていない。「誰でも歌を歌わせることができるソフトウェアです。」のところ。
・普通に脱字かもしれないけど、意識的にそうしてるならめちゃくちゃ面白いなと思う。「初音ミクとは」愛好家として今後も色々な記事の初音ミクとはに注目したい。面白いやつあったら教えてください。
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