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【帰国しました】コロナ禍でのアメリカ人配偶者ビザ取得〜帰国まで

おかげさまで無事1月20日、家族全員で日本へ帰国いたしました。まぁ帰国と言えるのは私だけで、幸は初めての日本、アンソニーも一昨年以来の日本です。このコロナ禍で、なかなかリスキーなことをやってのけたと思います。現在は、帰国前から少しずつ準備してもらっていた新居で、インターネットの開通と、2月下旬に届くであろう引っ越し荷物を待ちわびながら、何とか生活しています。

準備を始めて、ただただ待つばかりの数ヵ月でなかなかストレスフルな日々を過ごし、思い出いっぱい、それも人生の大イベントとなる結婚・出産・育児を経験したニューヨークが恋しくもありますが、前を向いて、新たな生活をより良くしていけたらと思っています。

記録のためと、もしかしたらどなたかのお力になれるかもと思い、詳細を記載したいと思います。
以下、あまり面白くないかと思うので、興味がある方のみどうぞ...。

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在留資格認定証明書の申請準備

帰国に向けてはまず、アンソニーの在留資格認定証明書申請の準備を開始しました。
ちなみに、帰国の理由についてはあまり言葉にはしたくないのですが笑、このコロナ禍でアンソニーの仕事にも影響が出てしまったというところです。

今回は急ぎでもあったため、行政書士さんにお願いしました。
LINE電話で2度ほど打ち合わせ、あとはメールでのやり取りでした。
提出した書類や聞かれたことは以下の通り。

【行政書士さんへの提出物】
◎両方
・パスポート画像
・一緒に写っているスナップ写真数枚
◎西村
・戸籍謄本
・両親の住民票
・日本の口座の預金明細
・確定申告書
【打ち合わせの際に聞かれたこと】
・私がアメリカに入国した日付
・アンソニーと知り合った時期、場所、いきさつ、付き合い始めた時期、結婚までの流れ
・スナップ写真を撮った場所(行政書士さんが3枚選定)
・アンソニーの犯罪歴の有無
・両方の家族の名前、年齢、電話番号、住所(アンソニー側は州と市まで、私側は番地、部屋番号まで)
・私の実家の家賃と間取り
・海外転出届をした時期

上記を踏まえて行政書士さんが作成され、メールで添付してくださった書類が以下。

・在留資格認定証明書交付申請書
・質問書
・質問書別紙
・身元保証書
・滞在費支弁方法について
・スナップ写真(提出用)

そして、こちらで署名・捺印等し、行政書士さんへ送付したものが以下(UPSのWorldwide Express Plus=翌営業日に配送を利用、約$100)。

・質問書全ページ
・質問書別紙
・身元保証書(署名、捺印済みのもの)
・滞在費支弁方法について(署名,捺印済みのもの)
・アンソニーの証明写真(縦40ミリ・横30ミリ)数枚
・アンソニーの出生証明書原本
・米国の結婚証明書原本
・戸籍謄本の原本1通


在資申請準備から配偶者査証取得まで

時系列で以下のようなスケジュールをたどりました。

▶ 10/3  行政書士さんへ問い合わせ
▶ 10/8  行政書士さんとLINEで初打ち合わせ、申請準備開始
▶ 10/21 申請完了
▶ 11/3  追加書類提出
▶ 12/8  出入国管理局へ進捗の問い合わせ
     ⇒ 担当の審査は完了、上司の決裁待ちとのこと
▶ 12/26 外国人の新規入国停止報道でオロオロする
▶ 12/26 夜に在留資格認定証明書発行の連絡(タイミング…!)
▶ 12/27 領事館へビザ申請に必要な書類一式をメールで送付
▶ 12/28 書類確認は年明けになるとの連絡
▶ 1/7  領事館よりビザ発行の連絡がくる
▶ 1/8  配偶者ビザ受け取り

3ヵ月...なかなか待ちました。

在留資格認定証明書については、夫婦どちらかが日本にいらっしゃる方が優先されるとの情報もあったり、実際にTwitterで、同じ大阪入管へほぼ同じ時期に申請した方が1ヵ月ちょっとで取得された方と繋がったりなどで、どのエリアの入管へ申請するか、夫婦どちらかが日本にいるかどうか、なども審査期間に影響するのかなと思いました。

ただ、在留資格認定証明書が交付さえすれば、ビザは特に問題無く発行されるようです。今回、戸籍謄本も提出するように言われたのだけど、在留資格認定証明書の交付申請の際に提出しているので基本的にはいらないようで、行政書士さんも不思議がっていました。コロナで領事館によっても提出書類などが少し違うようでした。
ニューヨークだと領事館へはすべて予約制となっていて、幸のパスポート申請で予約した際は2週間先まで予約が埋まっているような状況だったので、この件に関してはシアトルで申請して良かったなと思いました(シアトル領事館も予約制とのことだったのだけど、査証申請だけなのか、特に予約は必要なしでした)。

ビザ発行の電話がアンソニーに掛かってきたときは、ふたり泣いて喜びました笑。

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※以下、FBの情報共有グループで投稿した文章をコピペしたので文章に少し違和感があるかもしれません、ご了承ください...。

帰国時の航空会社選択

航空会社はハワイアン航空、ハワイ経由で関空へ飛びました。
シアトルから関空までは他に、

1)シアトル⇒ロサンゼルス⇒関空(JAL)
2)シアトル⇒台北⇒関空(EVA)
3)シアトル⇒仁川⇒関空(アシアナ)

※台湾、韓国のトランジットや入国に関しては下記を参照:
https://flyasiana.com/C/JP/JA/customer/notice/detail?id=CM202002030001195030&fbclid=IwAR0ZYboANZDOCq5B2SW88E_Er6e4zjVl2_eavyOglhI5OdKvIlTr01SWDRE

...などなどがあったのだけど、幸がチャイルドシート嫌い&動きたがりだったため、飛行時間などを考えてハワイで一泊することを選択しました。ハワイアン航空の関空行きは月曜のみの運行でした。
搭乗者はハワイ行きも関空行きも、前方は不明でしたが中央は10人ほど、後方もまばらでした。
在資発行を待っている間にフライトの条件もいろいろ変わったりしていて、台湾はトランジットを受け付けないとか、韓国は24時間以内だと大丈夫とか...とにかく変わりゆく情報に振り回されまくっていました...。

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出国前72時間以内のウイルス検査/陰性証明書の取得

米国籍のアンソニーは日本入国の際に必ず必要でしたが、幸と私もハワイで外出するために元々検査する予定でした。
アメリカ出国前=ハワイ出発時刻から72時間以内ということで、搭乗時刻(1/19 13:30発)を考えつつフォーマットへの記入手配なども考え余裕を持って、1/16の夕方頃に受けたかったのだけど、予約した検査場が15:00頃までしか受け付けておらず、フライト前日1/17 9:00頃に家族3人分予約しました。

予約当日、検査場に行くわけですが、フライト時間を伝えると、間に合わない可能性があると言われました。24時間以内に結果が出るとのことだったのに、翌日の夜12時までのどこかで...と言われ、いつ結果が出るか誰にも分からないと言われました。一瞬絶望しましたが、家族全員分の約$700を無駄にはしたくないということで、、、とにかく検査を受けて、朝までに結果が出ていなければ他の手を考えようと話し合いました。実際には、朝方5時頃には結果が確認出来ました。(ちなみに、アンソニーが少しハワイの検査場も調べていましたが、24時間以内に結果が出るクリニックは出てこなかったとのことでした。)

空港に同じ機関があるとのことで、シアトル出発当日に空港で記入してもらい、サインもいただきました。フォーマットは印刷して持っていきましたが、それらは使われず、先方が印刷したものに記入されました。

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着陸〜空港を出るまで

※ハワイでは、10日間の隔離を免除されたい場合は事前に「Travel and Health Form( https://travel.hawaii.gov/#/ )」にて入力後QRコードを取得しておき、空港とホテルで提示する必要があります。

関空着陸後ですが、まず検疫所の方が説明をしに機内まで来られ、機内を出たのは15分後くらいでした。
機内を出て少し進むとパイプイスが縦一列に並べられており、そこに20分ほど座ってシャトルが来るのを待ち、指示があってから乗り場に移動、シャトルに乗り検査場の場所まで移動しました。

最初のデスクで、機内で配られた健康カードとパスポートを見せて返却、そして唾液を入れる容器をもらいます。
(アンソニーと私は唾液での検査、9ヵ月の幸は鼻ぬぐいでしたが、アンソニーは泡が多いと言われ、鼻ぬぐいに変更されました...。)

検査が終わると結果を待つ場所に行く前に、健康カードを確認される箇所がありましたので、提出し、返却。
その後の通路には、質問票WebのQRコードを持っている方と持っていない方で分かれており、持っていない方はそこで入力するようでした(プリンターもあったようです)。
通路を進んで行き、質問票WebのQRコードをスキャンするデスクがありました。
そこでもパスポートと健康カードを提出し、返却されました。
幸と私の分は、予めダウンロードしておいたPDFを携帯で表示させ、スキャンしました。
アンソニーはPCにしかPDFがなく、携帯にはQRコードをカメラで撮ったものしかありませんでしたが、スキャン出来たので特に問題はありませんでした。

そして陰性証明書提出のデスクへ行きます。
幸と私の分は回収され、アンソニーの分は入国の際に必要だと言われ、返却されました。
おそらくこのデスクでだったと思うのですが、結果が出るのを待っている間に、家族3人で1枚でいいのでと言われ、誓約書を1枚もらいました。
待ち時間に記載していると、問題無く書けているか、係の方が2度ほど確認しに来てくれました。

待機している場所でようやく自販機を見つけ、水が買えました。
飛行機を降りるとこから検査終了までは飲食は禁止と言われていたので、とても喉が渇いており助かりました。
また、そのすぐ近くにお手洗いもありましたが、そこには子どものオムツ交換台がないとのことで、オムツ交換の際は係の方に案内してもらいました。
鼻ぬぐい法は時間がかかると聞いていましたが、全員同時に結果が出て、待機場所にいた時間は30分程度だったような気がします。
モニターに自分たちの番号が出たのを確認後、来た道を戻るようにして次のデスクへ行き、結果が記載されたシールを健康カードに貼ってもらいました。そこで誓約書は回収。

その後、外国籍の方だけ何かの用紙に出国時のエリア名とサインをする必要がありましたが、ここにシティ名、ここに日付、ここにサイン...と言われるがままにどんどん記載していったので、その用紙が何なのか読む暇もありませんでした...。

そしてようやく入国審査です。
パスポートや健康カード、夫の陰性証明書などすべて提出し、アンソニーは指紋をスキャンし顔写真を撮られ、在留カードを発行してもらいました。パスポートと、健康カードも返却。


余談

アンソニーの在資を待っている期間中、入国制限や緊急事態宣言が次々と発せられ、一時はどうなるかと思っていましたが、日本人の配偶者は「特段の事情」に当てはまるとのことで、無事入国出来た次第です。

在留資格認定証明書はただただ待つのがストレスだったし、ウイルス検査は所定のフォーマットに記載してくれるところ、かつ24時間以内に結果を出してくれる機関を探すのが大変だったし(アンソニーが探しましたが)、11月下旬から約2ヵ月間、ずっとホテル住まいだったし、なかなか経験出来ないことを経験しましたが、今となってはすでに遠い過去のように感じます...。

飛行機の中では、幸はほとんど寝ず、途中ギャン泣きする場面もありましたが、乗客が少なかったので何とか事なきを得たという感じでした(抱っこして機内を歩き回ったりも出来ましたし...)。
私は映画テネットを観たくてしょうがなかったのですが、天気の子1本だけとなりました......ハワイからは10時間弱もあったのに......。

最後に、即席で作った今年の年賀状もどきを貼って終わりにしたいと思います。帰国した私たち家族とoniguiliを、どうぞよろしくお願いいたします。

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