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OniGOが解決したい日本の課題について

こんにちは。
「10分で届く宅配スーパー」アプリを運営するOniGO株式会社採用担当です。

前回の記事に引き続き、代表取締役CEOの梅下へのインタビュー記事です。
今回は、OniGOが事業を通じて実現したいミッションや、解決したい日本の課題についてインタビューしました。

代表取締役CEO:梅下 直也(うめした なおや)
東京大学卒業後、SMBCで勤務し、ロシアの現地銀行設立や新興国向けビジネス構築など海外勤務9年を経て、2015年に独立。スタートアップを複数設立し、楽天への売却などを経験。連続起業家としての経験を生かし、OniGO立ち上げと同時に海外から3億円超を調達して事業をスタート。

▼OniGOのミッションについて

「人々の大切な時間を創り出す / Bringing back people's valuable time」

これがOniGOが掲げているミッションです。

私自身、大切な家族である祖母を失った時に、もっと一緒にいる時間を作れば良かったと、後悔した過去があります。この原体験から、私は時間がもつ価値を大切にしています。

スーパーで買い物する時間は毎日30分程度かもしれません。しかし、たったの数十分でも、積み重なれば、人生において膨大な時間になります。

その時間を、例えば、子供に読み聞かせをする、家族とゆっくり食事をする、自分の可能性を広げるため勉強するなど、価値あることに時間を使うことができれば、人生はもっと豊かになると考えています。

この大切な時間を生み出すために、まずはOniGOというサービスを通じて、50年以上、根本的に変わらない日本人の買い物スタイルを変えていきたいと思っています。

▼日本が抱える社会課題

スーパーでの買い物は、特に生活に密着しているからこそ、多くの日本人にとって問題を抱えている点だと考えています。いくつか挙げていきましょう。

<買い物負担の増加>
現在、日本は高齢化社会へと向かっていますが、体力のないお年寄りにとって、近くのスーパーに行き、重い食材を持ち運ぶのは大変な負担になります。また、妊婦やうつ病を抱えている人にとっても、外に出て買い物をするというのは、大きな負担です。しかしながら、こういう人たちが気軽に使えるサービスというのは、現状日本では多くありません。

このような外に出て買い物をすることが難しい方々を楽にできるようなサービスにOniGOがなれればと思っています。

<食品ロス・環境問題>
昨今、食品ロスや環境問題への意識はグローバルの動きとしても関心が高まっています。日本でもこのような意識は高まりつつあるものの、既存スーパーでは、保管方法が最適化されていないなどの問題から、多くの食品ロスが発生しているのが実情です。

OniGOのサービスでは、ダークストア(※1)を運営しており、在庫管理の方法を最適化することで、食品ロスの問題を解決していきたいと思います。

ダークストア(※1)とは…
スーパーにように、店舗に商品が陳列されているが、実際にお客様が足を運ぶことのない店舗のこと。実際に、お客様が来店しない分、無駄に商品の陳列をする必要がないなど、在庫管理が最適化されている。(詳しくはこちら「私たちが、10分で届く宅配スーパーOniGOを創業した理由」

<画一的な食品流通・物流問題>
既存の食品小売はサプライチェーンが効率化されている分、画一的なものになっており、画一的な物流にのらない商品は店頭に並べられません。例えば、食品メーカーはスーパーに対し、数千万〜数億の商品を卸す必要があり、契約通りに納品できなかった場合の損害賠償など、厳しい契約が求められます。この状況では、中小規模で作られている魅力的な商品があったとしても、店頭に並ぶことはありません。

また、昨今注目されているD2C(※2)も、次々と業者が参入していくことで競争が激化しつつあります。良いものを作っても、リアルでは届けられず、オンラインでも激しい競争環境に身を投じる必要があります。OniGOでは、この物流の問題にも一石を投じ、多様な物流が実現できるような仕組みを作りたいと考えています。

D2C(※2)とは…
「Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」の略で、生産者が中間業者を通さず、直接消費者へオンラインを通じて販売する方法を指します。

<配達員の処遇問題>
最後はギグ・ワーカー問題です。ラストワンマイル(※3)の物流を担うのは、当面はロボットではなく、人間であることが現実的です。そういった状況において、配達員が使い捨てのような形になっているようでは、いずれ人が集まらなくなり、サービスがサスティナブルに広がりません。

OniGOでは、配達員の方々が満足のいく処遇で働いて頂き、みんなが「ここで働きたい」と思えるようなモデルを、ビジネスの成功を通じて実現したいと思っています。その結果、ラストワンマイルの物流が良くなり、世の中が便利になるし、そこで働く人もハッピーになるという世界を創りたいと思っています。

ラストワンマイル(※3)とは…
店舗からお客様に商品を届ける最後の区間のこと。

▼ライダーズファースト

先ほど課題にあった配達員の処遇問題に対し、我々は「ライダーズファースト」という価値観を持ち、3つのポイントを掲げています。

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上記を実際に実現できるように様々な工夫を行っております。
例えば、ライダーの給与体系は、デリバリーサービスによくある報酬制ではなく、時給制で稼働を頂いております。また、自転車についても、配達員で自費で用意するのではなく、OniGOから安全で乗り心地の良い自転車を支給しています。

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▼その他の取り組み

<地球環境への取り組み>

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国産の非食用米を利用したレジ袋を採用しており、耕作放棄の問題に対しても、できることから始めております。

<地域共創の取り組み>

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こちらは、地元の老舗お米屋さんとの協業事例です。地元のお店をエンパワーできるようなモデルにし、地元にも貢献できるような存在を目指しています。

<食品流通の多様化への取り組み>

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OniGOでは、本当に良いと思う商品を物流にのせて、消費者へ届ける取り組みにも挑戦しています。こちらで紹介しているのは、D2Cでやろうとしていたミシュラン7年連続3つ星シェフが作った冷凍弁当の事例です。こちらのお弁当は国内に2000万人いると言われている糖尿病予備軍の人たちが毎日食べても大丈夫な無添加、低糖質、だけどもボリュームもしっかりあるという商品です。このお弁当のように「素晴らしい商品だけど、世の中にまだまだ知られていないもの」をOniGOを通して販売し、リピーターの獲得に繋がるという事例もでてきています。

▼まとめ

本記事では、代表取締役CEOの梅下へのインタビューを通じて、OniGOが事業を通じて実現したい世界観やミッションについてご説明させていただきました。

本記事を1分でまとめると、、、

①OniGOミッション:「人々の大切な時間を創り出す / Bringing back people's valuable time」
②大切な時間を増やすために、日本人の買い物スタイルを変革したい
③日本では、買い物負担の増加、食品ロス、環境問題、画一的な物流の問題、ギグ・ワーカーの問題などが社会課題となっている。
④OniGOは様々な取り組みを通じ、上記を解決できるような事業モデル、サービスを目指している

今回の記事は以上です。

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このnoteでは、今後もインタビュー記事や取り組みを通じて、OniGOをより深く知ってもらうための取り組みを行っていきます。

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