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AQUA(トヨタ アクア)

おはようございます、渡邉孝典です。

今日は先週発売のAQUA調査試乗レポートです。

現役自動車設計者が独自の視点でレポートします。

雑誌にはないマニアックな視点でのレポートです。

結論、飽きのこない自然な車です。

概要

10年ぶりのフルモデルチェンジでTNGAプラットフォーム

ヤリスと同じです。HV専用車でサイズは変わらず

エンジンとHVユニットは最新式です。外観は昔の面影を

残しつつ、なんか女性的な柔らかさです。

外観

フロント周り

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ヤリスと違い柔らかな面構成です、あまりにお金かけてなく、

また尖ったデザインでもありません、10年乗っても飽きないデザインです。


サイド周り

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Cピラーにかけて、ベルトラインがキックしています

前モデルより極端になっています、よって斜め後方視界が

少し悪くなってきます。Aピラー周りは視界良くなっています。

なぜかというと、ドアミラーの根元がベルトライン下に

取り付いています、旧型はベルトライン上で、これにより

ドアの固定ガラス面積が大きくなり視界確保されています。

ドア下のロッカーパネルが樹脂になっています。前モデルは

鉄板でした、せっかく樹脂なら造形自由度が高いのに

鉄板と見た目は変わりません。

ルーフ周り

カモメルーフにうっすらなっています。前から見ると

カモメのように凸凹しています。運転席と助手席の

ヘッドクリアランスを確保しつつ、全高低く、ルーフ剛性を

高めるものですね、旧アクア、旧プリウスでおなじみです。

なかなかしぶとい技を使ってきていますね。


リヤ周り

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リヤコンビランプが挑戦的ですね、横のフィンがついている赤い部分は

光りません、ランプ配置設計が難しそうです。

ライセンスプレート上も樹脂です、ここもせっかくなら造形工夫が

できそうなのに、シンプルです。バックランプがバンパー中央部に

あります。よっぽどリヤランプ内に配置できず、しょうがなく

アクセントでバンパー内に持ってきていますね。

バックドアガラスの平面ラウンドがきつく、丸い印象です。

リヤホイールハウスもグラマラスです、頑張ってデザインしています。

このビューが一番かっこいいですね。

内装

インパネ周り

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エレクトリックシフト、ディスプレイオーディオ、ALL液晶メータが

新しいですね。このエレクトリックシフトが太く重い印象です。

ハンドルセンターの造形が新しいです、ナンだかここだけスポーティです。

このディスプレイオーディオでは、オートバックスで買ってくるナビは取り

付けれません。完全に閉め出しています。

エンジン

TNGA1.5L 3気筒、新HVシステムです。

3気筒のバラバラ感はありません、逆にトルクフルです。

HVシステムでも初めの1転がりが強くモーター感がいいです。

走り出せば、いかにもトヨタのHVです。

E four が新しいです、ついに北海道のお客様も冬にアクア乗れます。

四駆の費用は+20万円です、良心的ですね、必要な人向けに

しっかり用意するあたりがさすがです。

乗り心地

柔らかい乗り心地です、街乗りではこのぐらいがいいですね。

ハンドルも軽く、クイックに頭が動くことなく、ママさんも

安心です。

まとめ

安心のモデルチェンジで長く売っていく姿勢が感じられます。

乗る側も長く乗っても飽きず、安心の車です。

エンジンユニット、HV、プラットフォーム、アッパボディーも

全て新しく、旧世代の物は使っていません。

値段も適切で、キーワードは ”安心” です。

それじゃ