「そうだ お祓い、行こう。」~J1前半戦を終えて~
「そうだ、京都“へ”行こう。」じゃなくて正式には「そうだ 京都、行こう。」らしい。
どうも、onigiriです。
J1復帰後2年目、曺貴裁体制3年目を迎える、京都サンガF.C.ですが、現在J1リーグ第17節を終えて、5勝11敗1分。
5月からの地獄の6連敗。曺貴裁体制になってから3連敗以上は今まで無かったため、異常な事態となっています。
内容的には悲観するものかと言われればそうでもなく、選手監督コメントにもあったように去年の前半戦のvs川崎フロンターレやvs横浜F・マリノスほどの手も足も出ないような状態でもなく、90分間ファイティングポーズは取れていたと思います。
ただ、結果は勝ち点0。特に川崎フロンターレ戦では90分守備陣の奮闘により無失点でしのいでいましたが、ストライカー小林悠がワンチャンスをモノにし、ロスタイムに先制点&決勝点を許す結果に。
おまけにvsセレッソ大阪では…
某スマホゲームや、ピタゴラスイッチ的な複雑なオウンゴールにより失点し、これが決勝点となり無念の3連敗となりました。以降も内容は悪くなかった札幌戦、やっぱりダメだった浦和戦、J2を覚悟した広島戦と6連敗となりました。
細かいことを言えば、ほぼ縦パスのようなスローインを許してしまったのか、リスタートで何回やられとるんや、前にもサンガスタジアムで見たぞこの展開…進研ゼミかとか、色々言いたいことはありますが…
とにかく、運が無い。ツイてない。
と、思います。
かくいう私も、今年関西から引っ越した兼ね合いでサンガスタジアムまで車で4時間ぐらいかかるようになり、実質アウェイになったのもあり、トータルで5試合(vs鹿島・vs名古屋・vs川崎・vs浦和・vs広島)しか行けてませんが…勝ち点ゼロです。
内容についても川崎戦以外よろしく無かったので、正直ガソリン代と高速代ぐらい㈱京都パープルサンガに請求したいぐらいです。
更に、5月・6月にいたっては失恋→病気→治ったら別の病気発症→手術&入院と散々な目にあっております。
仕事やプライベートがダメでも心の支えになってくれるのが、サッカーでありサンガだったのですが、もう何から何までボロボロです笑
(ちなみに今も病室から文書を書いております。)
運がないときは…
ダメなときは何やってもダメ。ちょっとやそっと変えるだけではなかなかその状況を打破出来るものでもないですし、
曺貴裁サンガは大きく変わり映えのしないスタメン・ベンチメンバーや采配を見てても分かるように、「変えないこと」「貫くこと」を信条としているようですし、選手もそこを信用して貫こうとしているようなので、そもそもちょっとやそっとも変えないでしょう。
そんなときどうするか?
お祓いです。
幸い、我が京都には神社仏閣が多数あります。
厳密に言うと、”厄払い”が神社、”厄除け”がお寺となるようですので、この記事のタイトルに分かりやすいかと思って用いた「お祓い」は神社で行うことになります。
このあたりはなかなか奥が深く、素人が要約するのもなかなか難しいので、割愛させて頂きます。
(神社にも”厄除け”御守りは売ってるから、この辺はよう分からん)
チームが精神論なら、こっちも神様なり仏様にすがるしか無いでしょう。
お祓いが難しければ、お参りして厄除けの御守を買って身に着けるだけでも変わるかもしれません。知らんけど。
…そもそも、サンガに蔓延る”厄”とは…?
個人的には『自分たちのサッカー』だと思います。
これまで、『自分たちのサッカー』は出来ているが…といった趣旨の監督・選手コメントが「出来ていなかったから勝てなかった」というコメントよりも多かったように思います。何ならファン・サポーターも。
『自分たちのサッカー』が出来ているのに勝てないということは、そもそもその『自分たちのサッカー』をすることが目的になっていて、それ自体勝つための手段となっていないのでは?
…ってかそもそも何やねん。
ということで、
サンガのHP内で1年以内に『自分たちのサッカー』とコメントされている記事を確認してみました。(似たような表現も含む)
その中で、今季のコメントを抜粋してみました。(文脈的に不足している内容は一部補足しております)
『自分たちのサッカー』とは
…ということでした。あくまでも一部の抜粋となります。
そして、抜粋なので断片的になっていますし、インタビューでは全て語られる訳ではない(そんな公の場で細かい戦術言うアホはおらん…はず)ので、ただの要約にはなりますが
『自分たちのサッカー』とは
・前からどんどんプレッシャーをかけ、相手にリズムを与えない
・相手陣地でのプレイングタイムを増やす
・全員が連動して攻守の素早い切り替えからの2次攻撃、3次攻撃を仕掛ける
・思い切ってやり切る
ということが挙げられると思います。
スタイルを貫くことが正とは限らない
色々読み返して、やっぱりよろしくないなと思いました。
スタイルを持つこと、それをやり通す事は悪くないと思います。特に残留争いをするようなチームはそのあたりがブレブレになって崩壊して降格していくパターンが多いと感じるので、ダメなことではないと思ってます。
ただ、選手・監督からの言葉からはそれらの『自分たちのサッカー』をすることが目的になっていて、肝心の『勝つこと』『勝ち点を獲得すること』が二の次
=『自分たちのサッカー』が出来ることによって後からついてくると言った、謎の方程式が出来上がっているように見受けられます。
「『自分たちのサッカー』は出来ていたが結果がついてこなかった」という試合がいくつもあるのに。
チームは団結しているようですが、私にはチームで心中するつもりなんじゃないか、そこに異を唱えると干されたりするのでは無いかと思ってしまい、風通しの良いようなチーム状態には見えないというのが正直なところです。(体育会系を積極採用するブラック企業みたいな。)
決定打が、この前の後半戦を前に突如出されたこの動画。
チームが一つになっていることは分かりますし、それは全く悪くないと思いますが、やっぱり気になります。
サポーターである以上は応援しますが、それが『勝つための手段』であって欲しいと切に願うしかないというのが、非常にもどかしいです。
ちなみに、曺貴裁監督がかつて率いていた湘南ベルマーレは『湘南スタイル』というチームとしての戦い方を定め、曺貴裁が去った今でもそのスタイルはトップチームのフィロソフィー(哲学)として掲げられ継承されています。
めっちゃ当たり前の事が書かれていますが、勝ち点3を得るためにどうするか?というのが大前提になっています。これがサンガにはない。
『自分たちのサッカー』がベースになるのは悪くないです。というか、今更ゴロッと変えるのは色んな意味で無理でしょう。
ただ、そこに固執して、肝心の勝ち点から離れるようなことは金輪際して欲しくないですし、『自分たちのサッカー』をすることが最も評価される現場であって欲しくないです。
それでもなお、『自分たちのサッカー』にこだわって、その結果、勝てないようであれば、厄でしかないのでお祓いをするしか無いと思います。
…まぁ、個人的にはただただ勝つよりは、2021年J2で時々魅せていた
『前からプレスをかけ相手を押し込み、敵陣での攻撃の「時間」ではなく「回数」を増やして相手ゴールに迫り、奪われても狩り取ってまた二次攻撃三次攻撃に繋げるサッカー』で勝つところが見たいんですけどね。
その結果が昇格で、相手陣地でのプレイングタイムを増やしたことによってリーグ最少失点に繋がったと思います。
…あれ、書いてて思ったけどほとんど今やろうとしてることと変わらんような?
一番の違いは相手ゴールに迫ろうとするか、否か…。
いや、答え出てるやん。やれんことないやん。
やろうや。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?