2歳の娘にはもう会えない

お昼寝から起きた娘は、とりあえず私を寝室に呼ぶ。

「ママ~!お迎え来て~!」

まだご飯作りが途中なんですが・・・。

仕方ない!と寝室へ行くと、あんなに大声を出して私を呼んだ長女はふとんでまどろみ、0歳の次女はにこにこ笑って座っていた。なんでやねん。

私が二人の元へ行くと、ころころと小さき者たちが転がって集合する。

まだ眠そうな長女の顔にかかった髪を直しながら

「ああ、あと1か月もすればこの子は3歳になるのか・・・」

と急に感慨深くなった。

隣のにこにこ次女を見れば、手足はむちむち&短く、髪の毛はふわふわ、「おけ~い」とよくわからない事を言っている。

少し前までは長女もおんなじフォルムだったのになぁ。

3歳になったらもう2歳の長女には会えないのか・・・

そんな当たり前のことに気づいたとき、

それはめっちゃくちゃ寂しい!!!

と思った。

多分、世のパパママ達はみなさん抱く感情ではなかろうか。

ご飯よりもおやつをむしゃむしゃ食べて、ブランコから永遠に下りず、少し人見知りで、妹におもちゃを壊されて泣き、もう歩けないと道のど真ん中に座り込む。

いろいろと大変なことも多かったけれど、それでも3歳の誕生日が来たら、私の目の前にいる『2歳の娘』にもう会えないのはとても寂しい。

子どもは嬉しい時や楽しい時に笑い、悲しい時に泣き、食べたいものを食べ、つまらないときは帰りたいと言い、なんと言うか、心あるがままだ。

それがいい。一番子どもらしくて、愛おしい。

(振り回されるこちらが精神の限界を迎えることもあるけれど・・・。)

しかしながら、子どもが子どもの心のままに生きられる時間はあまり長くはない。

長女は最近、我慢することや譲ることを覚えたし、待つことも、相手を気遣うこともできるし、お皿だって洗えちゃう。(しかもずぼら母より丁寧)

いやはや、成長著しい!!!

つまり、社会性が身について、大人への道を一歩ずつ進んでいることになる。いや、それがダメっていう訳では全然ないし、親として喜ぶべきことなんだけど。

なんというか、嬉しいような、寂しいような。


『心あるがまま』そんな2歳の娘に会えなくなるのは寂しいけれど、

きっと3歳のあなたと過ごす時間も、振り返ればかけがえのないものになるに違いない。

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