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ピカソの絵画を観たときの気持ち-映画「君たちはどう生きるか」

宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」を観てきました。

あまりジブリ作品に詳しいわけでなく、完全なにわかではあるのですが、興味をそそられ...。

観終わった直後の感想は、率直に言うと、
「ピカソ(その他現代アート)の絵画を観た時の気持ち」でした。

もちろん、宮崎駿監督の集大成であるということは事前になんとなく耳に入れていましたが、
実際に鑑賞して、この映画は、監督の哲学、思想、問題提起、再定義など、恐らく本当に大きな意味や想いを込めて練り上げられた作品なのだろうと改めて実感しました。

アーティストの集大成の作品であり、そこに込められる計り知れない意味、背景、想いがあると感じつつ、でも自分の感性や知性、理解の限界も痛感するあの気持ち...。

何かのときの気持ちと似ている...と思った時、
「ピカソやマティスなど、近代・現代アートと呼ばれる類の巨匠たちが描いた絵画を観ていたとき」の感じだ...!とふと思いました。

アーティストが悩み、目指し、試行錯誤しながら表現というものに挑み続けるその姿勢を、
素人ながら「君たちはどう生きるか」からも感じる気がします。

自身の理解、想像の余地が残る部分は多くありましたが、その分、「あれはこんな意味だったのかな」「こう思うな」など、自分の中で、時間を置いて、改めて作品に想いを馳せ、感じ入る瞬間があるのも素敵なものですね。

他の方の考察も気になりますが...
まずは十分、自己消化の時間を楽しんでから、
ゆっくりと他の方の考察や意見を除いてみようと思います。

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