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焚火と、市民権と、ブッシュクラフト

たくさん趣味があるのだが、最近は"ブッシュクラフト"と言うものに熱がある。私は特に焚火が好きなんだけれども、グレーと思われがちなのでもう少し市民権が欲しいな~という話し。

ブッシュクラフトとは、自然のフィールドの中での生活の知恵のことを指す。趣味として考える時は、自然のモノをなるべく利用したキャンプというイメージでいいと思う。テントのかわりに拾った枝でシェルターをつくったりする。サバイバルと比べてカジュアルというべきか、ナイフや食料などを持ち込んでもいいし、自然の中で生きることを楽しむ技術だと思っている。

なるべく身軽な装備が好きなのでいつもはリュック1つに収まる荷物。道具は、ナイフ、携帯、食料、レジャーシート、ライト、寝袋、ロープ、調理器具、着火セットだけ。

道具が少ないと、必要なアイテムは現地調達だ。元々1カ月の旅を30リットルのバックパックで済ませてしまうようなタイプなので、余分にものを持たない習慣が身についている。そして旅でもブッシュクラフトでも必要最低限のモノで考えて工夫するということが私は好きなのだ。自分の能力で何とかすることで、生きていることを実感できる。これがブッシュクラフトの魅力だと思う。

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レジャーシートに、落ちてた竹を木を組み合わせて作ったシェルター


ところで、ブッシュクラフトの主役といえば焚火だ。しかし、日本という国では、その辺で火をつけたりすることがグレーなイメージだったりする。正確には、色々法律がありダメなところと制限されていないところがあったり。(細かいところはとても書ききれないので知りたい人は調べてみてね。)

グレーなイメージの筆頭に"山"がある。露骨な私有地や特別保護地区という場所でなければ原則制限されていないはずなのだが、山火事の元という印象から世間では規制されているイメージになってしまったようだ。つまみを捻ればコンロの火が簡単についてしまう現代社会において、釘を刺したい気持ちもすごくわかる。

ただ、危ないから全部ダメという考えは少し短角的だと思う。車は人を殺める可能性があるから乗ってはいけませんという議論にはならないはず。知識は危ない要素を減らしてくれるし、免許を持ってない危ない人には車を運転させない。ネイティブアメリカンにも焚火の跡は残すなとの教えが残っている。

今回言いたかったことは、世間はダメと言っているらしいけど、それでも私はやりたいのでやる。リスクを下げるために知識を習得したからそっとしておいてね。ということ。もちろん迷惑をかけないことは前提。モラルは必要だし、勝手なことをして規制されない振る舞いも大事。目立たなければうるさく言われることないかもしれないが、やはりもう少し市民権をもらって堂々と発信できるようになりたい。

自然の中で、自分の力で火をつけるという体験は大変面白いものだ。自然の中で生き抜くことおもしろさを啓蒙していくためにも、夏の目標に向けがんばる。

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・・・冷静に考えたら、数百年前まで、我々の先祖はそこら中で焚火をしていたな|д゚)

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