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穀潰しども

きっと世界はつながり過ぎた。

 

思い付く限りの綺麗事を形にしたサービスと

数えきれぬほどの優秀な者たちが立ち並ぶスクリーンを正面にして

君は不必要だと宣告を受けているような心地になる。

 

 

 

時代が産んだ

沢山の穀潰しどもが集まって

互いの目を潰してゆく。

 

仮面のような笑顔を浮かべながら

一人、ひとりと潰してゆく。

 

いっそ見えないでいたいのだ。

生きていかねばならぬのだから。


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