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てんやわんやの一日

 息子が帰ってきて友達の結婚式に行く日。なんと、招待状を忘れてしまい、場所と時間がうろ覚え。友達に連絡するも返信なし。一夜明けて返信が来ていた。やっと、時間と場所は判明。ただ、チャペルでの式そのものに参加するかどうかは不明のまま。そこで、我が息子の選択は、なんとも素晴らしい考え(?)だった。

「早く行って、間違いだと恥ずかしいし一時間くらい待たなければならなくなるから、披露宴に間に合うように行く」だった。。。

 そして披露宴に間に合うように電車などを考慮した時間で動けばいいものをぎりぎりにならないと動かない我が息子。大物なのか鈍いだけなのかわからない。結局、披露宴のあるホテルの前まで私が車で送ることに。今日もアッシーだった。

 なんとか、披露宴の開始10分前にホテルの玄関に着くことができた。ホッ

 そうこうしていると、娘が孫を三人連れて我が家にやってきていた。出かけた息子と入れ替わりである。途端に複数の高い声が響き渡る騒がしい部屋へと変貌した。孫たちがひとしきり遊んでいると、棚からビードロを見つけた真ん中の孫がペコペコと音を出して遊び出した。それを見た姉妹はこぞって交代でペコペコと鳴らして遊ぶ。最後は、男の子がベッドの上でビシッという音と共にビードロを割ってしまった。ガラスが薄いので小さなな破片がベッドマットの上で光り輝いている。さすがに掃除機でも心配なので、マット自体を処分することに。当の真ん中の孫はしょんぼりしながら「ごめんなさい」。まぁ、怒るに怒れない(笑。怪我がなくて何よりだった。ベッドの周りに掃除機をかけて、娘が買い物に出たのでベッドマットもついでに頼んだ。するとしばらくして電話が鳴った。

「ここ、クレジットカード使えないのかな。財布に現金が入ってない」

 仕方ないので、取り急ぎマンションの目の前にあるその店に向かった。結局は支払いも私の方で処理してやっとのことで帰宅しようとしていた矢先に今度は妻から電話がかかってきた。

「一番下の子がウンチしてママじゃないとオムツ換えないと言ってる」

 どうもオムツからはみ出しているような気配(笑
急いで戻ったママは、おむつを外してそのままバスルームに。お湯が溜まるまでの間にお尻を洗い、ついでに一番上の子もママと一緒にお風呂に入った。真ん中の子は、私と入ると言ってるので少し後で入ることに。そして、真ん中の子だけが今日お泊まりしていくことに。もう少し何かが起きるかもという予感。。。

 やれやれと思っていたら、今度は我が家のワンコが食べたものを玄関で戻してしまった。急ぎトイレットペーパーで掃除をしてなんとかことなきを得た。最近、戻すことが多くなってきたのでまたまた心配が増えている。当分、泊まりの旅行は無理かなーと思っている。

 そうやってドタバタしている内に、夜になり、真ん中の孫だけを残して娘家族は帰って行った。いくつか忘れ物もしている。いつものことだ。残された真ん中の子は、ママたちを見送るとポツンと独り言をいったそうだ。

「これで自由になった」まだ、五歳なのに。。。

 こうして嵐のような一日が終わりに近づいた。あとは友達の結婚式に行った息子が帰ってくるだけだ。五歳の孫も眠い目を擦りながら必死に起きて待っている。よっぽど楽しみなのだろう。夜遅くにやっと帰ってきて、五歳の孫も一安心したのかお菓子を食べて歯磨きをしてやっと眠りについた。夜11時。。。

 このあと、妻はお風呂に入る番だ。何事も最後の後始末は妻の番になってしまう。ご苦労様。

 てんやわんやの一日はこうして過ぎて行った。私も眠い。夜11時40分。

 おやすみなさい。やっと一日が終わった。


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#一日の出来事 #てんやわんや #日常 #孫

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