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kindle PB 新たなる戦い

 kindleではオンデマンド注文による紙の本を登録できる。ペーパーバックと呼ばれていて、コストがかからないため個人で気軽に本を出版できる。もちろん、電子書籍とペアで販売できる。私もすでに何刷かリリースしている。

 しかし、欠点は印刷コストが結構高い事。固定コストもあり、どうしても販売価格が高くなってくる。

 そこで、複数の小説を一冊の本としてリリースできれば販売コストを下げられると考えた。試しに、これまで書いた小説4つを一つにまとめ、ペーバーバックとしての登録に挑戦してみた。しかし、「本文にエラーがあります」という表示とともに登録できない。フォントを変更したり、セクションを変更したり、いろいろ試しているが一向に登録できない。

 今日はこのテストで半日を使ってしまった。結果は出なかった。諦めることも必要と思い、挑戦は一旦終了とした。クールダウンが必要と判断。

 kindleでは何もなければすぐに登録できるのだが、登録時にエラー発生に遭遇すると「なぜエラーなのか」を教えてくれないので、そこから試行錯誤が始まるのだ。マージンの確認、セクションの確認や怪しいところを削除したり、ブラウザーのキャッシュを削除したり、ブラウザーを変えてみたが一向に進まなかった。

 そして、3日経過した。再挑戦だ。

 気持ちを新たに、四つの小説を一旦全てテキストにしてマージし、Macの文書作成ツールであるPagesに取り込んだ。見出しなどを再設定しながら、改行などの調整を地道に実施。ほぼ半日を費やした結果、今回は無事登録することができた。

 今回私がPBのコスト削減のために考えた施策はページ設定をB6のままで実施するための以下の6項目。

  1. 本のサイズはB6固定で上下左右の余白をギリギリまで少なくする

  2. 文字のサイズを10ptから9ptに変更する

  3. 読みやすさ重視で開けていた行間を詰める

  4. 余計なページを削除する

  5. 章立てを変更して目次は章だけを表示する

  6. 複数の小説を一冊にまとめて固定コスト減を狙う (今回は4つの小説)

 これらを実施すると、かなりページ数を削減できるはずである。これにより一話ごとにペーバーバックにするための固定コストは175円のみでよくなり500円以上の印刷コストが削減できることになる。

 今回は挑戦の意味合いも含めて、実施してみようと思う。もしかすると見ずらい本になってしまうかもしれないが、当たって砕けろである。

 対象となる小説は、人格詐称、逃走、証、猛暑日の怪事件の4つである。ページ数削減のため、それぞれをほんの少しずつ修正したりして対応した。合計すると310ページ程度で売値は税込1800円くらいにできた。4つの小説が入っているので一話あたりの単価としてはかなり下がる。

 本来なら、Amazonの印刷コストがもう少し安くなればいいのだがと思ってしまうが、今は自分でできるところで頑張ってみるしかない。


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#kindle #ペーパーバック #挑戦 #日常  

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