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六月博多座大歌舞伎を見てきました

 二度目となる博多座。今回は、住民のための半額鑑賞券に当選したのでまたまた見にいってしまった。半額でもそれなりに高いのが歌舞伎である。

 歌舞伎は途中で休憩が挟まれる。それは食事を摂るためでもあるのだが、長くて三十分しかない。その間に、観客は予約しておいた食事処に雪崩れ込むように入り食事をするか、あらかじめ買っておいたお弁当を持って休憩所の席取りに走るか、狭い観客席でお弁当を食べるかの何れかだ。我々は、観劇が終わってから食事をしようと思っていたので、前もってサンドイッチを購入しておいて休憩所の席取りに走った口である。その時、サンドイッチとともに博多座でしか売っていないあんぱんも買って食べた。前回も食べたので、二度目である。

博多座のあんぱん (250円也)

 今回観た歌舞伎は、舞踊と小噺劇だった。「廓三番叟」という長唄囃子の踊り、「人情噺文七元結」というお芝居、「太刀盗人」という長唄囃子の踊りの三本だて。私は舞踊はよく分からないので時間が過ぎるのを待っているだけだったが、小噺の芝居はそれなりに面白かった。登場する役者は白塗りなのが何となく面白く感じた。博打好きの大工の棟梁が借金で年を越せそうにないので困っていると、娘が吉原に奉公に出て金の工面をする。しかし、その金を持って帰る途中、同額の金子を無くして自殺しようとしている若者に出くわし、娘が作ってくれた金子を若者に渡してしまうのである。最終的には、その若者と娘の結婚が決まるというハッピーエンドなのだが、それが江戸の長屋で繰り広げられるという芝居だ。周り舞台で情景が変化するのも楽しかった。

 観劇が終わり、とりあえず博多駅に出て何か食べて帰ろうと言うことになり、博多駅の駅地下に行った。東京駅同様、多くの飲食店が入っている。平日の昼過ぎだからとたかを括っていたら結構人が多く驚きながら店探しをした。もつ鍋にも興味をそそられたのだが、まだお昼に食べたあんぱんが胃の中に残っており、結局は海鮮のお店に入ることにした。最近テレビでも紹介された「喜水丸」という定食屋さんだ。ゴマ鯖と焼き魚の定食を注文。明太子とからし高菜は食べ放題、ご飯、味噌汁もおかわり自由だったが、とてもそんなには食べられないどころか、ご飯は少なめで注文。写真には写ってないが、明太子と高菜は小さな壺で出される。おかわりはどうやら壺ごとのおかわりのようだった。まぁ、ビールを飲んでしまったことも食べきれない原因だったかもしれない。

喜水丸のランチ (焼き魚とゴマ鯖)

 今回は、たまたま妻が半額券の募集をしているのをタウン紙で見つけて応募したことがきっかけだったが、日々のチェックの大切さを感じた。


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