見出し画像

Kindle出版で気をつけたいこと

 Kindle出版での電子書籍はフォントサイズを気にする必要もなく、本のサイズも気にする必要はない。とても作りやすいと思う。しかし、ペーパーバックと言われる簡易製本のタイプだと色々と制約も多い。特に、国によって販売時にサポートされていない機能もあるので注意が必要だ。

 Kindleには著者用コピー注文という便利な機能がある。これは、コストのみで注文できる機能である。しかし、残念ながら日本ではサポートされていない。それに近いのは、校正刷の注文というのができる。これは、「再販禁止」という表示が表紙に印刷されて届く。まぁ、内容を確認するためなら特に問題はないだろう。これは、印刷コストと送料で購入できるのだが、印刷コストも送料もそれなりにかかるので要注意だ。ここでは商品としての購入ではないので、prime特典が効かず送料もかかる。

 印刷コストは、120ページ程度の本で400-500円、送料も410円程度は請求される。私が販売している電子書籍は販売価格を大体250-600円の間で設定しているが、ペーパーバックの方はあまり価格差はない。最近の傾向では大体税込990円に落ち着き始めた。これは印刷コストと手数料込みである。ペーパーバックとして販売する際はこれらのコストを考慮しAmazon側の手数料を加味した最低価格があるので極端に安く設定することができない。したがって、著者側としては手間がかかって販売価格も高くロイヤリティも低いペーパーバックより、単なる電子書籍の方が遥かに少ない労力でリターンを期待できるということになる。(利益重視なら)

 しかし、やはり紙として製本されると自分が書いた本という実感が湧くので、私の場合はどうしてもペーパーバック中心で執筆してしまう。最近はペーパーバックを意識したページ構成で綴った後、電子書籍用に編集し直すようになってきた。最初の頃は電子書籍として書いてから、完成後にペーパーバックように編集していたのだが、その方が作業は大変である。最も、最初はペーパーバックの存在自体を知らなかったので、電子書籍として何も気にせずに執筆していたというのが実際のところである。よって、一般書籍販売のように初期コストをかけないで製本された本としてペーパーバックも出してみたいと思っている方は、最初に本のサイズなどを決定してからペーパーバックとして先に執筆することをお勧めする。

 いずれにしても、何らかの形として残ることはやりがいにもつながるし自分自身の足跡を残せるので、楽しい作業である。昨年は、初めて電子書籍の出版に挑戦して5冊の電子書籍出版の実績を作ることができた。それでも、毎回ペーパーバックの表紙作りは苦労しているのが現状だ。また見直すと誤字脱字もちらほらと見受けられる。どうしても見落としてしまうのは縦書きにした時の半角英字だ。横向きに印刷されてハッと気づくことが多い。今年は校正作業にも時間をかけなければと思っている。実は一番嫌いな作業でもある。でも、頑張ろう🌿



#kindle #ペーパーバック #電子書籍 #経験

よろしければサポートをお願いします。皆さんに提供できるものは「経験」と「創造」のみですが、小説やエッセイにしてあなたにお届けしたいと思っています。