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【実績紹介】1300年前から受け継がれる伝統芸能「白峰かんこ踊り」のコーディネート

『復興桜祭り』@なんば広場

4月2日〜7日にかけて、大阪のなんば広場にて開催された能登半島地震で被災した石川県の復興支援と石川県の観光PRが目的のイベント『復興桜祭り』において「白峰かんこ踊り」の出演コーディネートを行いました。

会場には大きな桜の木が設置され、
石川県の特産品やグルメを楽しむ人々で賑わいを見せていました。

また、アーティストなどがライブを行うステージパフォーマンスも行われ、
おんげんが出演コーディネートを行った「白峰かんこ踊り保存会」の皆様にも伝統的な踊りを披露して頂きました。

白峰かんこ踊りとは

かんこ踊りとは石川県最南端、白峰の伝統的な踊りとなります。
荘厳、白山の気高さを感じさせる白山山麓の白峰地区に伝わる古い踊りです。
起源は、養老元年(717年)6月18日、泰澄大師の白山開山を迎えにいった地元の人々が、
彼の帰還をよろこんで、カンコ(蚊遣火)をふり踊りまわったという伝承が残されています。

踊り方には庭踊り・座敷踊りがあり、庭踊りは盆や祭りに、座敷踊りは祝宴などに踊られます。
服装は、盆踊りなどには浴衣姿で大勢が輪になって右手に手ぬぐいを持って踊り、
保存会が正式に踊る時は神主・神子(みこ)姿または野良着姿で踊ります。
踊りの輪にカンコ(太鼓)が加わり、美しい歌詞、かん高いカンコの響き、囃子詞(はやしことば)が相まって、観衆を魅了するのが特徴です。

今回出演いただいた「白峰かんこ踊り保存会」は、白峰かんこ踊りを継承する唯一の団体となります。
現在の所属人数は11名で、継承者が少なくなっているのが現状です。

かんこ踊り保存会・尾田代表のコメント

唄い手の尾田様ご夫妻

尾田「人がたくさん行き交う大阪のなんば広場でかんこ踊りを披露できてよかったです!多くの人のかんこ踊りを知るきっかけになっていれば嬉しいです」

おんげん担当者・西村コメント

かんこ踊りの歴史についてをヒアリングする西村

西村「白峰かんこ踊りは地域の特色や当時の人々の生活が詰まった素晴らしい踊りです。

このような古き良き伝統を多くの人に披露し伝えることが、
伝統文化の継承の第一歩になると信じています。

おんげんは始動したばかりですが、これからも日本にある様々な伝統文化を多くの人にどんどん発信し文化振興をしていきます!」


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