《2019》年間ベストアルバム50 【洋楽編】
(顔ジャケ大集合!※ランキングと関係ありません!)
邦楽編に続いて洋楽編の個人的ベストアルバム50枚をまとめました!
▼邦楽編はこちら
▼ついでに昨年の洋楽ベストアルバム50はこちら
コメント書いてますが邦楽以上になんの批評にもなってないオマケくらいなもので悪しからずです。笑
ちなみに英語も政治的背景も何も理解していないので、完全にフィーリングで聴いています。でもそれくらいでも洋楽聴いていいと思うんですよね。何言ってるかわからないからって洋楽聴かないのはもったいないですよ!!(というのは的確な評論がができない言い訳なので)前置きはこれくらいにしてランキングに移ります!
50. Erotic Reruns / Yeasayer
NYブルックリンのエクスペリメンタル・ロック・バンド。脱力的で癖になるサウンドが好きだったんですが、つい先日解散発表しました。残念…。
49. Laughing Matter / Wand
LAの5人組サイケロックバンド。若干暗めですがジワジワと盛り上がってくる展開が好きです。
48. Run Around the Sun / Sacred Paws
グラスゴー/ロンドンを拠点に活動するインディーポップ・バンドの2nd。
粒立ちの良いギターとコーラスワークが気持ち良いです。
47. Origin / Jordan Rakei
オーストラリアのSSW。上質なネオソウル。
46. Mahal Kita / Hikes
テキサス州オースティン出身のマスロックバンド。バカテク系のキモいマスロックも好きですが、このバンドはテクニックがいやらしくなくて好き。女性ボーカルで爽やか。MVの曲はけっこうポップだけどアルバム全体としてはしっとりした曲も多め。
45. The Balance / Catfish and the Bottlemen
デビュー当時から一貫してギターロックを貫く姿勢は今作でも。ランキングに入らなかったけど今年リリースされたThe Sherlocksの新譜も良かったと思うし、正統派ロック勢、時代に流されず頑張ってほしい。
44. Bae 5 / Yung Bae
米/ポートランド出身のビートメイカー。めちゃくちゃアガる30分ノンストップな作品。「Must Be Love(M2)」はこのビートだけでずっと踊れる。MVの意図的なダサさもたまんない。
43. Sucker Punch / Sigrid
ノルウェーのSSW。まだ20歳そこそこにして圧倒的なポップセンス。ノルウェーと言えば今年来日公演も大成したAURORAもそうだけど、透明感の高いキラキラしたアーティストが多いですね。
42. The Man Without Qualities / The Royal Concept
スウェーデンの5人組シンセポップバンド。5年ぶりの2nd。1stのノリノリサウンドからはだいぶ成熟した印象は受けるもののドリーミーなサウンドは健在。「Wild Things(M3)」が特に好きでした。
41. Inflorescent / Friendly Fires
久しぶりに帰ってきたFriendly Firesの8年ぶりの新作。2019年という時代に似つかわしくないくらいのディスコサウンドは逆に新鮮で、こんなの踊るしかない。
40. Remind Me Tomorrow / Sharon Van Etten
米ニュージャージー州出身のSSW。タイトなサウンドと低く鋭い歌声がカッコいい。
39. Not Waving, But Drowning / Loyle Carner
サウスロンドン出身のラッパーの2nd。美しいメロディーに語りかけるような低音のラップがスッと耳に入ってきて心地よい。
38. Bad Ideas / Tessa Violet
米シカゴ出身のSSW。シングルカットの曲も多く収録されていて、アンセムになりそうな印象的なポップソングが並ぶ。
37. Nothing Happens / Wallows
南カリフォルニアのインディーロックバンドのデビュー作。フレッシュでキャッチーなメロディーが若さ溢れてて良い感じ。
36. Four of Arrows / Great Grandpa
シアトル出身のオルタナティヴロックバンド。グランジっぽいザラッとしたサウンドを美しいコーラスワークでポップに仕上げた良作。伸びやかな声の裏返りがとても好き。
35. Dream Girl / Anna of the North
ノルウェー人シンガーのアナ・ロッテルードと、ニュージーランド人プロデューサーのブレイディ・ダニエル - スミスによるエレクト・ポップ・デュオ。ノルウェーは本当に歌姫が多いですね。キュートで甘酸っぱいシンセポップ。
34. All Mirrors / Angel Olsen
米・ミズーリ州セントルイス出身のSSW。前作と比べ明らかに音楽的なスケールが大きくなった4th。ストリングスの壮大なサウンドが強烈な印象。
33. Assorted Works / The World Is a Beautiful Place & I Am No Longer Afraid to Die
US・コネチカット出身のエモ・バンド。この作品は今年リリースなのかよくわらないんだけど、個人的に大ハマりのマスエモ作品でした。
32. Outer Peace / Toro Y Moi
ファンクの高揚感とエレクトロな浮遊感の絶妙なバランス。毎回良作だけど今回も素晴らしかった。フジロックはRED MARQUEEがパンパンに埋まっていて踊れるスペースもないくらいだったなー。
31. Safe and Also No Fear / Slaughter Beach, Dog
USフィラデルフィアのエモ/インディーロックバンドModern Baseballのギター/ヴォーカルJake Ewaldによるソロプロジェクト。アコースティックを基調としたシンプルながら力強いサウンドが無骨でカッコいい。
30. Fever Dream / Of Monsters and Men
アイスランド出身の、インディー・ロックバンドの4年ぶりの3rd。フォークを基調としていた初期から比べるとだいぶ骨太サウンドになった印象。パワフルなサウンドと美しいハーモニーは変わらず健在。
29. So that you might hear me / Bear's Den
ロンドンのフォークロックバンドの3rd。日本での知名度は限りなく低いものの、低く落ち着いたボーカルと優しく温かいメロディーが素晴らしいです。冬に似合うサウンド。
28. Forever Turned Around / Whitney
シカゴのフォークロック・バンドの2nd。ドラムボーカルのジュリアンの優しいファルセットとフォーキーなサウンドに癒されます。Whitneyは秋のイメージ。
27. Emerald Classics / Swim Deep
2015年の活動休止から4年を経て新メンバーを加えての復活作。若干懐かしさもある高揚感溢れるキラキラシンセポップ。1曲目の「To Feel Good」は他の曲と一線を画す神々しいサウンドメイクでドキドキした。
26. Father of the Bride / Vampire Weekend
NYブルックリン出身のインディーロックバンド、6年振りの4th。バンドの核だったロスタム(G/Key/Vo)の脱退を乗り越えて、過去の中毒性の高い癖のあるメロディからはやっぱり変化があるが、「歌」に重きを置いたピースフルで心地よい作品。
25. Gallipoli / Beirut
米ニューメキシコ州サンタフェ出身のSSW、ザック・コンドン率いる大所帯バンドBeirutの5th。管楽器やシンセの特徴的なサウンドに微睡める不思議な魅力を感じる1枚。
24. Apollo XXI / Steve Lacy
The Internetのギタリストにして、Kendrick LamarやBlood Orange、Vampire Weekendなど名だたるアーティストのプロデューサーとしてもその才能を発揮するコンプトン出身の弱冠21歳の天才アーティストのデビュー作。全ての楽器を自身でこなし、宅録で仕上げるDIYな作品にして圧倒的なセンス。どう生きたら20歳そこそこでこうなるんだ。
23. Jaime / Brittany Howard
アラバマ・シェイクスのVoのソロデビュー作品。この人の声の力とアタックの強いドラムの音作りにドキッとする。
22. Hollywood's Bleeding / Post Malone
USのラッパーの3rd。世界的なヒット曲も多く充実した内容。「Circles(M6)」のようなポップな楽曲が好き。「Sunflower(M12)」は何度でも聴きたくなる名曲。
21. I Am Easy to Find / The National
NYブルックリンのインディーロックバンドの8th。6人の女性シンガー迎えた作品で、高音と低音の美しい声の重なりをしっとりと堪能できる。
20. westkust / Westkust
4年ぶりのリリースとなるセルフタイトル作品。強烈なフィードバックのシューゲイズサウンドの上を軽やかに飛び跳ねるポップで甘いボーカルがめちゃくちゃツボでした。
19. Deceiver / DIIV
NYブルックリンの4ピース。こちらもシューゲイザーだけど、こちらはノイジーなギターとナイーブなボーカルという、これぞシューゲイザーバンド!な感じでカッコいいです。
18. amo / Bring Me The Horizon
古参のファンからするとえらいポップになったなーと思われそうなくらい、個人的には良い意味で聴きやすいサウンドになったBMTHの6th。時代を的確に捉えるカリスマ的なセンスを感じる1枚。
17. Good at Falling / The Japanese House
ロンドン出身のSSW。The 1975が所属するDirty Hitsのアーティスト。ジャケのイメージ通りの雪原の上を歩くような透明感あるドリーミーな作品。
16. Ribbons / Bibio
スティーヴン・ウィルキンソンのソロプロジェクトBibioの9枚目のスタジオアルバム。優しく寄り添うようなオーガニックなサウンドがただただ美しく、大自然の中でこれを聴きながらそのまま眠ってしまいたい。
15. Beware of the Dogs / Stella Donnelly
西オーストラリアパース出身のSSW。今年フジロックで見た彼女のパフォーマンスはあまりに眩すぎてもはや恋だった。社会的メッセージの強い楽曲も多く、当然ながら可愛いだけじゃないポップセンス溢れる作品。
14.Immunity / Clairo
米マサチューセツ州出身、20才のSSW。翳りのあるセンチメンタルなメロディーに惹きつけられる。「Bags(M5)」は昨年のSnail Mailの傑作を聴いた時のようなインパクトがありました。
13. Two Hands / Big Thief
今年2枚の作品をリリースしたNYブルックリンのフォークロックバンド。もう一つの作品「U.F.O.F」が軒並み大絶賛されていましたが、個人的にはこっちの方が好き。力強いフォークサウンドにナイーブなボーカルが乗ると心臓がキュッとなる。レコーディングもとても生々しいというか、それぞれの音がくっきりと立体的に感られてとてもエモーショナル。
12. House of Sugar / (Sandy) Alex G
米ペンシルベニア州出身のSSW。アコースティックが軸の憂いを帯びた美しいメロディーはElliot Smithのような危うい芸術性を感じました。
11. Violet Street / Local Natives
LAの5人組インディーロックバンドの4th。このバンドの特徴はハイトーンな美しいコーラスワークだと思っていて、それが今作でも前面に出ていて本当に爽快です。
10. Hypersonic Missiles / Sam Fender
英ノースシールズ出身の24歳のSSW。The Killersのボーカルのブランドンみたいな逞しくて誠実な歌声に一聴でやられました。楽曲も歌声にぴったりな真っ直ぐで気持ちよいロックサウンドで好きです。
9. When We All Fall Asleep, Where Do We Go? / Billie Eilish
今年はこの人の1年でしたね。全米&全英のアルバムチャートで初登場1位を獲得したデビュー作。弱冠17歳にして全てを見透かしたような不敵な表情と不気味なのに踊れるダークポップに世界中が熱狂している様はちょっとカルトっぽかったけど痛快でした。
8. Everything Not Saved Will Be Lost – Part 2 / Foals
今年2枚のコンセプトアルバムをリリースしたFoals。僕はPart2で、待ち望んでいたフィジカル強めな攻撃的サウンドをがっつり浴びせられてテンション上がりました。今年は悔しくもサマソニで見ることができなかったので、来年の来日公演は速攻でチケットを買いました。早く踊らせてくれ。
7. To Believe / The Cinematic Orchestra
12年振りにリリースされたThe Cinematic Orchestraの新作。来日の機会があったら絶対にチケットを取ると決めていたので今年の来日単独公演はめちゃくちゃ良い席で体験しました。しかもその後サマソニでも観ることができて大満足でした。思えば、アルバムリリースを記念して映画館で最速視聴会というイベントに当選して、アイマスクをして真っ暗な部屋で今作を聴くというなかなか貴重な体験をしまして、その時に聞いた「A Promise」の衝撃たるや忘れられません。音が耳から流れ込んできて身体中を駆け巡るような体験でした。1曲で11分強ある大作ですが、ヘッドホンをして暗い部屋で聴いてみてください。
6. Weather / Tycho
フジロックでは活動休止を発表したMitskiとばっちりタイムテーブルが被っていて、後ろ髪を引かれながらMitskiを途中まで観たんですが、やっぱり諦めきれず途中で抜け出して、走ってWHITE STAGEのTychoを観に行ったんです。そこで、あまりにクリアで美し過ぎる音の壁が押し寄せてきて身体中が震えたのを覚えています。今作はSaint Sinnerをゲストボーカルに迎えた歌モノも多く、これがまためちゃくちゃカッコいい。芸術作品。
5. American Football (LP3) / American Football
同じくフジロックの思い出を。アメフトは自分にとって特別なバンドの一つで、フジロックに行くことを決めたのはアメフトが出るからと言っても過言ではないくらい。そんな土曜日のフジは翌日のニュースに取り上げられるくらいの信じられない土砂降りでした。意識も朦朧になりそうな中、静かな鉄琴の音色から始まった「Silhouettes(M1)」はあまりにも神々しく、以降アメフトを聴くと雨を思い出してしまうくらい強烈な記憶として、生涯忘れられないライブになりました。ライブ最後の「Never Meant」は、雨なのか涙なのかわからないくらい顔面をびしゃびしゃに濡らしました。
4. No Geography / The Chemical Brothers
またまたフジロックの思い出です。このランキングからもお察しの通り、僕はめちゃくちゃバンド至上主義なんですがライブだと尚のことで、未だにクラブの楽しみ方がわからない。そんな自分が今年1番のライブは何かと言われると、フジロックのケミブラか、サマソニのThe 1975か。それくらい最高でした。あんなに身体中に圧倒的な爆音を浴びせられる体験は生涯忘れられないものになりました。今作もライブ映えするキラーチューンが多いですが、特に「MAH(M9)」はあの不気味な声とサウンドに凶悪な映像とレーザービームの煽りが加わって本当にどうにかなりそうでした。
3. Pony / Rex Orange County
英ハンプシャー州出身の21歳。前作から大ファンで、アルバムに先駆けて「10/10(M1)」を聴いた時の感動は今年1だったかも。なんかわからないけど「音楽、好きでよかったなぁ」みたいなちょっと主語のでかい感動。
このたった10秒のシンプルなギターソロがなんであんなに愛おしいのか(MVも最高)アルバム全体を通すと今回も決して派手な作品ではないけれど、いつでもそっと寄り添ってくれる引続き愛聴したい1枚。5月の単独来日もチケットも買いました。みんなで「Best Friend」合唱したいっすねー。
2. Schlagenheim / black midi
ロンドンの新生4ピースロックバンド。今年聴いた中で1番「なんだこれは!!!」と衝撃を受けたのはこの作品でした。タイトで攻撃的なサウンド、突然狂ったように上げる謎の雄叫び、何の脈絡もなく訪れる転調やリズムチェンジ。全く予想不可能で翻弄されっぱなしでした。Rexに対して抱く感情とは真逆で、感情をざわつかせる音楽もまた一興です。
1. i, i / Bon Iver
一言でいうと僕はジャスティン・ヴァーノン信者です。前作は、あえて声やサウンドをノイジーに歪ませたり不協和音を用いたり、不安定さをあえて全面的に出す演出が目立ちましたが、今作は序盤の「iMi(M2)」に少しその要素があるものの、全体としては(特に中後半からは)持ち前の美しいファルセットボイスと、透き通るようなメロディーが丁寧に紡がれていて、良い意味でとても聴きやすい作品。「U(Man Like)」なんかは本当に感動的。次曲「Naeem」のMVを載せましたが、「I can hear, I can hear, I can hear you crying(聴こえる、聴こえる、君が泣いているのが聴こえる)」と力強く何度も何度も訴えかける詞は、いくら英語がたいしてわからない自分でもグッと心に刺さるものがありました。来年早々に4年ぶりの来日です。こちらも迷わずチケットを買いました。2020年という新しい年代を飾るに相応しい最高のライブを期待しています。心を清めて臨みたいと思います!!
以上、洋楽編50枚でした!
上位はフジロックなど生で体験したことが影響しているかもしれないです。やっぱり生で観るとよりその魅力が伝わるのでライブには行かないとダメですね。
そしてここに1年溜め込んだメモのようなプレイリストを残します。
来年はSpotifyにしようかめちゃくちゃ悩み中。。。
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それではまた2020年に!!
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