久しぶりに雨が降った話~星野源「雨音」~

おじゃまたくしです。水曜日です。珍しくお休みでお昼くらいまで寝て、スケートボードのパーク女子決勝を観戦したり卒論の作業をしたりアニメを観たりして過ごしました。最近休日は一歩も外に出ないことが多いです。

雨。雨が降ったのだ。久しぶりに、結構しっかり。雷様まで引き連れて。できれば雷は鳴らないでほしい。雷は苦手だ。雷に限らず突発的な大きい音は苦手なのだけれど。雷さえなかったら散歩に行っていたかもしれない。

とにかく久しぶりの雨で、SNSでは「恵みの雨」なんて言葉もみかけた。今日の雨はまさにその通りだな、なんて思う。

星野源の曲に「雨音」という曲がある。大ヒットして彼を日本のど真ん中に出したシングル「恋」のカップリングでかつ宅録されたHouse ver.の曲だ。

傘を差したら 倍に刻むリズムを                     窓から光る 次回の予告                         明日はそこまで来てるから                         あと少しだけ 雨の歌を聴く                           鼻先濡れる 花咲き濡れる

リズムや宅録だからこそ出せる音の質感が、ヘッドフォンを耳に充てたときにまるで自分が雨の中に居るような感覚をおぼえる。多分星野源の音楽マジックの一つなんだと思う。加えてこの歌詞。雨ソングは何故か恋愛とか男女がどうとかっていう言葉に結び付けられがちのような気がするが、この曲がそうではないということにも注目したい。そして「誰にでもありえそうなこと」であるということにも。

わたしは彼の書く歌詞の魅力の一つに「誰も置き去りにしない」ことが挙げられると思う。ラブソング一つとっても決して男女の仲に限定しないし、この曲のように誰にでもありえるようなことを書く。それがたくさんの人を魅了するのではないか。

そうして日常に溶け込んで落ち込む日も、うれしい日も彩りを加えてくれる。雨が降るとなんとなく気分も落ち込んでしまいそうな気もするが、「雨音」を聴くと雨が上がった後のことを思って、なんとなくうきうきしたり、もっと雨の音を聴いていたくて窓を開けたり傘をさして外に出たりしたくなるのだ。

知識をつけたり心を豊かにするために使います。家族に美味しいもの買って帰省するためにも使います。