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【第13回】出演者インタビュー!重松真央さん

全メンバーを紹介する音楽家インタビュー
今回はシュトラウスの13管楽器を演奏する
ファゴット奏者、重松真央さんの記事です!

今回はファゴットよりもさらに1オクターブ低い音のするコントラファゴットを演奏します。
重松さんは福岡を拠点に演奏、編曲、指揮などなど幅広く活動している若手奏者です。
そんな彼にインタビューしてきました。

それではどうぞ!!


最低音を引き受け、奏者全ての音を支える…
その仕事、まさに【底上げ】演奏に深みがでます。


Q: 音楽(楽器)を始めたきっかけを教えてください。
A: 両親が音楽家だったため、必然的に音楽に触れる環境にありました。ファゴットに出会ったきっかけは中学生の時、クラシック番組で偶然ファゴットを見て、どうしても演奏してみたくなりました。その時、吹奏楽部で始めたばかりだったクラリネットから、無理矢理ファゴットに変更してもらいました。

Q: 今までで1番良かった演奏会は?
A: 全ての演奏会がかけがえのない大切なものですので、優劣はありませんが、地元の九響や九管、横浜シンフォニエッタやマロオケなどで、演奏に携わった作品は思い入れが深いです。

Q: アンサンブルの魅力について教えてください。
A: アンサンブルの魅力は、言葉を使わずにコミュニケーションをとることでしょうか。楽器の違いが明確にわかり、幅のある音楽が生まれることが魅力だと思います。

Q: 音楽についての拘りについて教えてください。
A: 拘りのないことが拘りです。自由な発想や柔軟さが大切なのです。

Q: 自分の楽器の好きなところについて教えてください。
A: ファゴットは何でもできる楽器です。旋律、対旋律(オブリガート)、低音、音色、表現性を含め、全てを包括する楽器です。また、コントラファゴットはキングオブ低音で、最低音域は基本的に自分より下の音を出す楽器がいません。自分の上に全ての音楽が成り立つという唯一無二の存在です。

Q: 演奏活動の目的について教えてください。また、指揮者としての活動についてもきっかけを聞かせてください。
A: 演奏活動の目的は、音楽や演奏はその人個人にしかできないものです。楽器や音楽が演奏されなければ意味がないということです。あとは美味しい酒を飲むことも楽しみの一つだと笑っています。
指揮者としての活動は、物心ついたときから真似事をしていたようです。学生の頃は合唱コンクールの指揮をして褒められたこともあり、今でも頼まれることがあります。楽器でできないことや、ファゴット奏者として関わらない音楽に関われること、そして自分で音を出す責任がないということも(笑)魅力です。

ありがとうございました!
重松さんは音楽家として精力的に活動をしています、今回の演奏会でもこの曲になくてはならないコントラファゴットを演奏します。間近で聴ける機会はないでしょう、是非会場にお越しください!


重松真央
福岡第一高等学校音楽科、平成音楽大学卒業。両卒業演奏会に出演。ファゴットを菊地保、馬込勇の各氏に師事。ウィーンフィル元首席ファゴット奏者ミヒャエル・ヴェルバ氏のマスタークラスを受講。第2回管打楽器ソロコンテスト木管楽器部門第1位。第61回南日本音楽コンクール入選。第17回九州音楽コンクール管・打楽部門最優秀賞。第53回熊本新人演奏会出演。第86回読売新人演奏会出演。 平成音楽大学「華麗なる音楽の祭典」において2年連続学内オーディションに合格。演奏会内でオーケストラとウェーバーの協奏曲(熊本県立劇場)、ヴァンハルの2本のファゴットの為の協奏曲(アクロス福岡シンフォニーホール)を共演。熊本フィルハーモニックアンサンブルとヴィヴァルディの協奏曲の吹き振りを行う。アルモニオーソ吹奏楽団(鹿児島)と自身の編曲によるベルワルドの協奏的小品を共演。これまでに横浜シンフォニエッタやNHK交響楽団特別コンサートマスター篠崎史紀氏を中心に結成されたマロオケ、九州交響楽団、九州管楽合奏団等の公演にも多数参加。 協奏曲を含むソロ、室内楽、オーケストラ、吹奏楽など幅広い演奏会に出演。また指揮者・編曲家としても活動し、指揮者としては学生時代より合唱、吹奏楽、オーケストラ等幅広く指揮を行い、最近はオペラや協奏曲を中心に精力的に活動している。また編曲作品は様々な演奏会で演奏され、プリマヴィスタカルテットにも演奏される。音楽理論やソルフェージュの指導も行い、多くの学生が音楽高校や音楽大学に入学後優秀な成績を出している。 現在福岡を拠点に九州各地で演奏活動や後進の指導を中心に活動中。福岡ジュニアオーケストラおよびアカデミー講師。熊本シティフィルハーモニーオーケストラ団長および副指揮者、“アーテムトリオ” “カエデシタン”メンバー、熊本県文化懇話会会員、早良市民吹奏楽団客演指揮者。X旧ツイッター
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