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閑話休題「ぼくが見てきた生徒」

閑話休題。

印象に残っている生徒を数人紹介しようと思います。
(なお、完全に偽名です)。イニシャルすら合ってません。

古田隆(よしだ たかし)君

・Y谷大塚のテストでも、志望校別のテキストでも
常に高偏差値を叩き出す優良児。性格も抜群によかった


「傘を忘れた中3の女の子が一緒に『友達』の男の子と相合い傘をして帰る。彼女は大きな彼の肩が傘からはみ出て濡れているのを見て一瞬かわいそうになるが、自分の逆の肩が彼の方に触れ、暖かくなっているのを感じ取って傘の位置を変えるのを辞める」このときの彼女の心情を120字で答えよ(男子校の問題)


これで模範解答とほぼ同じ答えを叩き出す。
※「ほのかな恋」とか「胸のざわめき」とか書いていた。

・5年の時にすでに中堅校の国語で99点を取っていた
(間違ったのは印刷がかすれていた「襲」の漢字のみ)
・印象的な先生がいた、ということで灘に行かなかった。
・東大を経て今は福祉関係の仕事をしている。

高橋 なつみさん

・実は某有名スポーツ選手の娘
・身長が小学5年の時点で170cmくらいあった。
・成績優秀、容姿端麗、態度良好、品行方正と、非の打ち所がない。
・周りの塾のクラスメイトも
「なっちゃんならしょうがないよね~」という感じ。
男子も「ほえー」というだけ。
・女子最難関の学校に合格するものの進学せず、
スポーツで有名な中学で陸上をやっていたらしい。

近藤 千佳さん

・いつもズボンを履いていた、男の子っぽい女の子
・みんなちーちゃんと呼んでいた。
・容姿は整っていたが、ちょっと不思議ちゃんだった
ぼくが中学受験部門から個別部門に写った時、真っ先に来てくれた生徒
・ゆるキャラ大好き。期間限定のゆるキャラを受験の日に渡したら
号泣していた
・受かったらもっと号泣していた

池田 光咲さん

・社長の娘。暗算が超得意
・社会の実力も相当にあった
・受験本番で緊張のあまり実力が発揮できず、バスケで有名な中学へ
・そして東大へ現役合格、演劇部へ

久保 光一君

・四年生まではクラスの賑やかし屋・関西でいう「ゴンタクレ」
・五年生のあるとき、クラスで一人残って泣いていた「勉強できんくて悔しい」
・そこから視力を1.5も落とす猛勉強、トップ校へ合格
・同会社のチューターを経て、大阪大医学部に現役合格。
・論文も公開されてるが英語とドイツ語の二種類があり全くわからない

青柳 透君

・算数はからっきしできないものの歴史の実力がかなりあった。
・普通は歴史マニアの小学生は珍しくないが、地理も公民もできた
・ただ、算数が足をひっぱったため、滑り止めへ
・徳川15代将軍、足利15代将軍、執権全員が暗唱でき、
天皇もほぼわかっていた
・よくぼくに歴史クイズを出していた。

山根 彩さん

・OGで、神戸で最難関の学校に受かりながら蹴って共学の路へ。
・その理由は「あのね、女は男がいないとダメなのよ

島田岳君

・実は今住んでいるところのそばに通っている
・サッカー部のキャプテン、生徒会長
・イケメンで身長180cm(中3で!)、大人気だった
スカウトされたこともあったようだ
・個人的にぼくの教育産業の歴史上最もイケメンな男

そしてぼくの最も心に残っている生徒

九条 一乃さん

・一番目だから一乃だそう。
・四人姉妹の長女。ぼくが個別指導をはじめたときからいた。
・四年生のときに奈良へ転勤。四年生までしか見ていない。
・その後、奈良の国公立付属に猛勉強で合格
わざわざ本社で裏方の仕事をしているぼくに電話をくれた。
・アイン「クリスマスプレゼントなににしたの?」
 いっちゃん「いらないから冬期講習受けさせてくださいってお父さんにお願いした」聖人。こんな子ぼくは知らない。

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