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【ベトナム経済コラム】イオンモールの海外事業戦略:国内では地方部、海外では都市部?

12月14日、イオンモールベトナムのハイフォン店が開店。現在、ベトナムにはイオンモールが6店舗存在していますが、北部の地方都市への出店は今回が初めてとなりました。
 イオンモールはベトナムでの出店を拡大する方針を立てていて、2025年までに20店舗まで拡大する計画を立てています。足元では、2022年にハノイ市Hoang Mai区に7号店をオープンさせる計画を発表しています。
イオンモールによれば、東南アジアではベトナムのほか、インドネシア、カンボジアの3か国でこれまで9モールを展開し、各国の大都市近郊にドミナント出店する戦略で地域における優位性を確保してきました。
確かに、ハノイ市ホアンマイ区は、ハノイ市中心部からも非常に近く、ハノイ中心部への入り口として、国道1号線、鉄道駅、郊外都市へ向かうバスターミナル、タクシー乗降場などの交通ターミナルが集約した好立地であり、アクセス環境が非常に良好です。
 日本国内では地方部における出店を進めてきたイオンモールですが、海外事業では都市部の好立地を抑えたドミナント出店戦略を進めていることは非常に興味深いです。

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