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~懐かしの国語教科書の名作たち①~

子どもたちと国語の教科書の音読や読み聞かせの授業をしていると、「懐かしい!」と思える数々の作品に出会います。私が小学生だった頃から、何十年経った今も変わらずに教科書教材として残っている物語がたくさんあります。印象深い言葉や、素敵な挿絵とともに、当時の教室の風景と重なって...とても懐かしい気持ちになるのです。今回は、そんな懐かしの教科書教材の作品の数々をご紹介します。   ( OnetoOne 池谷 )

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まずは、一年生になって、始めて出会う物語『おおきなかぶ』。「うんとこしょ、どっこいしょ、」という子供たちのかわいい声が聞こえてきます。

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次に、1年2組の子供たちが体育の時間に空に現れた大きなクジラの形をした雲に乗って旅をする『くじらぐも』。

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二年生の教科書では『スイミー』。仲間はずれにされていたスイミーが知恵と勇気をだして仲間と共に大きな魚に立ち向かっていくわくわくしたお話です。谷川俊太郎さんの名訳。

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そして、『スーホの白い馬』。馬頭琴という楽器ができたいきさつ、少年とスーホの悲しい物語。モンゴルの大草原の美しい情景が目に浮かびます。



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三年生教科書で出会った『モチモチの木』。弱虫だった豆太が、病気のじさまのために勇気を出して、真夜中のとうげ道をふもとの村まで医者様を呼びに走ります。その道中で、山の神様の祭り、灯のついたモチモチの木を見るという、挿絵も素晴らしい名作品です。

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続いて・・・「これは、レモンのにおいですか。」「いいえ、夏みかんですよ。」という印象的な会話で始まる『白いぼうし』。夏みかんの匂いを嗅ぐたびに、小学四年生の初夏の懐かしい教室を思い出します。

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きつねのごんと兵十の物語『ごんぎつね』は、今も四年生の秋に習います。切なすぎるラストには、何度読んでも心が締め付けられます。今後も語り継がれる日本の名作です。


今回は、小学校一年生から四年生の教科書の作品をご紹介しました。小学生の頃の懐かしい国語の時間の教室の様子や、子供だった頃の自分の感じた思いなどが、いきいきとよみがえってきませんか。今は掲載されていませんが、『チックとタック』や『太郎こおろぎ』『つり橋わたれ』なども、もう一度読んでみたい大好きな作品です。

国語の教科書の物語教材を通して、過去と今、そして未来がつながっている不思議な感覚を味わいながら、改めて、それぞれの作品の素晴らしさに気づくことができました。        OnetoOne  池谷りえ

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