東大の本の読み方

この本の結論は、本を読むときに「受動的」に読むのではなく「能動的」に読むことで読書の効率を上げ、自頭もよくすることができるというものだ。

また、「能動的」になるための5つの方法がこの本で説明されている。
この中で、私が興味を持った3つを紹介する。

① 仮説読み

仮説読みとは、簡単に言うと本を読むための準備のこと。
仮説読みは大きく2つに分類される。

⑴ 装丁読み
本の帯やタイトルを見て、本の内容を想像すること。

⑵ 仮説作り
この本は何を伝えたいのか?この本を読んで自分は何を学びたいのか?を明確に言語化すること。

仮説は間違っていても良い。その間違いに気づけたら、その都度修正していく。

この二つの読み方(これから紹介するすべての読み方)は、すべて付箋にまとめて本に貼っておくことで、後で振り返るときに使う。


② 取材読み

取材読みは、目の前に作者がいるという仮定して気になったことを取材しながら読む方法。
気になったことを質問にし、付箋にまとめる。
そして、その回答が見つかった時には、同じ付箋に回答を加える。

・追及読み(疑問読み)

取材読みの進化版。答えのない質問をすること。

例えば、「本に対する質問の8割は、本の中に答えがある」という文章がある。
この文に対して「なんで8割なの?」「サンプル数はいくつ?」という質問をすること。

書いてあることを鵜吞みにせず、疑問を持ちながら本を読むことで能動性が増して効率が上がる。


③ 整理読み

整理読みは簡潔に言うと、作者の言いたいことを抜き出しまとめる読み方。
整理読みは2つの方法がある。

⑴ 要約読み
作者の言いたいことを抽出し、短くまとめる読み方。

⑵ 推測読み
仮説読みや要約読みを利用して、次の文章の推測をしながら読む方法。


作者の意図をくみ取ることで、自分の意見を持ちやすくなる。


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