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ワンピースが教えてくれたこと

それは先週のこと

いつもお世話になっているコワーキングスペースで行われていたワンピースの展示販売会
その日わたしは主催講座の開催でその場所にいた
チラッと覗いてみたら、そこには色とりどりのワンピースが並び、たくさんの人が試着を楽しみ、笑顔があふれていた
「か、かわいい、、、」と思ったし、少しテンションが上がった気がした
でも今から講座があるからと言って、わたしはそこから立ち去った

その日の夜、ふとあの色とりどりのワンピースが頭によぎった
なんとも言えない気持ちが湧き上がる
ザワザワでもなく、鬱々でもなく、なんだろう、この感覚は、、、

わたしは自分を深堀することが好きで、何かあるとすぐノートを取り出し書き出すクセがある
このなんとも言えない感覚、気持ちがなんなのかを書き出すことにした

あ〜そういうことか
わたしは羨ましかったんだ
誰がどう見ても色あざやかでかわいいワンピースを着こなしている人が!

わたしはワタシ、これが私ですけど何か?みたいなスタンスだったわたしは、いわゆるキラキラ女子が苦手(笑)
そういう人たち(どういう人たちよ!)の前ではいつも一歩引いていた
これまでも何度となくそういう状況を経験し、その度に自分に苦手意識を植えつけてきていた
「わたしには関係のない世界」と決めつけていたのだ

あー、、、あんなにいつも講座で「自分メガネでモノを見てるよ、バイアスかかってるからバイアスはずそうね、自分の思いこみやとらわれに気づこうね」ってお伝えしているのに、わたしめちゃくちゃとらわれてるやん!!
あんなの着る人たちは別世界の人たちだって
自分には関係ないって
あわわわ、これはマズイ
「自分の殻から抜け出したい」
そう気づいたわたしは翌日ワンピースの展示販売会の会場に出かけることした

その日は日曜日で雨も降っていた
正直出かけるのは面倒だった
数時間葛藤を繰り返し、ようやく重い腰を上げて出かける準備をした
会場に着き、一晩どんなことを考えてきたのかを主催者の方にお伝えして
試着するワンピースを選んでもらった
自分で選ばなかったのは「いつもの自分」から抜け出すため
これ着てみてと渡されたワンピースは、かわいいピンクの花柄だった
え、ピンク?花柄?着たことない、、、大丈夫?似合う?
頭の中では思いこみが騒ぎ出したけど、それを振り払って試着室へ
試着室から出てきたわたしは恥ずかしいやら照れくさいやらでどうしていいのかわからず直立不動だった
その場にいた人たちから、かわいい!似合ってるよ!と励まされ
くるっと回ってみてと言われリクエストに応えるも回り方がわからずぎこちない回転に(笑)
でも、あきらかにテンションは上がり、心おどった
わたしの中の何かが弾けた瞬間だった
そして、そのかわいいピンクの花柄ワンピースはわたしと一緒に帰宅した

ワンピースに袖をとおすまでのわたしは、こんなのどこに着ていくの?着ていくところなんてないよーなんて言っていた
でもワンピースに袖をとおした瞬間、その思いこみは消えた
着たい時に着ればいい、どこにだって着ていけばいいんだって

その4日後、わたしは真新しいワンピースを着てあるイベントに出かけた
いつもなら自分から参加するようなイベントではなかったけれど、そのワンピース展示販売会を主催した方からのお誘いだったのと出かける場所が欲しかったので参加することにした
イベントの開始時間は18時30分
そのイベント会場までは自宅から電車を乗り継ぎ30分くらいのところだから少し早めに着くようにしたとしても家を出るのは17時45分で十分だった
なのにその日は昼からソワソワ
どんなメイクにしようか、どんな髪型にしようか、靴はどれにする?バッグは?アクセサリーは?
あーでもない、こーでもない
どうやって「わたしらしく着こなすか」を何時間も考えていた
そうして準備を整え家を出たわたしは、いつもより姿勢よく歩くスピードもゆったりとしていた
わたしはこのワンピースに合う自分になる意識をしていたのだ!

わたしの思いこみをはずしセルフイメージを高めてくれたこのワンピースの名前は
「一枚で未来を変えるワンピース」
まさにそのネーミングどおりのワンピースだ

姿勢がよく立ち姿が美しいそのワンピースデザイナーさんと話しているうちに気づいたことがある
わたしが苦手としていたいわゆるキラキラ女子は、そのたゆまぬ努力によってできているのだと
ただ着飾っているのではないことにやっと気づいたわたしは自分の偏った思いこみを反省した(ごめんなさい!!)

どんな人にも何かしら思いこみやとらわれがあるもの
でも、それにいち早く気づき、とらえ方を変えていく
その先には新しい可能性が広がっている
こんなのムリ、そんなことできないと思っているとその可能性は閉ざされる
わたしたちには無限の可能性がある
が、その可能性を狭めているのは自分自身だ
一枚で未来を変えるワンピースが教えてくれたこと
それは自分の可能性を自分自身で切り開くこと
いつもの私から新しいわたしへ









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