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ゴルフスイングを簡単にしたい!と思うならボールが飛ぶメカニズムを学ぼう

from 山﨑 博之

ゴルフ上達には沢山の練習が必要なことは間違いない事実です。練習で多くのミスをしながらPDCAをしながら上達します。でも、もうちょっと時短したいと思っているのであれば、知識が必要です。

今回は、ボールが飛ぶメカニズムとよりまっすぐ飛ばすための方法を説明してみますね。知識をつけて、沢山練習して、ゴルフの奥深さを楽しんでください。

1.今日のゴール

私でも”飛距離アップが出来る”という自信が持てる。まずは、女子プロのスイングと飛距離を見てみます。彼女たちがなぜ遠くに飛ばすことが出来るかを説明します。最後に、飛ばすために必要な練習方法をお伝えします。

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2.女性でも200ヤード飛ばす方法

多くの女性ゴルファーは平均飛距離100~150ヤードです。初心者のころであれば、100ヤードがやっとかもしれません。それは、クラブを振る運動に慣れていないために起こります。

ラウンド経験者でも200ヤードを飛ばす女性はあまりいません。体力的な問題も出てきます。が、ゆったり振っているのに200ヤード近くを飛ばす女性もいらっしゃいます。

ここでは、小柄ながらも200ヤード飛ばす・男子プロ並みに飛ばす・世界一飛ばすの3つのスイングを比較してみましょう。

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まずは、小柄でゆったりしたスイングながら200ヤード以上飛ばす女子プロの代表格、アンソンジュ選手。2018年国内女子ツアーLPGAの賞金女王になり、まっすぐ飛ばす能力は他の選手を大きく上回っていました。平均飛距離240ヤードです。スイングを見てみましょう。

次は、男子並みに飛ばすツアープロといえば、アリヤ・ジュタヌガーン選手。2018年世界ランキング1位をマークし、平均飛距離260ヤード。300ヤードも飛ばすと言われています。この動画も、272ヤードを3Wでワンオン!

最後は、飛距離だけを争うドラコン選手たちの試合の模様をご覧ください。女性でも300ヤードを超えてくるんです。すごいスイングをしていますよ。

色んなパターンのスイングがありますよね。彼女たちは戦う場所がそれぞれ違うので、スイングも様々です。もしあなたが、ラウンドでOBが出ないスイングをしたいのであれば、ドラコン選手のスイングを真似てはいけません。

3.飛ばすための3大要素

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3パターンの女子プロのスイングで、共通して言えることは飛ばしの3大要素を見据えて打っているということです。

実はこの3大要素をあまり知られていないです。以前レッスンをしていたころに、生徒さんに3大要素をお伝えしただけで飛ぶようになりました。

多くのアマチュアは、とにかく振ればいい!と思っているようです。が、それが一番重要ではないのです。3大要素の前に、ボールが飛ばすために人に依存するものと、ものに依存するものがあります。

人に依存するもの スイング

モノに依存するもの スイング・インパクト・ボール弾道

あれ?振ればいい!と思っていても、それはスイングの部分だけだった。ということになります。

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なので、ものに依存する部分=クラブ・シャフト・ヘッド・ボールも、ちゃんと準備する必要があります。この辺は、フィッティングの話なので割愛。

飛ばしの3大要素は、上図の赤い枠の3つです。これが適切だと飛びます。

飛距離=①ボール初速×②打出し角×③スピン です。**200ヤードを飛ばしたい場合 200ヤード=54m/s×16度×2700rpm  ** 人に依存する部分は「54m/s」のボール初速です。ものに依存する部分は「16度」の打出し角と「2700rpm」。

ボール初速は打った瞬間のボールのスピードです。これを出すためにはヘッドスピード35m/sでミート率100%が必要です。この35m/sは初心者の男性や女性でも出るスピードです。

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4.どんなスイングをすると飛ばせるの?

普通のスイングスピードで振れば、計算上200ヤード飛びます。ではなぜ、飛ばないのか?それは、「ミート率が悪いから」です。

ミート率とは、ボールの芯とクラブヘッドの芯がちゃんと当たること。どちらかが芯を外していれば、ミート率が低くなります。下の写真でいえば、クラブヘッドは真ん中の白いところです。

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ミート率を100%にするには、自分が気持ちいいと思えるスイングを繰り返しできることです。それがなぜかを説明していきましょう。

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気持ちいいとは、無理せず・疲れないで、という感覚です。ですので、無理せず繰り返しできるスイングとは、ズバリ振り子の動きをイメージします。

振り子は、いつも同じ動きで、左右対称で、一番下に戻ります。一番下とは、ゴルフでいえばボールがある場所です。ですので、一番下のボールに必ずクラブが戻ってくること、何度もつかれず同じ動きが出来るということは、ミート率を上げやすいという理屈です。

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この振り子の動きをスイング練習に落とし込むと、「連続ティー打ち」という練習方法があります。ボールではなく、ゴムティーを打ちます。フィニッシュに行ったら、戻りながらトップに戻る。それを何度も同じテンポで動かすことが出来るようになると、振り子の感覚が出てきます。

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ミート率が上がり始めたら、次はスピードを上げることです。強くではなく、早くです。アマチュアゴルファーを見ていると、強くボールを打とうとしています。強くすると力の緩急のコントロールがしづらいので、ミート率が下がると共に、ボール衝撃に負ける場合があります。ですので、あまりお勧めできません。

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上記の「連続ティー打ち」を続けながら、スピードアップしてください。そうすると、全身で動かす感覚が出てきます。それが飛距離を出すスイングの感覚です。あとは、素振りと練習の繰り返しです。

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最後にもう一つ、飛距離アップに必要なことが「柔軟性」です。やわらかい体の方が、無駄な動きなくクラブが大きく動かせます。大きく動くということは、振り子が大きくなり、スピードを上げやすい動きです。

5.まとめ

ボールが飛ぶメカニズムが頭で理解できれば、やるべきことは決まってきました。「ミート率を上げること」そのための考え方が「振り子の動作」、練習が「連続ティー打ち」ということでした。これで、あなたもドラコンが獲れる。(知識的には)

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