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渋谷区初!Park-PFI制度を活用した渋谷区立北谷公園がオープン

~イベントスペース活用も可能な先進的スポットが誕生~


100年に一度と言われる大規模再開発が進み、日々成長し続ける都市・渋谷。
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渋谷スクランブル交差点から徒歩7分、神南エリアに位置する「渋谷区立北谷公園」が4月1日にオープン。以前は自転車やバイクの駐輪や短時間の休憩の場として利用されていた公園が、飲食施設の併設やイベントスペース活用ができるようになり、地域活性化の新たな拠点として生まれ変わりました。今回は渋谷区立北谷公園の指定管理者である「しぶきたパートナーズ」に、リニューアルの経緯やイベントスペースの利活用についてインタビューしました。

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この春、代々木公園やLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)のほど近く、セレクトショップやカフェが軒を連ねる神南エリアに「渋谷区立北谷公園」(以下、北谷公園)がオープンしました。敷地内には青々とした木が茂り、いたるところに白木のベンチが設置されています。4月28日には「ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ」がオープンしたこともあり、ベンチではのんびりとくつろいでいたり、コーヒーを飲みながらパソコンを操作していたりする人もみられ、なんとも居心地の良いスポットです。


北谷公園は、渋谷区初の「Park-PFI制度」を活用した先進的な公園です。「Park-PFI制度」とは都市公園において飲食店、売店等など利便性向上施設を設置又は管理を行う民間事業者を公募により選定する制度です。事業者が設置する施設から得られる収益を公園整備に還元することで、公園管理者の財政負担を軽減、都市公園の価値向上、公園利用者の利便性を向上させる新たな整備・管理手法として2017年の都市公園法改正により新たに設けられました。


今回は「Park-PFI制度」を使った公園の利活用、イベントスペース利用のHOW TOなどを、北谷公園の指定管理者「しぶきたパートナーズ」の代表企業である東急株式会社の河合さん、西嶋さんにお話を伺いました。

*しぶきたパートナーズについて
渋谷区の公募により北谷公園の指定管理業者に決定した「しぶきたパートナーズ」は3社から構成されており、施設の維持管理を含めた総括管理を行うほか、周辺店舗や地元企業を巻き込み、地域の賑わい創出および地域活性化の拠点となることを目的とする自主事業を行います。役割分担として代表企業の東急株式会社が全体統括および統括管理を行い、株式会社CRAZY ADは広場運営業務、株式会社日建設計は広場運営および地域連携業務を担っています。


―北谷公園に伺ってみて、自然を感じながら思い思いにゆったりと時間を過ごせる渋谷の新たな拠点が誕生した、という印象を受けました。北谷公園の概要を教えてください。

北谷公園は『-YOUR CANVAS PARK-公園で描く自分色』をコンセプトに交流と発信のある時代を先駆ける新しい公園を目指しています。 面積960㎡の空間と高低差のある地形を最大限に生かし、階段状に設置されたベンチのスペース、公園内に新設した2階建ての建物にはブルーボトルコーヒーが渋谷エリア初出店。屋外・半屋外の広場はイベントスペースとしても活用でき、用途に合わせて利用できるような構成となっています。

―渋谷区初Park-PFI制度ということで、どのような経緯で活用することに至ったのでしょうか?

従前の北谷公園は、自転車やバイクの駐輪、短時間の休憩利用が主でしたが、地域の賑わい創出・活性化の拠点を目的として、渋谷区がPark-PFI事業として入札公告を行いました。
神南エリアはクリエイティブで感度の高い地域プレイヤーが豊富であり、地域特性を生かし、プレイヤーの持つコンテンツやノウハウを活用するなど、地域との連携を図ることで、より魅力ある公園、エリア価値向上に寄与できるという確信がありました。公園のポテンシャルを最大限に生かすことが可能な企業の組成により、応札を行いました。

―Park-PFI制度を使うメリットはありますか?

Park-PFI制度は特例措置が設けられており、建蔽率の緩和により、民間収益施設の活用が可能となります。今回新設した大屋根施設も緩和の対象となっており、カフェの利用者から公園利用者まで、公共施設としての機能を発揮し、幅広い利用者にご利用頂いております。
建物内のカフェと公園部分が一体利用として機能することで公園利用者の利便性向上が可能となり、公民連携のメリットを最大化させることが北谷公園のPark-PFI制度のポイントです。

―公園維持管理費を抑えるだけでなく賑やかしが図れており、時代の先端を行く公園であることが分かりました!

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―整備前と比べて変化があった部分はありますか?

当公園の開園により、神南・宇田川エリアの人の動きが変わりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オープンエアの需要が高まっている中、北谷公園は公園周辺施設・店舗を周回し、気軽に休憩できる公園として機能しています。整備前の喫煙所と駐輪場だった公園と比較すると神南エリアに対しての波及効果、エリアのブランド力を上げていくような場所になる可能性を改めて感じています。

―神南・宇田川エリアが作り上げてきた、今までの文化に寄り添う公園ができたということですね。

エリアの色はさらに出していかなければならないポイントだと思っています。エリアを盛り上げるためのひとつの手段として、クリエイティブで感度の高い神南エリアになじみやすい飲食店を誘致できたことは、より地域の方や神南エリアに訪れた方に親しみをもってご利用いただけると考えています。今後は、周囲の様々なプレイヤーと連携することに取り組んでいきたいです。その上で、「まちのリビング」のような風景を日常的に生み出し、地域の方々とともに交流の場、憩いの場となるような公園を目指していきたいと思います。

―北谷公園には大屋根エリア・ランウェイエリア・ステージエリアの3つの広場がありますが、イベント主催者が借りることは可能でしょうか?

北谷公園のホームページより随時、問い合わせを受け付けていますので、イベントとしてスペースを使用したい方はお気軽にご相談ください。指定管理者の事業として日常的に、ランチ需要に応えるフードトラックの出店や期間限定でストリートエレクトーンを設置し、地域に開かれたイベント等を開催しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、多数の企画イベントが中止となっていますが、地域との共創により、北谷公園独自のイベント開催を今後も積極的に企画し、神南・宇田川エリアのブランディングに繋がるような発信もしていきたいです。

▽この続きはこちらから!

https://bit.ly/3c6xyZ4

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プロフィール写真①

朽木 さや香 / Sayaka Kuchiki
2021年入社。
渋谷のお気に入りグルメは「そなや」の餃子と「Bistro Rojiura」「Tokyo kenkyo」でのモーニング。
SEVENTEENのファンで、渋谷エリアジャックの度に無上の幸せで満たされている。


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