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春と深呼吸

満開の桜と薄い水色をした空と
柔らかな風が心地よい四月上旬。

冬の間に色んな事を整理して
新しい気持ちで迎えた新年度。

働くことを休んでいる私は
必然的に関わるようになった人々が出来て
数年ぶり社会というものに触れている。

年齢も違えば育った環境もちがうと
色んな考えや言葉を選び使う人がいるんだな
と思い知らされる毎日。

新しいことを受け入れて咀嚼して
けれど、自分の揺らぎたくないものは
持ち続けながら人との距離をはかる
まるで学生時代のクラス替えした新学期みたい。

そんな日々は刺激的で新鮮だけれど...
ふと、今まで大切にしてきた人達が恋しくなる。


時々連絡を取り合うし、
SNSで近況も知っている。知っているからこそ、
お互いが忙しいのを知っていて
会う予定をたてるのを躊躇ってしまう。

複数人より二人で会うことがすきで
いつも一緒は苦手で、
自分と他人の境界を緩やかにけれど
明確に分けて接してくれて、
ひとへの言葉を大切に選ぶ
そんな私に似た友人たちに会いたくなる。

...連絡してみようかな。
近々じゃなくても季節が変わったあとでも
私の今までを知って受け入れてくれている
友人たちに会いたい。

新しい環境にバタバタとしていて
呼吸することを忘れてしまいそうになる
慣れていけばこれが日常になるこの毎日。

その中に心の底から深呼吸ができる
友人と過ごす時間も組み込んでいけたら
いいな。

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