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普遍性のあるテーマのつくり方:映画『Shall we ダンス?』から読み解くプレミスの重要性

前回の原稿の繰り返しになるが、ストーリーはテーマを伝える(語る)ためにある。しかし、このテーマとはどのうようにしてつくり出されているものなのか、ほとんど分析されることは少ない。

日本の映画マーケットは原作がヒットしたものでければ集客できないマーケットなので、オリジナル作品はほとんど作りにくくなってきている。ヨーロッパ向けのアートフィルムは作家性によって、作品が売れる場合もあるが、ビジネス面ではリクープすることは難しくなってきている。

日本の原作がハリウッドでリメイクされるのは稀なことで、しばらく前に遡るが、1996年に公開された周防正行監督の映画『Shall we ダンス?』はなぜ、リメイクされたのだろうか。

公開当時、国内で大ヒットした結果も理由の一つだが、この作品にはハリウッドも受け入れた重要なテーマ(プレミス)がある。作品分析をすると見えてくる。

前回掲載している原稿ともリンクしているが、プレミスの本質を知りたい方へお伝えるするために今回は有料原稿にしました。ご興味ある方は購読いただけると幸いです。

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