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[韓国語会話]単語 使い分け 「混ぜる」は 비비다?섞다?

 初級段階でよく誤解を招きやすい単語の中で「비비다」というのがあります。食べ物の「ビビンバ(비빔밥)」という単語でよく馴染んでいるからです。
 この「비비다」ですが、辞書やネットなどで調べると「混ぜる」として出ています。しかし、反対に日本語の「混ぜる」を調べたところでは、たくさんの単語が出てきてしまいます。
 ちょうど我が家の今日の晩御飯が、上↑の写真の「비빔밥」でしたので、書いてみます。^^;

비비다;「混ぜる」の意味で使うのは食べ方の場面のみ

 「비비다」は辞書によると、「ふたつの物体を合わせて擦る」「合わせて揉む」と出ています。例えば、寒くて両手を揉むとか、の時も「비비다」を使います。
 そもそも「ビビンバ」や「ビビン冷麺」は、日本のどんぶりのような、食べながら混ぜる物ではなく、コチュジャンタレ(ヤンニョム)と具材が、ご飯や麺に満遍なく絡むように、食べる前の動作が必要です。
 つまり、「비비다」は、その手や腕の動き自体を意味します。
 また、ほとんどは食べ方に使うので、例えば食べ物では無い砂などを見ながら「비벼서~」を言う人はまず居ないのです。

*비빔밥은 잘 비벼서 드세요
(ビビンバはよく混ぜて召し上がってください。)

섞다; 「混ぜる」の意味として場面を選ばずに使える

 頭の中で日本語の「混ぜる」をアウトプットしたい時に、もし迷ったら 「섞다」を使えば間違えないです。食べ物や料理のレシピでも、色でも粉でも、なんでも通じます。

*빨간색에 하얀색을 섞으면 핑크색이 돼요.
(赤色に白色を混ぜるとピンク色になります。)

젓다; 道具にフォーカスがある「かき混ぜる」

 「젓다」は、そもそも固形にはあまり使わないと思ってください。飲み物にマドラーを使って混ぜるとか、スープなどを、沈殿しないようにスプーンなどを作って、底にあてて回すような動作に使います。

*뜨거운 물을 붓고 스푼으로 잘 저으세요.
(お湯を注いでスプーンでよくかき混ぜてください)
※「붓다」と「젓다」は、「ㅅ 不規則活用」なので注意!

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